黄昏時

昔懐かしの少年ジャンプで連載されていた某・漫画の自己満足度MAX二次的文章駄置き場です。

案内

2027-07-26 15:10:43 | 案内

二次的自己満文章案内



・嘗て週刊少年ジャンプにて連載されていた「魁!!男塾」の二次的文章置き場です。

・次世代である「暁!!男塾」も置いています。

・作品としては全体的に長文になっています。

・オリキャラが登場します。




新作横にはが付いています。



魁編

弥月          10 11 12 13 14 15 16 17 18

氷咲          10 11 12


番外編

浮舟  

兄妹

約束 暴露


魁編・短編

初対面 突破口 帰るか ごろ寝



暁編

莉桜     

斎希   


番外編

月影

冴蔵 専属 花冠


暁編・短編

お弁当

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弥月 18

2017-09-21 15:47:04 | 二次・弥月
 
その模様は、、なんだ?!

そう問われ、声のした方へとその視線を向けた。


「?!影慶??何をしているんだ、お前は、、良いから寝ていろ、動くな。」

そんな自分の言葉なぞ構う事もなく、奴はその焦点の定まらぬ目でこちらを見ながら今一度同じ言葉を繰り返していた。


「お前の腕にある、、その模様は、、なんだ?!」











・・・・・・・・・・・・あー、、駄目かも知れん、自分。

そう思ったのは、八連の長城に着いてからのことだった。

何だか知らんが、体が言う事を聞かん。


眠い。

兎に角、眠い。


あんなにも寝ているというのに、、まだ眠い。

これは、、あれだ、お師匠様に「何か」を仕掛けられているのかも知れない。

通常では有り得ない程の睡魔だ。


駄目だな、自分。

これじゃあ、長城を歩くのすら無理だ。


そう思った所で、視界が思い切り良く暗転した。

それまで気力で何とか乗り切ろうとしていたそれが潰え、深い眠りに落ちてしまった瞬間でもある。


「?!」

「弥月?」

意識を失うかのようにして立ったまま深い眠りに落ちてしまった自分のその体は、それを支える術を失いそのままその場に崩れ落ちていた。


それを近くにいた富樫が、咄嗟に受け止めてくれていたようだ。

お陰で自分はその体を長城の固い地面にに強打することもなく、奴のその腕によって助けられていた。


「ねーちゃん?!どうしたんじゃ??」

「分からん、何だか知らんが急に、、、」

それに気付き、虎丸だけでなく剣も、伊達も、、そして三面拳にJ、、、という感じで、周囲に居た連中がこぞって自分の異変に驚き、集まってきている。


「何があって、どうしたんじゃ?」

「見たところ、眠りについているようではあるのだが、、、」

自分のその呼吸を確認し、しかし、その余りにも通常では有り得ないその状態に、剣が困惑の色を示しながらもそう答えていた。


「置いていくが良い。」

「?!」


それは八連もまだ開始されていない、詫生石の儀式が終わったところで起きていた。

司祭であるお師匠様、王 大人の術が余裕で届く範囲内、、加減次第、状況次第で可能な、そんな便利な術がある、、多分、それをかけられた。


そんなお師匠様の言葉に反応して、自分の様子を伺っていた剣がその顔を上げていた。

その目が、ジッ、、とお師匠様のその目を見据えている。


「桃、、ここはそうするしかあるまい、このおっさん達に任せるより他なさそうだ。」

との伊達のその言葉に、剣はいまひとつ納得がいかないようではあったのだが、結局はその言葉の通りに自分のその体を受け渡すしかないと判断を下した。


そういった経緯もあり、自分はそのまま白い集団の手によって医務室へと直行させられていた。

正しくは、医務室奥の控室。

そんな感じの場所が、こじんまりとした隠れ家のようにして備え付けられている。


そこで自分がその目を覚ましたのは「全て」が終わった後だった。



「目が覚めたか、弥月。貴様の事、恐らくはその心の赴くがままに動くであろう。

そうなってはこちらとしても遣り難い、よって、隙を見て貴様の体に念術を捻じ込ませておいた。」


あ、、、やっぱり。


さり気無くやられていたんだな、自分。

そう感じながらも、狭い部屋いっぱいにある決して広くはないベッドの上で自分はその身を起こした。


「・・・・・弥月、貴様、、、「看る勇気」はあるか?!」

そんな自分に向けて、お師匠様がそんな言葉を吐き出していた。


看る、、勇気?

