星空Diary

趣味として星空を楽しんでいます。掲載した画像は何度でも再処理してアップします。このため、時々、季節感がなくなります。

【ヘラクレス座】 M13 

2017年04月28日 21時24分58秒 | ヘラクレス座

 

 メシエ・カタログナンバー 13番 ヘラクレス座の球状星団です。

 写真で撮ってみると、球状星団自体はやや青みがかった色になってしまうんですが、中心部には赤色巨星があるそうです。 近くの黄色い恒星(視等級6.9等)や青白い星(視等級6.4等)、そして近くに写っている銀河(NGC6207)がアクセントなって雰囲気のある絵になります。

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 メシエが使った望遠鏡は口径5~7cm、今ではファインダーかガイド鏡と同じくらいの口径ですが、M13ほどの大きな星団だと”ん?恒星とは違うぞ!”てな具合でカタログ入りできたんですね。ちなみに、私が使っている5cmのガイド鏡では球状星団には見えませんでしたが・・・。

 まぁ、メシエ・カタログが作られる60年ほど前にハレー彗星を発見したエドモンド・ハレーが「月のない晴れた夜には肉眼で見える小光斑」と記録に残しているそうですから、メシエ・カタログ入りは当たり前ですか。

  

【撮影データ】

 撮影日 2017年4月1日 北海道日本海沿岸 

  R200SS iOptron45 EOS6D(新改造)

  300sec×14枚コンポジット

 フラット補正(rap2)、コンポジット・レベル調整等(PS CC)


【ヘラクレス座】 M92

2016年05月04日 14時45分25秒 | ヘラクレス座

【撮影データ】

H28.4.5撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター

iOptron 45Pro Canon EOS 6D(新改造) PHDガイディング 

ISO2000 180sec×10 Rap2でフラット補正、SIでコンポジット

PSでレベル補正・トリミング SPで画像調整

 

 ヘラクレス座にある3つの球状星団がありますが、北天で一番明るい M13 がありますから M92 はNo.2になってしまいます。”ヘラクレス座球状星団”で検索しても、M92は最初の方には出てこないですね。星の集積や大きさなど立派な球状星団なんですけどね。

 No.3の球状星団(NGC6229)も最近、撮影することができましたが、こちらの方はやや小振りの球状星団でしたね。

 


【球状星団】 ヘラクレス座 M13

2016年04月05日 22時42分17秒 | ヘラクレス座

 

  【撮影データ】
H28.4.4撮影 R200SS+コマコレクターPH HEUIBフィルター
iOptron 45Pro CANON EOS 6D(新改造)
ISO2000 180sec×10  PHDガイディング
Rap2でフラット補正 PhotoShopで現像、コンポジット、レベル補正、トリミング

 

 ヘラクレス座という星座の名前は小さい頃から知っていたのですが、今回の撮影で初めて何処にあるのかわかりました。こと座の隣にあるんですね。

 比較的、星雲・星団や銀河が少ない地味な領域ですが、なぜか球状星団が3つもあり、そのうち2つは大きな球状星団です。今回は大きな球状星団ねらいということでM13とM92を撮影しました。北半球で最も大きな球状星団と言われるだけあって星の数が多く形の良い球状星団です。

 1976年にSETI(地球外生命体探査)として、プエルトリコのアレシボ電波望遠鏡からM13に向けてメッセージ(電波)が送信されたことでも有名ですが、電波が届くまでには24,960年要します。電波が届く頃には、地球からM13へ超光速で行けるようになっていて、地球人が電波を受けるかもしれませんね。

 

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 少しづつEOS 6Dとステラショットにも馴染んできました。また、星の形がいびつになるので光軸を確認したところ、かなりズレていました。R200SSの光軸調整ネジを締めすぎていたようです。少し緩めぎみで光軸を合わせてみるとピタッときました。

 また、コマコレクターPHは、ピントが合っていないと明るい星の輝線が二重になります。ピントが合っていない時の輝線はライブビューでも出ますから、かえってピントを合わせやすいことが、今回の試行錯誤でわかりました。