黄昏時

昔懐かしの少年ジャンプで連載されていた某・漫画の自己満足度MAX二次的文章駄置き場です。

弥月 2

2017-07-27 09:01:00 | 二次・弥月

ーーーーーーふざけているよな。


あー、ふざけている。

多分、ふざけている。


いや、ふざけているようで実は裏がある。と、思う事にした。


卍丸の奴が自分を態々呼びに来た程のお呼びという事なんで、遠方の地より急ぎ塾へと戻り(門からではなく一部の三号生が利用している特別な入口がある)三号生居棟の筆頭室へと向かった。


なのに、、、



「特にこれと言って用などはないのだが。」

自分を呼んだ筈の当の三号生筆頭殿は、何故か呑気な口調でそう言い放ってきた。


はあ、、、そうなんすか?!

となると、自分、すんげえ暇を持て余す形になっちまうと思うんですが、、、


「これ以上貴様が遠征地に出向く必要は無い、御苦労だった。『これまでの疲れも少しは癒せただろう』。

よって明日より、貴様は一号生として通常通りに登校をするが良い。」


とか、言っておられるのだが、、、筆頭殿、、通常登校だってよ、通常登校。

それに、、疲れも癒せたって、何だ??ひょっとして、それはあの暇でぼーっとしていた時間の事か??


んー、、、、ま、良いか。


で、男塾は全寮制と聞いていたんで寮に行ったら行ったで「貴様の為の空き部屋など無い、野宿なり何なりして自力で通え、馬鹿者!!」と、変な髪型したおっさん(寮長)が言ってきた。

まあ、そういう事なら、、ってんで自宅から通うことにした。


いや、楽だなおい。


歩いて通えない距離ではないからな。

ま、そんなこんなで今はダラダラと塾に向かって歩いている最中だ。


塾指定の鞄を肩から斜め掛けにして、両手をポケットに入れた状態で歩いている。



「どけどけどけーーーー!!」

と、後ろから何やら賑やかな声が聞こえて来た。

何事かと振り返ってみると自分よりも小柄な奴と、メガネかけた短髪の奴、それに愉快な髪型をした奴の三人組が豪快に朝の通学路を駆け抜けていた。


「どけーっ!!」

自分の横を通り過ぎる際、愉快な髪型をした奴が焦った顔しながらそんな事を言っている。

ドシッ!!メガネの短髪君は自分の横を通り過ぎながら、当然の様に思い切り良く体当たりをしていた。


「おー、、なんだあお前、女みたいな顔しているなあ。」

可愛い顔付きはお前もだろ、、、と、言ってやりたい自分よりも小柄な奴は通り過ぎる際にそんな事を言っている。


で、自分を追い越してから暫く経った後で何を思ったのかその足を止め、三人揃ってガバッと、その両手を各々の尻に回していた。


「??」

何してんだ、あいつ等。


そう思いながらも自分のペースで歩いていると、三人は何やら自分達の身の回りをやたらと気にしだしている。


本当に何をやっているんだ?!あいつ等。

訳が分からんのだが、、

そう思いながらも首を傾げていると、、、


「松尾ーー、秀麻呂ーーー、貴様等、己の背後、更には下半身は無事かーーーー!!!」

って、、下半身はって、何だよ、下半身はって、、朝っぱらから艶めかしい表現を堂々と、しかも大声で発しているんじゃねえよ。


この清々しい筈の朝っぱらから、訳の分からない事をメガネが他の二人に語りかけているのを見て思った。

どっちが松尾でどっちが秀麻呂だ?

まあ、どっちでも良いが、、、小柄な方が秀麻呂とかいう奴っぽいな。


「おう、、無事じゃあ。」

「俺もだ、異常ねえ。」

「よし、では行くぞ、この前は赤石先輩に同じような事をしてエライ目にあったからなあ。」

「おう。」

「そうじゃったなあ、、」


なんてな事を叫びながら、奴等は何事も無かったかのようにして走り去っていた。


「そう言えば今の奴もわしらと同じ男塾の制服じゃったのお。」

「見た事ない顔じゃが、一号生なのかのお?。」

「転校生の話は聞いていないけど、、、」


三人はそんな会話を交わしながらも時折コチラに視線をチラチラと向けつつ、やがてはその姿を消していた。



「、、、、、、、、、、何で気配を消して人の後ろに立っているんだ?お前。」

三人の後ろ姿を見送ってから暫くした時、後ろに何やら気配を消した状態で立つ奴がいた。


「・・・ふっ、、気が付いたか。」

ソイツは自分の言葉に何ら動じる事も無く、その口元に涼やかな笑みを湛えていた。


白い鉢巻がその背中を流れている、顔立ちは整っている方だろう。


「、、、その制服、俺達と同じ男塾のものの様だが、、、

そう言えば入塾式から一度も登校して来ていない奴が一人いたな、、、席はあるのだが、何時も空席の場所がある。

あれは、お前の席か?!」


鉢巻のソイツは自分を見下ろしながら、そんな事を聞いてきた。


「、、、、、かもな。」

自分の返事を耳にしたソイツは納得をしたのか、頷くと静かにその言葉を続けてきた。


「そうか、俺は一号生筆頭、剣 桃太郎だ、お前は?!」

「綾乃森 弥月。」

「みつきか、よろしくな。」


ポンポン。


程良い位置に自分の頭があったせいか、奴が自分の頭に掌をその手で軽くぽんぽんとやってきた。

いや、お子様じゃねーんだからその対応は止めろよ。

そう思いながら奴を軽く睨んだのだが、その効果は全く無かったようだ。








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