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HOME 愛しの座敷わらし

2012年05月11日 | は行 日本映画
やることなすこと、若干空回り気味なお父さん。東京から岩手に転勤になったのだけど、それは誰がどう考えても左遷と言う奴であります。家族はやさしくって綺麗なおかあさん。あまりに素晴らしいおかあさん過ぎて、自分的にはこのおかあさんが一番現実的でない感じがしましたわ。・・・・あたし、疲れてるのかなあ。

会社は盛岡、でもって住むことになった家は、築100年以上のかやぶき屋根の古民家。。。地域名は架空の知名なようで、「滝田村」になってましたが、盛岡の隣の滝沢村のことだろうなああと思って見ておりました。

広さだけは絶品。台所は今風にリフォームされてますが、囲炉裏が切られ、風呂は薪で焚く。二階の屋根は低く、トイレは当然ぼっとん。都会でぎすぎすしてた家族の面々は、「こんな家に住めない!!」と不満たらたら。狭い家でもすれ違ってた家族なのに、こんな広い家じゃ、もっとすれ違うんではないか・・・と。

それぞれが新しい地での生活に四苦八苦してるとき、何やら不思議な生き物が・・・。時には風呂を眺め、鏡に写ったり、屋根裏をぱたぱたと。いわゆる座敷わらしってやつです。その家に幸せを運んでくれる福の神と言われてますが、徐々に家族の面々に新たな道が広がり、なぜかうまくいかなかったことがいい方向のベクトルに変わっていくのであります。

それが座敷わらしのおかげなわけではなく、この一家がきっちりと生きてきたことが、遅まきながら評価されて行った・・・と言うことですな。映画のように、多くの人がまっすぐ、自分のやるべきことを真摯にやってるはずなんですが、なかなか認めてもらえない。誤解される。天敵な上司あたりに阻害される、、等々。子供の世界は残酷だし、老人は別の世界に生きてるようになると。。。

でも、きっと報われますよ~というとってもやさしい映画でした。これほどの田舎ではありませんが、どう考えても田舎の部類に住んでる身としては、あまりに現実的でないもんで、無理やろオオと突っ込みどころ満載だったのですが、それを言ってはならないのですね。

行き詰ってたいろんなものを一旦リセットする、とってもいい機会があの茅葺屋根の家での生活・・・だったのでしょうが、もしあれが冬だったら、絶対にあり得ない話。ぜひ、引っ越した時期が冬で話をつくってもらいたかったなあ。一番いい時期の、いい思い出で、そして去っていくって、なんだかずるいなあ~と感じたのでした。広いあったかい家。。。家族が囲炉裏で集い、みな帰って来ることができる。。。そうなんですがね、冬は厳しいよお。

それは原作ものなので、話に突っ込んでもしようがない。映画としてはとっても綺麗で素敵な風景満載で、気持ちがすっかり癒されました。お父さんの空回りぶりは、「熱中時代」の北野先生を彷彿させてくれました。それぞれ皆はまってたのですが、なぜ長嶋一茂が・・・。田圃道を自転車で走って、見事なダイブ!当然スタントでしょうが、お見事でした。ただ、田んぼを荒らして行ったのですから、それなりのケアをしていきましょうねえ。田んぼの稲の育ち方が、時節と合ってなかったのが気になりましたが、ほのぼのするのはいい感じ。きっと都会に暮らしてる人には、いいヒーリングなりそうな映画でした。

◎◎◎

「HOME 愛しの座敷わらし」

監督 和泉聖治
出演 水谷豊 安田成美 橋本愛 濱田龍臣 草笛光子
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2 コメント

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Unknown (KLY)
2012-05-11 22:20:18
私のブログのコメントで面白い意見がありまして。結果として座敷わらしのお陰で家族の絆が強まったから、みんなで東京に帰ることになりましたよね、不安も乗り越えられるさ!って。
でも来たばっかりの時も東京に帰るといったら、間違いなく家族の意見が一致してただろうと(笑)言われて見ればその通りで、マイナス方向に一致することもあるもんなぁと妙に感心してしまいました^^;
>KLYさま (sakurai)
2012-05-12 19:46:49
どうせうねえ。
どっちにしろ、ベクトルは東京に向かっているわけで、どうやってその結束力と、向きを一致させるか!ってのが妙なんでしょうねえ。
一番いい季節を堪能して行ったのですから、きっといい思い出であふれてると思います。
ここは、ぜひとも、12月頃の転勤にしてもらいたかったです。

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なかなか素敵で心温まる一本でした。