２０世紀少年 第一章

実家の酒屋をコンビニに改装したケンヂ。いまいちの売り上げで、首が回らない。景気のいい話は転がっていないが、久しぶりに同窓会に行った。そこで、出会ったのは昔ながらの幼馴染に、名前も忘れてしまったような面々。

しかし、変な話を耳にする。妙な宗教団体のうわさ。【トモダチ】と名乗る教祖を中心に、じわじわと勢力を広げているという。

そして何より気になったのは、彼らの教義にある予言。それが子供のときにケンヂたちが、くさっぱらの秘密基地で遊びながら書いた予言と、まるで同じことがおきているというのだ。

あの予言を知っているのは、ごく限られた人たち。【トモダチ】は、俺らの仲間の誰かでなきゃ、つじつまが合わない。



このままほっておくと、地球は滅んでしまう。・・・・そう、ケンヂは≪予言の書≫に、地球が滅ぶと書いたからだ。どうするケンヂ！！

ということで、見てまいりました。あたしよりも、原作ファンの子供らが見たかったもんで、いつ行くのかが難しいところ。そしたら、あーーた、雨ですよ。雨。地区民の運動会って言うものすごく邪魔なものがあって、行動を狭めていのですが、雨ですよ。

おかげさまで、何の憂いもなく、息子二人を引き連れて、鑑賞と相成りました。
で、映画は・・・・。

最近、読んだ漫画のストーリーも、右から左に忘れてしまう私。単行本など、次の巻が出る頃には、前の話はすっかりリセット状態です。じゃあ、もっかい読むかというと、そんな気力も暇もなく、一応読んだ・・・という状態です。

話の流れも、誰が首謀者だったのかも定かでない。それに比べて、あいつらは熟読してますからね。暇があれば読んでましたから。ちなみに当本は、10回以上は読んだと豪語してました。

あのエピソードは何巻だとか、この話は何巻から何巻までのことかとすべて把握。という二人には不満たらたらだそうです。あの話のこの一番いい部分が抜けているとか、あの襲撃ははずせない！とかうるせえ、うるせえ。といつつ、結構見入ってましたがね。



あたしは、原作の話もほとんど忘れていて、ちょうど良かったかもです。やけに新鮮に感じたし、なにより、オールスター総出演がやっぱ豪華。映画のもつ贅沢感？最近の映画にあまり感じられなかったのですが、今回感じたのがそれ。それこそが映画の魅力かなっと。

話があっちにいったり、こっちに行っりするのを、うまーくまとめたんではないでしょうか。この24冊の話を一つにまとめるとなったら、とてもこうは行かなかったと思うので、この3部作にしたのは、正解だったかもです。

たらたらしてた展開のところは、足ぶらぶらの、落ち着かなかったチビすけですが、最後の30分など、微動だにしませんでしたから。それだけ見せる力があったのでは。

あたし的には、石橋蓮司の万丈目がだと思ったのですが、子供らが一番はまっていたと思うキャラは、口をそろえてオッチョ＠トヨエツだそうです。



ま、不満は抱えながらも、次回作は絶対見る！といってましたので、原作本と映画の違いのお勉強になったのでは。あたしは結構満足。なんと言っても、本では絶対に味わえない音を楽しみました。と、子役の上手さとはまり具合。子役のレベル、かなり高いです。

◎◎◎○●

『２０世紀少年』

監督　堤幸彦
出演　唐沢寿明　豊川悦司　常盤貴子　香川照之　石塚英彦　宇梶剛士　宮迫博之　生瀬勝久　小日向文世　佐々木蔵之介　石橋蓮司　中村嘉葎雄　黒木瞳