最初はその言葉の意味が理解できずにいた、だが、それが何を意味しているのか、、時を置いたその後でそれを理解することが出来た。


たっぷりと眠りについていたので体力的にも気力的にも、処置を行うには十分すぎる程の余力が今の自分には備えられている。

ここで「看ない」という選択肢は自分には無かった。



「・・・・・・・・・・・・・。」


流石に、深呼吸をゆっくりと行わなければ自分のその気持ち、落ち着かせることが叶わなかった。

奥の小部屋を出て、最初にその視界に飛び込んできたのは、、卍丸のそれだった。


他に、、三人。

死天王全員が、ズラリとベッドの上に横たわっている。


そして、、、その視線を更に横に転じてみれば決して軽傷ではない筈のその状態で、横たわる四人のそれを見据えている男が一人。

三号生筆頭、大豪院 邪鬼、彼がその身に傷を負いながらも尚、その体を起こし横たわる四人を見守るかのようにして立っていた。

兎に角、座れ、いや、、あんたも大人しく横になっていてくれないだろうか、、そうは思ったのだが、この男がそうすることはなさそうだ。


では、、、どうするか、、、


「そこに立っていられては此方の気が削がれる、頼むからここに座るかそれともそこに横になるか、どちらかを選んでくれると有難いのだが、、、」

そう声を掛けると、筆頭殿はその体をズッシと丸椅子の上へと下ろしていた。


しまった、差し出す椅子を間違えたか、、一瞬そう思ったのだが、生憎とこの部屋にはその体に見合ったそれがない。

申し訳ないが、それで我慢していただくしかないだろう。


そう思いながらも、目の前の卍丸からその処置を開始しようとした。


「何をしておる。」

「?!」

それを目にしたお師匠様が、去り掛けていたその足を止めていた。


「まさかとは思うが、、貴様、そのなりのまま処置を施していたのではあるまいな。」

「え?!、、、あ、はい。」

お師匠様の厳しさを含んだその言葉に、少々戸惑いながらもそう返した。


「軽いものを扱うのではない、なのに、己自身のそれを堰き止めた状態で施しては、、後々己自身にも響くことともなるぞ、処置を行う際は己の堰き止めてあるものを解除せよ、処置は、、それから行うが良い。

わしは、他の者達を看てくる。」


そう言葉を残し、お師匠様は他の部屋へと移動をしていた。

自分の中で堰き止めているもの、それを自由に流した状態の上で、行え。

お師匠様は、そう仰っている。


自分の中で堰き止めているもの、、と、なると、、、、

自分はその胸元を見下ろしたその後で、そこに腰を下ろす筆頭殿にその視線を移した。


コクリ、、と頷きが返ってくる。

じゃあ、ちょっと失礼して、、、

自分、少しこの場を離れます。


直ぐ戻ってきますんで。

そう伝えてから、自分はあの狭い部屋へと飛び込んでいた。


あー、、、なるほど、お師匠様に指摘された通りこの方が色々と把握しやすく、そして、、対処がしやすい。


女としての胸の膨らみを抑えているくらいならどうってことないだろうと思ってはいたのだが、、こうして窮地にある状態、しかも複数人に対して処置を連続で行わなければならない場合は、そういった僅かと思われる部分にも気を使わなければならなかったのだな。

とはいえ、、、一応は自分はこれでも男塾の塾生だしな、、といった思いもあって、その部分については放置したままに処置を行っていた。


胸を抑え込むことにも慣れてしまっていたが為に、注意が疎かになってもいた。

それなりに抑え込んでいることは確かであった、、そして、流石にこの状態で男塾の制服を着ることには抵抗がある。

なので、それらを脱いだ上で臨んでいる。


とはいえ、男塾の制服のその下には紐でウエストを締めることが可能な黒のパンツに、上はあの上着を着ている。

今回はその腕の包帯の締め付けも解いている為に、利き腕は半袖状態となっている。


そして、卍丸に対して処置を始めてから間もなく、、

意識もなく眠り続けていた筈の影慶がその目を開くと、その視界に入ったのであろうな、、息も絶え絶えといった状態で自分に対しそう問い掛けていた。








 弥月17へ 案内 

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ごろ寝

2017-09-20 19:51:27 | 魁編・短編

、、、、、怖いんだが。

こいつ、何で息をしていないんだ?!

