迷宮映画館

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崖の上のポニョ

2008年08月26日 | か行 日本映画
さて、いまや宮崎駿の映画を見るのは、国民的行事では、とされている昨今。
しばらく、製作があいたので、今のおこちゃまたちは、いったいどういう捉え方をするのだろうか。

あたしとしては、「カリオストロの城」も「となりのトトロ」も公開のとき、映画館で見て、「未来少年コナン」を毎週欠かさず見て、「風の谷のナウシカ」は、まぎれもなく傑作だと思っている。

一応、全部見てきた身としては、見逃すわけにはいかないが、どうも足が向かない。なんだろうなあ。わくわく感が、2割くらい、不足しているような。どう表現したらいいのかわからないが、ここまで引っ張ってしまった。

子供たちの学校も始まって、人も減っただろうととの憶測から、いよいよ映画館に向かった。案の定、見ているのはいい年した大人ばかり。きっと、スタンスはあたしとおんなじかなと思いつつ鑑賞。

先に見に行った子供に、大体の話は聞いてはいたのだが、どうも要領を得ない。「どんな話なのか、ちょっと説明して」と言っても、なんだか脈絡がない。見て合点した。あたしも、どうやって説明したらいいのか、わかんない。

あのポニョは結局なに?所さんのフジなんとかってなに?彼は何しようとしたの?あれって幼い子供に、試練を与える究極の恋愛物語?なんで?何?え?え?え?

見終わった後も、頭の中に?マークがぐるぐる。

いや、説明なんか不要なのかもしれないが、それにしちゃ。あれじゃあまりに不親切でしょう。今までも彼の作品は、説明不足で、つながりがよく見えない話もあったけど、あれじゃあ、あまりに投げっぱなしではないかと。

もうちっとわかりやすく作ってくれても、誰も文句は言わないと思いますよ。

ということで、彼の真骨頂の躍動感はちゃんとあったが、彼の躍動感を表すのに、ポニョではちょーーっと役不足だったかな。彼の作品で萌える10代から20代くらいの年代を引き付けるのには、5歳ではちょっと・・・・。

もうちっと大きい少女でも、小さい子供たちは、十分ついていったと思いますがね。

作る人間の人間像が知られ過ぎて、製作過程も見られすぎ、どこで苦悩したかも全部知っての鑑賞というのは、舞台裏を全部知って、見ているようなもんだった。原画の枚数から、苦労の完成まで。

こういうのは、【知らぬが花】なのかもしれない。シンクロの素晴らしい演技を見ているとき、水の中で、必死でかいている姿は見せるべきものではない。全然関係ないかもしれないが、絵の一枚、一枚を見ながら、そんなことを感じてしまった。

◎◎○

『崖の上のポニョ』

監督・原作・脚本 宮崎駿
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4 コメント

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国民的行事 (miyu)
2008-08-27 23:03:36
あたしは実は一度も参加したことがありません。
ジブリ作品、一度は映画館で!と思うのですが、
「ハウル」以降観てさえいないのですよ~(/ω\)
でも、あまり評価高くないみたいですね。
興行成績は好調のようですが。
>miyuさま (sakurai)
2008-08-28 08:16:38
年代的にずれがあると、行きそびれるかもしれませんね。
最初は、ただ単に、ルパンが好きだったから。でも見たら、いつものルパンと全然違うってんで、なんか拍子ぬけしましたが。
「よくできてて、おもしろい映画だって」という噂で見たトトロは、何の先入観もなかったので、結構感じ入りました。
その後は定期的に。
あとは子供が出現して、やっぱ連れて行くのが当たり前・・・みたいな。
何気に「紅の豚」が秀作だと思ってます。
子供が初めてみるアニメとして作った、 (KGR)
2008-09-09 09:52:51
とベネチアでのインタビューで語っておられましたが、
どうも後付けの気がします。

子供目線とはとても思えなかったし、
大人の鑑賞に耐えるストーリーでもないし、
それぞれの意味づけがあいまいで未解決なまま、
あれは一体何だったんだろう、でした。
>KGRさま (sakurai)
2008-09-09 23:15:41
どうもです。
それはどう見ても後付けですよね。
うちの子は、「微妙・・・」しか、言いませんでしたわ。
歌は歌ってましたが。
つくづくトトロやナウシカって、名作でしたと思います。

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