19世紀末・・・。これほど、世紀末という言葉がぴったりだった時代はないかもしれない。いや、世紀末という言葉は19世紀限定なのかも。
これほどおどろしく、近代と前世がせめぎ合って、えもいわれぬ不気味な雰囲気をかもし出していた時代はなかった。その象徴が「切り裂きジャック」。
犯人は不明。定期的に教われる女性。その残忍な犯行は人々を恐怖のどん底に陥れた。科学が徐々に発達し、わけのわからないものが少しずつ判明していってる世界で、わからないことがことさら人々の恐怖を増幅させたのではないか。
ウルフマンなどというそれこそ非科学的なものの代表は、この世にあってはならないものなわけで、頭のかったい人々の、価値観を根本から覆した・・・ということがもしかしたら、テーマなのかなあ・・・・なんて、小難しいことを思ったり。
そんな面倒くさいことは、必要ございませんでした。出てきただけで「ひょえーー!!」と怖いハンニバル博士の権威は、相変わらず健在。こええーーです。マジに怖いです。狼になっちゃってからも、アンソニーに見えちゃうのが凄い!
それに相対する我らがトロ・ウルフ!!なかなか似合っておりますな。ごつめの顔に、もしゃもしゃな感じが結構似合いますわ。うーん、イギリスの貴族、とはちょっと無理がありそうですが、この際いいことにしましょう。
で、伏目がちに、恋人を失い、モンスターに惹かれるヒロインが、最近「ヴィクトリア」で目にも新しいエミリー・ブラント。この人、現代ものもいいですが、ちょっと前の時代の雰囲気が、やけに似合うような気がします。華がありながら、どっか影がある、というのがいいですわ。
つうことで、時代の雰囲気はよーく出てますが、最後の思わせぶりにちょっと拍子抜け・・・。ここまで言っちゃうとネタばれってやつになるのでしょうか。ものすごい重要な解決方法を授けられたんじゃないのかなあ・・・と思わせつつ、あれ??
すっきり終わらせないで、後を引きつつ、ハンサムの少ない映画でした。ちいと物足りなかったかも。
◎◎◎
「ウルフマン」
監督 ジョー・ジョンストン
出演 ベニチオ・デル・トロ アンソニー・ホプキンス エミリー・ブラント ヒューゴ・ウィーヴィング ジェラルディン・チャップリン マリオ・マリン=ボルケス エイサ・バターフィールド リック・ベイカー
これほどおどろしく、近代と前世がせめぎ合って、えもいわれぬ不気味な雰囲気をかもし出していた時代はなかった。その象徴が「切り裂きジャック」。
犯人は不明。定期的に教われる女性。その残忍な犯行は人々を恐怖のどん底に陥れた。科学が徐々に発達し、わけのわからないものが少しずつ判明していってる世界で、わからないことがことさら人々の恐怖を増幅させたのではないか。
ウルフマンなどというそれこそ非科学的なものの代表は、この世にあってはならないものなわけで、頭のかったい人々の、価値観を根本から覆した・・・ということがもしかしたら、テーマなのかなあ・・・・なんて、小難しいことを思ったり。
そんな面倒くさいことは、必要ございませんでした。出てきただけで「ひょえーー!!」と怖いハンニバル博士の権威は、相変わらず健在。こええーーです。マジに怖いです。狼になっちゃってからも、アンソニーに見えちゃうのが凄い!
それに相対する我らがトロ・ウルフ!!なかなか似合っておりますな。ごつめの顔に、もしゃもしゃな感じが結構似合いますわ。うーん、イギリスの貴族、とはちょっと無理がありそうですが、この際いいことにしましょう。
で、伏目がちに、恋人を失い、モンスターに惹かれるヒロインが、最近「ヴィクトリア」で目にも新しいエミリー・ブラント。この人、現代ものもいいですが、ちょっと前の時代の雰囲気が、やけに似合うような気がします。華がありながら、どっか影がある、というのがいいですわ。
つうことで、時代の雰囲気はよーく出てますが、最後の思わせぶりにちょっと拍子抜け・・・。ここまで言っちゃうとネタばれってやつになるのでしょうか。ものすごい重要な解決方法を授けられたんじゃないのかなあ・・・と思わせつつ、あれ??
すっきり終わらせないで、後を引きつつ、ハンサムの少ない映画でした。ちいと物足りなかったかも。
◎◎◎
「ウルフマン」
監督 ジョー・ジョンストン
出演 ベニチオ・デル・トロ アンソニー・ホプキンス エミリー・ブラント ヒューゴ・ウィーヴィング ジェラルディン・チャップリン マリオ・マリン=ボルケス エイサ・バターフィールド リック・ベイカー
デルトロさんもホプキンスさんも、最早怪優というべきか…。
良くも悪くも古典的なお話はある種の気品すら漂ってます。ま、お話はあんまおもろないけど…。(おぃ
話はとってもオーソドックスでしたね。びっくりするくらい。
狼レクターさんも怖かったですね~~。
まあ、この濃すぎる男のために、淡泊系に走ったのではと自分でもおもっています(爆)
この作品,19世紀末の英国の雰囲気が大好きな私としては
とっても期待大で観に行ったのですが
お話に深みはなかったですね~。
特殊メイクの見事さにはハナマルあげたいです。
>狼になっちゃってからも、アンソニーに見えちゃうのが凄い!
そうねんです!あのシーンは
怖いと言うより笑っちゃいましたが・・・。
確かに美人は一人でてきましたが
イケメンは皆無で寂しかったですね。
>ハンサムの少ない映画でした。ちいと物足りなかったかも
あはは、、、ハンサムが少なくてご不満ですか?(笑)というか、、、やっぱり説明不足でしたよねぇ~
雰囲気はとても良かったんだけど、、、父親の行動が意味不明でございました。
デル・トロさんの変身シーンは良かった!!目を見開いて見入っちゃった。
だったら垂涎でしょう。
うーん、トロちゃんは、あまり得手でないもので、冷静に見ていた私です。
エミリーのあごから目が離せませんでした・・。
って、冗談ですが、もうちょっと説明してくれるというか、辻褄合わせてくれても、よかったと思いましたね。
まあ、もともとが狼男ですから、深くは求めませんけどね。
>科学が徐々に発達し、わけのわからないものが少しずつ判明していってる世界で、わからないことがことさら人々の恐怖を増幅させたのではないか
そうかもしれないですねー。
19世紀末というのは科学が様々なところに光をあてましたが、その分、闇も濃くなってしまったような気がします。
今からみれば奇妙な治療法(精神病者を氷で冷やすなど)が大真面目にやられていた時代なのですよね。
そうやってみるとあの時代設定っておもしろいかも。
これがなかなか面白かったのですが、ちょうど科学の何たるかがおぼろげながら見えてきて、そんでもってちょっと図に乗った人間が、しっぺ返しにあう・・というような感じ。
あれを思い出しますが、今から50年もたつと、今やってることも古臭くなるんでしょうか。
この映画の時代は、とってもマッチしていたと思います。
ベルトロさんに、ホプキンスさんなので、
かなり期待したのですが、、、、。
なんてことない感じだったのでちょっと
拍子抜けでした。そうそう意外に
ジェラルディン・チャップリンが
インパクトありました!結構見ている
だけで、、、、何か起こりそうって
気がしました。