いや、正確にはちゃんとしているんだが、していねえように見える。


寝てたら最低限寝息くらいは出るんじゃねえのか?!それなのに、、こいつ、寝付くと同時にその呼吸が停止、、いや、停止はしていない。

していないのだが、停止しているのかと思う程に少ない?!呼吸で寝ていやがるんで、それが俺は怖いんだが。


寝るなら寝るで、豪快に寝ろ!

とは言わんが、最低限呼吸をしている事を確認できる程度の寝息くらいはたてろ。


センクウの奴も大人しく寝る奴だが、ソイツでも寝ている事くらいは分かる程度の寝息はたてている。


なのに、何だ、お前は、、、

どんなに耳を澄ましても、聞こえてくるのは周囲にいる虫の声ばかり。

お前、本当に息、しているんだよな?


らしくないとは思いつつも、コイツのその余りにも静か過ぎるそれに、俺は正直言ってたじろいでいる。

その肌が白いこともあり、一層その思いを掻き立てる。


!!

見えるから気になるんじゃねえか。

そう思い、自分のマントを頭からスッポリ被せて奴のその身を隠す。


見えなくなった。


が、、、今度は、、マントが黒いのがいけねえのか?!

余計に、あれだ、、、、その下でピクリとも動かず、寝息も聞こえずでは、、、、、、却下だ。


、、、、、、。

では。

と、言うことで火の番を止めて、コッソリこの場を離れてみる。


此処にこうしてアイツ一人を置いておけば、偵察に来た敵が見つけて奴を叩き起こすだろうからな。

よし、来い。

その様子を高い木の上から、高見の見物してやる。


、、、、、、、、、、、、、おい。

何でそこで寝ている敵であるソイツを見付けたのに、無視して通り過ぎていやがるんだ、お前等。


罠だと思ったのか?!罠だと。

いや、まて、、奴等もアレを「死体」と判断したのかも知れねえ。


へっぴり腰で、オタオタと逃げ出していやがる。


違う、、ソイツを起こせ。

起こせば分かる、揺り起こすんだ!!


、、、ちっ、使えねえ。

俺は木の上から飛び降り、この場を去った敵の背中を見送った。


「、、、、、。」

何気にその視線を移したその時、その目を開きコチラを見ている奴、弥月と俺の目とが合った。


敵陣に近いとある山中、程良いその地を寝床にゴロンと転がって寝ている弥月が、ジッ、、とコチラを見ている。


「卍丸、うるさい。」

そう不機嫌そうにして呟くと、奴は俺に対してその背中を向け、再び眠りについていた。


ほれ見ろ、やっぱり生きていたじゃねえか。


そう思い、丸太にドッシリと腰を下ろしふんぞり返る。

そして満点の星空を見上げ、思った。



何やっているんだろうな、俺。





魁編・短編「ごろ寝」ー完ー



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お弁当

2017-09-18 11:20:24 | 暁編・短編

「唐揚げ。」

「生姜焼き。」


むっ、、、

ぴくくっ、、、


此処で、大きく意見が別れた。


「お、、俺は美味しく食べられればどっちでも、、」

「唐揚げ。」

「生姜焼き。」

ぶつかり合う私と安東君との間に仲裁も兼ねて入って来た林君の言葉も、私達の耳には届いていなかった。


「、、、、。」

しゅーーーーん。

となり、すごすごと退場する林君を余所に、私と安東君が睨み合う。


「・・・・・。」

「ーーーーー。」

それを他人事の様にして見ている獅子丸君。

そして、興味なさそうな十蔵君。


他の人達は「まともな飯が食べられればそれで良い。」派で、我感せずといった感じだ。


「ね、どっちが良いと思う?!」

近くにいた獅子丸君に、そう詰め寄る。


「酢豚。」

「?!」

「!!」

と、私達の言い合いを丸無視した十蔵君が、私達男塾チームのお弁当を注文していた。


「はい、男塾チームはお昼酢豚弁当ね、、了解。」

お昼のお弁当担当のおばちゃんが、十蔵君が持っていたお弁当券を受け取っていた。


あああああああああああああああああああっ?!

