わたくし目、一押しのフォン・シャオガン監督のちょっと意外な恋愛もの。いままでフォン監督作品ではずれはなかったもんで、いやがおうにも期待は高まったのですが、ちょ高まりすぎたかも。
名優、グォ・ヨウの一挙手一動が見てて気持ちのいいほど。決してイケメンじゃないし、それを生かした(?)配役でもあるのだけど、だんだんいい男に見えてくるから不思議。
変な発明品を一発当てて、小金持ちになっちゃった中年の男。嫁さんでももらおうかと、ネットに広告を出す辺りがいまどき。ただし、そこに虚飾は一切なし。自分も飾らないから、女性の方にも、飾り立てはなく、素直に・・・・ごく普通の人と・・・結婚をしたいと思うのだけど、それがうまく行かない。
やってくるのは、どっかに難のあるのばっか。これはと思ったらお墓のセールスだったり、少数民族の娘は、家に戻るのに何日もかかるとこだというし、なんともうまく行かない。
そんな中で出会ったのがCAのシャオシャオ。ごくごくまともで、美しいのだけど、難点が現在不倫中。結婚しても心は捧げられない・・ていわれちゃねえ。いったん、サヨナラをするのですが、またであってしまった・・・。これはやっぱ運命?
不倫でぼろぼろな彼女を癒すべく、二人で北海道に旅行に来るのですが、グォさんの佇まいとでもいいましょうか、風情といいましょうか、いいっす。この人の、見た目どっか無機質でありながら、時折じょわっとにじみ出る人間味がいいのですよ。嫌味完全ゼロ。男気がさりげなく出てる。
北海道に住んでる中国人と一緒に、いろんなとこをめぐるのですが、だだっ広さなら中国は絶対に負けてないはずですが、その広さの質が違う。力の湧き出てくるような、新しいものを見出せるような広さが感じられる・・。そんな想いを抱かせてもらいました。
スー・チーもずいぶん大人になったなあ・・と思いましたが、やっぱこの映画はグォさんに尽きます。「当方、アンディ・ラウみたいではない・・」などと、引き合いに出してましたが、別の意味で大スキッスよ。
と、気持ちのいい中国映画を見て、中国で北海道ブームを巻き起こし、両国ともいい感じになったところで、今現在の問題がどっかに引っかかります。尖閣諸島の問題。折れねえだろうなあ・・。気持ちよくないですね。
◎◎◎○●
「狙った恋の落とし方。」
監督 フォン・シャオガン
出演 グォ・ヨウ スー・チー ビビアン・スー 宇崎逸聡 アレックス・フォン ファン・ウェイ 二宮さよ子 磯村みどり 雪代敬子 松浪志保
名優、グォ・ヨウの一挙手一動が見てて気持ちのいいほど。決してイケメンじゃないし、それを生かした(?)配役でもあるのだけど、だんだんいい男に見えてくるから不思議。
変な発明品を一発当てて、小金持ちになっちゃった中年の男。嫁さんでももらおうかと、ネットに広告を出す辺りがいまどき。ただし、そこに虚飾は一切なし。自分も飾らないから、女性の方にも、飾り立てはなく、素直に・・・・ごく普通の人と・・・結婚をしたいと思うのだけど、それがうまく行かない。
やってくるのは、どっかに難のあるのばっか。これはと思ったらお墓のセールスだったり、少数民族の娘は、家に戻るのに何日もかかるとこだというし、なんともうまく行かない。
そんな中で出会ったのがCAのシャオシャオ。ごくごくまともで、美しいのだけど、難点が現在不倫中。結婚しても心は捧げられない・・ていわれちゃねえ。いったん、サヨナラをするのですが、またであってしまった・・・。これはやっぱ運命?
不倫でぼろぼろな彼女を癒すべく、二人で北海道に旅行に来るのですが、グォさんの佇まいとでもいいましょうか、風情といいましょうか、いいっす。この人の、見た目どっか無機質でありながら、時折じょわっとにじみ出る人間味がいいのですよ。嫌味完全ゼロ。男気がさりげなく出てる。
北海道に住んでる中国人と一緒に、いろんなとこをめぐるのですが、だだっ広さなら中国は絶対に負けてないはずですが、その広さの質が違う。力の湧き出てくるような、新しいものを見出せるような広さが感じられる・・。そんな想いを抱かせてもらいました。
スー・チーもずいぶん大人になったなあ・・と思いましたが、やっぱこの映画はグォさんに尽きます。「当方、アンディ・ラウみたいではない・・」などと、引き合いに出してましたが、別の意味で大スキッスよ。
と、気持ちのいい中国映画を見て、中国で北海道ブームを巻き起こし、両国ともいい感じになったところで、今現在の問題がどっかに引っかかります。尖閣諸島の問題。折れねえだろうなあ・・。気持ちよくないですね。
◎◎◎○●
「狙った恋の落とし方。」
監督 フォン・シャオガン
出演 グォ・ヨウ スー・チー ビビアン・スー 宇崎逸聡 アレックス・フォン ファン・ウェイ 二宮さよ子 磯村みどり 雪代敬子 松浪志保
中国の婚活ってあんな感じなんですね。
わたしゃビビアン目当てだったんです。写真集の握手会で学生時代に中国語で話しかけて会話したという強烈な想い出があるのです。(笑)
北海道の大地を舞台に2人が結ばれる。実にいい感じを醸し出してるんで、そりゃまあブームになるのも解らなくはないですね。
尖閣諸島の問題もそうですが、基本的に彼らと価値観は共有できないです。いい悪いじゃなくて、お互いそういう国に生まれついたのだから仕方ないかなと。私は学生時代の4年間でそう悟りました。もちろん共有できなくたって個人レベルで友達として仲良くは出来るんですけどね。国家レベルでは永久に相容れないので、右手で殴りあいながら左手で握手するしかないですね。
私、ビビアン・スーだってわからなくて、あとでから「ああーー!そっか」と思った次第です。はい。
毎日の報道見てて、やーーな感じを抱いてます。
もともと考え方や価値観が違うのは、わかってるつもりなのですが、やーな思いをさせられるのがなあ。
市民の方々が、何かにとりつかれたように、罵声を浴びせてる姿はぞっとしますわ。
少数民族の女性がやけにインパクトありましたわ。
グォさんが、やけに普通に見えましたもん。
中国の方のエネルギーには、ほとほと頭が下がります。
今回の問題でも、なぜにそんなに燃えることが出来るんだ!と、唖然としながら見てました。
まあ熱しやすく、さめやすい・・という面もあるかと思うんですが。
「出会い系」も日本には無数にあるけど、なんかこの映画のような「婚活」はあんまりないですねぇ。
中国は欧米なんかの感覚に近いのかしら。
日本人は、セットされた業者の集団見合いですね。
最初から1対1で出会い、縁がなさそうならまたねと言って別れるということが苦手なのかな。
なのでドライにあったり、するっと別れたりすることが苦手なのかも・・・。
見合いをしたことがないもんで、一度くらいはやってみたかったです。