処暑近づく

８月２１日処暑近づく







処暑は二十四節気の一つで２３日頃から白露迄の期間。
萩の花が咲き、穀物が実り始める頃。

厳しい暑さの峠を越し朝には涼風が吹き始め、
山間部では早朝に白い露が降り始め秋の気配を感じる。

二百十日、二百二十日と共に台風襲来のシーズンである。
食中毒や夏バテが出る頃でまだ注意は必要かと思う。

そういえば午前４時前に辺りが明るかったのに、
今は既に暗く夜明けが遅くなったことが分かる。

蝉の声と虫の声が混ざって聞こえて
秋が忍び寄ってくる感じを受ける。

朝５時起床していたのに夏バテか、夏風邪か、
身体が怠く頭痛がするので家事の合間に居眠りをする。

五個購入したホテイ葵が何十倍にも増えて、
家族が半分を池の外に出していた。

真夏日が続き、処暑とは思えない程の暑さに
汗が流れて、秋がそこまで来ている筈なのにと嘆く。

私が風邪気味で買物に行かない日は彼が行ってくれても
毎日同じ惣菜を終わる迄食べ、一品では栄養不良になる。

アパートだけは念入りに修理をしているが、
自宅の襖が破れても一緒に貼りなおす事もしない。

裏どうりの水田を歩いて来れば稲穂が重たそうに実り、
うわー凄い稲穂が黄金色に光ってる、私は嬉しかった。

農家の方が苦労して育てた稲穂が実るれば、
子供が育ったように「大きくなったね。」声をかけた。

真昼は太陽がギラギラ眩しくて暑い暑いと思っても、
夕暮れ時は青臭い秋の風が頬を撫で、
もう秋が目の前まできていることを知る。

曇りのためか午後６時半で辺りは日が暮れ、
短日になった季節の速さに驚くばかりである。

サラ金の　テッシュを受けぬ　ここはほら　君と歌いし
駅前広場　sakura