ゲット・スマート

もう、予告のときからげらげら笑わせてもらっていたスマート氏。
早く見たくてたまらなかったのですが、ここは一番！！自分の誕生日のプレゼントに選ばせていただきました。いやーーー、笑った、笑った。最高でした！！

さて、アメリカの秘密組織≪コントロール≫。何とスミソニアン博物館の地下１６階にある司令部。ほんまにありそう・・・。

そこで働いていたのが、マックスウェル・スマート。何と40ヶ国語をあやつり、テロリストたちの晩のおかずからも情報を読み取っちゃうスゴ腕の分析官なのです。

でも、彼はどうしてもエージェントになりたい！なんとかしてエージェントになるべく孤軍奮闘。問題だったた体型もしかっと克服。絶対にエージェントに昇格できると思ったのに、分析官としての能力を生かしてほしいと、また見送り・・・。

ショックを隠しきれなかった所に、何と長年≪コントロール≫が追ってきたテロ組織≪カオス≫が、≪コントロール≫の本部を襲ってしまう！！

エージェントの身元がすべて敵に知られてしまった・・。ここは、面が割れてないスマートに登場願わねば。そして、彼が組むのが、整形手術をして顔を変えたばかりのゴージャスな【９９】。さあ、二人で≪カオス≫をやっるけるぞおおっと。



ということで、マジに笑えます。最高です。でもお馬鹿だけじゃないのがみそ。何といってもスティーブ・カレルのキャラが秀逸です。もう、出てきた瞬間から笑ってしまってました。

あのとぼけた風というか、まじめな顔であんだけのあほなことがやれるというか、とにかく佇まいだけで、笑ってしまいます。

でもって、話がまた整合性があるんですよ。≪カオス≫が手に入れてるのはいまどき＜核＞？？なんですが、冷戦前からの関係というのが効いている。おまけに敵の首領はテレンスおじさまですから。いやーーー、最高。渋い、にくったらしい役が見事にマッチ。

ＬＡに核を落とそうというのに、仲間が「ハリウッドのスターたちもいなくなってしまいますよ」という言葉に、「彼らの批判的な精神をなくすのは惜しい」なんてさらっと言わせてます。うーん、渋い。素敵。

そして、ぴったりだったのがアラン・アーキン。『リトル・ミス・サンシャイン』の名コンビです。

アン・ハサウェイも体を張って見事なキック。ジェームス・カーンが意外なほどに年とってて、びっくり。



ぐちゃぐちゃ言いません。とにかく面白い。妙なパロディ映画とか、笑うに笑えないアメリカンギャグの映画とは一線を画してます。

『40歳の童貞男』も最高でしたが、いかんせん劇場鑑賞でないので、ＵＰしてませんが、これもぐふふふです。さあ、みんなでゲット・スマート！！

自分へのいいご褒美でした。

◎◎◎◎●

『ゲット・スマート』

監督　ピーター・シーガル
出演　スティーブ・カレル　アン・ハサウェイ　ドウェイン・ジョンソン　アラン・アーキン　テレンス・スタンプ　ジェイムズ・カーン　マシ・オカ　ネイト・トレンス　ケン・ダビティアン　テリー・クルーズ　デイビッド・コークナー　ダリープ・シン