いかにもおフランス!という空気が漂っている。このフランス風味が鼻につく人は相容れないのだろうけど、あたしは大好きです。
おばあちゃんに育てられたジェシカ。昔パリで過ごしていたおばあちゃんの話を聞いて、パリに行こうとする。でも、なかなか仕事は見つからない。
パリ8区の昔ながらのカフェ。ギャルソンしかいないのが伝統だったが、人手が足りずに、やむを得ずジェシカを雇うことに。このカフェには様々な人がやってくる。
有名人に、俳優に、ピアニストに、裏方さんに、掃除人。誰もが皆同じお客様だ。
忙しいのは数日後に、向いのギャラリーで、オークションはあるは、コンサートはあるは、舞台はあるは!!
そのオークションに自分のコレクションをすべて出そうとする収集家と、どうしても格式ばったピアニストがいやなピアニストと、昼メロの女王と呼ばれる今一歩前に尽き抜けない女優の、それぞれの今が描かれる。
何ということはないさりげない会話だったり、晴れの舞台に向かうまでも葛藤だったり、自分を売り込もうとする健気な孤軍奮闘だったり、それらがまぜこぜなようでありながら、ちょっとずつリンクして行く。
会話がいいんだなあ。「結局、ビノシュやアジャーニなのよね!」なんて言ってしまったり、締めは「べルッチよ!!」だし。
これが本当に最期の姿のシドニー・ポラック扮する監督に、「『タクシー・ドライバー』はよかった・・・」とか。
カトリーヌ・ド・メディシスを好きなフランス人はいないと思うが、その辺を見てる方に媚らず、あっさり言わせちゃうエスプリ等々。いいなああ。
素敵なのは収集家と、ギャラリーに勤める老管理人。いいわあ。
ちょっとしたサプライズに、粋な生き方をするパリっ子たちを羨む映画かもしれないが、醸し出す空気がとっても素敵だった。
前作の「シェフと素顔とおいしい時間」がちょっといまいちだったのだが、さすが「王妃マルゴ」の脚本家。妙に迎合せずに、らしく書いた方がとってもいい。
◎◎◎◎●
『モンテーニュ通りのカフェ』
監督 ダニエル・トンプソン
出演 セシール・ド・フランス ヴァレリー・ルメルシエ アルベール・デュポンテル クロード・ブラッスール クリストファー・トンプソン ダニ ラウラ・モランテ
おばあちゃんに育てられたジェシカ。昔パリで過ごしていたおばあちゃんの話を聞いて、パリに行こうとする。でも、なかなか仕事は見つからない。
パリ8区の昔ながらのカフェ。ギャルソンしかいないのが伝統だったが、人手が足りずに、やむを得ずジェシカを雇うことに。このカフェには様々な人がやってくる。
有名人に、俳優に、ピアニストに、裏方さんに、掃除人。誰もが皆同じお客様だ。
忙しいのは数日後に、向いのギャラリーで、オークションはあるは、コンサートはあるは、舞台はあるは!!
そのオークションに自分のコレクションをすべて出そうとする収集家と、どうしても格式ばったピアニストがいやなピアニストと、昼メロの女王と呼ばれる今一歩前に尽き抜けない女優の、それぞれの今が描かれる。
何ということはないさりげない会話だったり、晴れの舞台に向かうまでも葛藤だったり、自分を売り込もうとする健気な孤軍奮闘だったり、それらがまぜこぜなようでありながら、ちょっとずつリンクして行く。
会話がいいんだなあ。「結局、ビノシュやアジャーニなのよね!」なんて言ってしまったり、締めは「べルッチよ!!」だし。
これが本当に最期の姿のシドニー・ポラック扮する監督に、「『タクシー・ドライバー』はよかった・・・」とか。
カトリーヌ・ド・メディシスを好きなフランス人はいないと思うが、その辺を見てる方に媚らず、あっさり言わせちゃうエスプリ等々。いいなああ。
素敵なのは収集家と、ギャラリーに勤める老管理人。いいわあ。
ちょっとしたサプライズに、粋な生き方をするパリっ子たちを羨む映画かもしれないが、醸し出す空気がとっても素敵だった。
前作の「シェフと素顔とおいしい時間」がちょっといまいちだったのだが、さすが「王妃マルゴ」の脚本家。妙に迎合せずに、らしく書いた方がとってもいい。
◎◎◎◎●
『モンテーニュ通りのカフェ』
監督 ダニエル・トンプソン
出演 セシール・ド・フランス ヴァレリー・ルメルシエ アルベール・デュポンテル クロード・ブラッスール クリストファー・トンプソン ダニ ラウラ・モランテ
エスプリのきいたセリフの数々、
なかなか粋な映画でしたね~。うんうん。
みる方に媚売ってないのもよかったなああ。
こういう雰囲気、好きです。
似てる、似てる。
Gジャンざっくり着たり、何気ない服装や髪形が、おフランス風味でしたね。
素敵な映画でした。
TBならびにコメントありがとうございます。
この映画は個人的にはすごい好きでDVDも購入してしまいました。
でも、やっぱ映画館で見れて、とっても良かったです。
彼女の明るさとか彼女のおばあちゃんの前向きなところとか、全体的に凄く好きな雰囲気でした。
そう、それに会話!面白かったですよね~♪
私も、「ピノシェやアジャーニなのよね」には笑っちゃったし、呼び捨てでかなりお怒りだった(^◇^;)
「ベルッチよ!」には参った!^^
面白くて面白くて~。
そこと、監督(シドニー・ポラック)とのレストランでの会話が一番面白かったかな~^^
勿論他の部分も面白かったですが。
こんなカフェで働いてみたいわ~って(大変だろうけど)思いました♪
素敵な映画でしたわ。
彼女のキュートさもこの映画の大きな魅力でしたね。
あの会話の妙がわからないと、映画の面白さも半減しちゃうでしょうね。
そういった作り方も超然としてて、好きでした。
「王妃マルゴ」はごらんになりましたか?
あれはまたおどろおどろしいのですが、凄い映画でした。傑作ですわ。
こういう映画を見ると、フランス人は人生の機微を知っている、と痛感しますね。
好きなタイプの作品です。
ヒロインも健気で、応援したくなりました。
がんばれジェシカ。
粋っていうのが何なのか・・・。
構えずに知ってるのが、フランス人ですね。
当たり外れも多いのが、フランス映画ですが、これは大当たりでした。