メシエ・カタログナンバー 13番 ヘラクレス座の球状星団です。
写真で撮ってみると、球状星団自体はやや青みがかった色になってしまうんですが、中心部には赤色巨星があるそうです。 近くの黄色い恒星(視等級6.9等)や青白い星(視等級6.4等)、そして近くに写っている銀河(NGC6207)がアクセントなって雰囲気のある絵になります。
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メシエが使った望遠鏡は口径5~7cm、今ではファインダーかガイド鏡と同じくらいの口径ですが、M13ほどの大きな星団だと”ん?恒星とは違うぞ!”てな具合でカタログ入りできたんですね。ちなみに、私が使っている5cmのガイド鏡では球状星団には見えませんでしたが・・・。
まぁ、メシエ・カタログが作られる60年ほど前にハレー彗星を発見したエドモンド・ハレーが「月のない晴れた夜には肉眼で見える小光斑」と記録に残しているそうですから、メシエ・カタログ入りは当たり前ですか。
【撮影データ】
撮影日 2017年4月1日 北海道日本海沿岸
R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)
300sec×14枚コンポジット
フラット補正(rap2)、コンポジット・レベル調整等(PS CC)