それを目にして頭を抱えている私と安東君の事など気に掛ける素振りすらも見せることなく、十蔵君は何事もなかったかのようにして戻ってきていた。


「、、、、、、。」

「・・・・・・。」


「良かったじゃねえか、分かりやすく決まったぜ。」

あはははははははは、と、獅子丸君が豪快に笑い飛ばしている。


「食えれば良いよな、食えれば。」

他の皆も、そのことに対して異論を唱えるつもりは全く無いようだった。


唐揚げも、生姜焼きもアッサリと敗れ、、結局お昼のお弁当は酢豚弁当になった。

十蔵君、興味なさそうだったのに。


因みに主催者側からの後出し情報によると、お昼のお弁当には「当たり」と「はずれ」があったらしい。

今回の参加者が予想を上回って多かった事もあり、此処でふるいに掛けに来たと言うことだった。

そして、はずれとなる「超激辛弁当」は「唐揚げ」と「生姜焼き」。


はずれのお弁当を選んだチームは、そのまま午後の部の参加権を失うらしく、それを回避する為には参加者だけでなく応援団も含め、その超激辛弁当を完食しなければならないらしかった。

どのくらいの辛さか、それを選んだ各チームの代表が試しに食べたのだけれど誰も完食出来た人は居らず、残念賞として普通に美味しい唐揚げ弁当と、生姜焼き弁当を各自貰って帰っていた。


「美味えな、、酢豚。」

「そうだね。」

はずれ大当たりメニューの唐揚げと生姜焼きで争っていた私と安東君は、酢豚弁当を十蔵君に感謝しつつ美味しく頂いたのでした。


これで私達のチームは、午後の部に難なく参加することが出来ます。





暁編・短編「お弁当」-完-



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帰るか

2017-09-17 20:36:24 | 魁編・短編

「御苦労だったな、戻って良いぞ。」

、、、、、、、はい?!


「戻って良いと言っている。」

思いも寄らぬその言葉に呆然と立ち尽くしていると、改めてその言葉を繰り返された。


あの距離を、又歩いて帰れって今、言われたような気がする。

そう思ったのだが、目の前のお師匠様は気のせいかと思いたかったその言葉を、撤回するつもりはないようだ。


「、、、、、。」

帰りますよ、、えー、帰りますとも。

昔っから兄貴や母にも突然あれしろこれしろ、はい、、分かりました。

みたいな流れが良くあって、又自分としても特に異論も無い時は気にすることもなくその通りに実行している。


まあ、こんなもんだよな。

うん。


今からこの時間に発つとなると、塾に戻るよりも直接家に帰って翌日塾に行けば、、八連の出立には間にあうな。



と、言うことで八連の長城から家へと向けて歩いて帰ることになった。

はあ、疲れた。

今日も頑張ったな、自分。


そう思いながらも家に帰り飯食って風呂入って、寝た。



「わしが、、、」

チリリと鳴った受話器を手に、何時もの台詞を言い放つ。

「、、、往路に於いては多少の急襲、復路に於いては何事も無く帰路についた模様。」

「、、、そうか、分かった。」

その言葉を受け、そう返事を返した。


ジーコ、ジーコ、、、

そして通話を終えた受話器を置いたそれを再び手にし、ダイヤルを回した。


「月萌か、、」

と問えば、静かに「あー。」と返事が返ってくる。




「、、、、、、、、、、、、。」

八連会場へと向かう車の中で、自分は滅茶苦茶爆睡状態にあった。


「なあ、急にいなくなったと思ったら今度は爆睡かよ、、何しているんだ?!コイツ。」

そう問い掛ける虎丸に対して、返事を返してきたのは剣だった。


「ふふ、さあな。」

周囲のざわめきなど気にする余裕も無く、自分は到着して起こされるその時まで、ぐっすりと眠りこけていた。





魁編・短編「帰るか」-完-




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