新進の映画監督エンリケは、新作を撮るために、ネタを探していた。新聞の中の興味をひく記事を切り抜き、アイデアをインスパイアさせていた。そこに突如あらわれた少年時代の友人、イグナシオ。自分達の少年時代をモデルに、一本の作品を書いていた。戸惑うエンリケだったが、イグナシオは彼の初恋の男。脚本にも興味があった。イグナシオの世界に引き込まれていくエンリケ。
イグナシオの書いた脚本の劇中劇と、実際の今と、少年時代が錯綜していく。カトリックの寄宿学校で生活する彼等。しかし、そこは欲にまみれた神父の独裁社会だった。神父に陵辱される少年、少年同士の無垢な愛。ほんのわずかな過ちだったかもしれない。神父にとっては、何気ない日常の風景だったかもしれない。しかし、その小さな瑕は、彼等の人生に大いなる影響を与えた。破滅の道を突き進んでいく男達。
実は二度目の鑑賞。一回目の前日、ほとんど睡眠をとれずに、やばいと思ったまま見たが、案の定、寝てしまった。前半、がんばったのだが、どうしてもダメだった。どうしよう?見ようか見まいか悩んだ末に再度チャレンジ。そして、やっぱり見てよかった。素直な感想。愛の物語というより、サスペンス的要素で、見るものをどきどきさせてくれる。そして、役者のうまさだった。美少年ガエル君の持つ無垢さと危うさ、意志の強さ、時折見せる時間が止まったような一瞬の表情がいい。
しかし、ガエル君目当てで行くと、どっこい、エンリケ役のフェレと劇中劇のマノロ神父にやられてしまった。どちらも目の力が強い。過去を背負う重さをじっとり演じるフェレ。少年に惑わされ、その自分をねっちりと表現するいやらしさ。よかった。素晴らしい。そして、音楽。やはりアルモドバル映画に欠かせないのは音楽。また彼の音楽の使い方の素晴らしさに酔える。
『バッド・エデュケーション』
原題「La Mala Educacion 」
監督 ペドロ・アルモドバル
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル フェレ・マルチネス 2004年 スペイン作品
イグナシオの書いた脚本の劇中劇と、実際の今と、少年時代が錯綜していく。カトリックの寄宿学校で生活する彼等。しかし、そこは欲にまみれた神父の独裁社会だった。神父に陵辱される少年、少年同士の無垢な愛。ほんのわずかな過ちだったかもしれない。神父にとっては、何気ない日常の風景だったかもしれない。しかし、その小さな瑕は、彼等の人生に大いなる影響を与えた。破滅の道を突き進んでいく男達。
実は二度目の鑑賞。一回目の前日、ほとんど睡眠をとれずに、やばいと思ったまま見たが、案の定、寝てしまった。前半、がんばったのだが、どうしてもダメだった。どうしよう?見ようか見まいか悩んだ末に再度チャレンジ。そして、やっぱり見てよかった。素直な感想。愛の物語というより、サスペンス的要素で、見るものをどきどきさせてくれる。そして、役者のうまさだった。美少年ガエル君の持つ無垢さと危うさ、意志の強さ、時折見せる時間が止まったような一瞬の表情がいい。
しかし、ガエル君目当てで行くと、どっこい、エンリケ役のフェレと劇中劇のマノロ神父にやられてしまった。どちらも目の力が強い。過去を背負う重さをじっとり演じるフェレ。少年に惑わされ、その自分をねっちりと表現するいやらしさ。よかった。素晴らしい。そして、音楽。やはりアルモドバル映画に欠かせないのは音楽。また彼の音楽の使い方の素晴らしさに酔える。
『バッド・エデュケーション』
原題「La Mala Educacion 」
監督 ペドロ・アルモドバル
出演 ガエル・ガルシア・ベルナル フェレ・マルチネス 2004年 スペイン作品












