大病院に勤める産婦人科医の曽根崎理恵。体制に逆らって、とんでもないことをしかけている・・・らしい。彼女の身を案じるのが、その病院で、もうすぐ教授に昇進しようとしている清川吾郎。大病院でやっていくには、お偉いさんの言うことをひたすら聞いて、騒がず、目立たず。ひたすら平身低頭しているのが一番なのだが、彼女は違う。
帝王切開で出産中に、母親が死んでしまった事件、緊急出産の救急患者をたらいまわしにして、母子ともに亡くなってしまった事件などが相次ぐ中、曽根崎は、もうすぐ閉院になろうとしているマリア・クリニックで、最後の4人の患者の診療を行っていた。
彼女らはそれぞれの事情を抱えた妊婦。彼女らの運命を見届けねばならない。。。
結構ミステリアスな宣伝と、ジーンという言葉の意味が遺伝子だと言うことを知ったりして、「うーん、これは遺伝子操作までに手を伸ばして、絶対のどんなタブーに挑んだんだ?!」と、ちょっと期待を膨らませていたのですが・・・・。
うーん、これはないでしょう。あまりの満載な突っ込みどころに、目が点。ど素人でもそりゃないでしょと思う展開だったのですが、作ってる方、やってる方がたは、なんとも思わなかったのでしょうかねえ。
赤ちゃんが生まれる!それは奇跡の連続・・。子供が欲しくてもどうしてもできないご夫婦にとって、どれだけ切望することか!自分たちにとって、どうやっても難しいことが、苦も無くできてしまう。これほど差のあることも無いような気もしますが、その切なる思いの強さはとってもわかります。
でも、一番問題になる夫婦の強い強い思いのために、タブーを犯すんではなく、それは・・・・。その辺に視点のずれを感じたところに加えて、メインとなる出産ラッシュ。百歩譲って、そういうことがあったとしても、うんうん唸ってる妊婦尻目に、ポケットに手突っ込んでる医者はないでしょ!
なにより頭を傾げたのが、曽根崎の体外受精の可能性。・・・ないっしょ。
医療を扱った秀作として、去年の「孤高のメス」が逸品だったのですが、命を扱うものってのは、奇をてらったみたいな題材じゃなく、直球勝負のまっすぐな物語の方が納得がいくのですが、いかがでしょうね。
◎○
「ジーン・ワルツ」
監督 大谷健太郎
出演 菅野美穂 田辺誠一 大森南朋 桐谷美玲 南果歩 風吹ジュン 浅丘ルリ子
帝王切開で出産中に、母親が死んでしまった事件、緊急出産の救急患者をたらいまわしにして、母子ともに亡くなってしまった事件などが相次ぐ中、曽根崎は、もうすぐ閉院になろうとしているマリア・クリニックで、最後の4人の患者の診療を行っていた。
彼女らはそれぞれの事情を抱えた妊婦。彼女らの運命を見届けねばならない。。。
結構ミステリアスな宣伝と、ジーンという言葉の意味が遺伝子だと言うことを知ったりして、「うーん、これは遺伝子操作までに手を伸ばして、絶対のどんなタブーに挑んだんだ?!」と、ちょっと期待を膨らませていたのですが・・・・。
うーん、これはないでしょう。あまりの満載な突っ込みどころに、目が点。ど素人でもそりゃないでしょと思う展開だったのですが、作ってる方、やってる方がたは、なんとも思わなかったのでしょうかねえ。
赤ちゃんが生まれる!それは奇跡の連続・・。子供が欲しくてもどうしてもできないご夫婦にとって、どれだけ切望することか!自分たちにとって、どうやっても難しいことが、苦も無くできてしまう。これほど差のあることも無いような気もしますが、その切なる思いの強さはとってもわかります。
でも、一番問題になる夫婦の強い強い思いのために、タブーを犯すんではなく、それは・・・・。その辺に視点のずれを感じたところに加えて、メインとなる出産ラッシュ。百歩譲って、そういうことがあったとしても、うんうん唸ってる妊婦尻目に、ポケットに手突っ込んでる医者はないでしょ!
なにより頭を傾げたのが、曽根崎の体外受精の可能性。・・・ないっしょ。
医療を扱った秀作として、去年の「孤高のメス」が逸品だったのですが、命を扱うものってのは、奇をてらったみたいな題材じゃなく、直球勝負のまっすぐな物語の方が納得がいくのですが、いかがでしょうね。
◎○
「ジーン・ワルツ」
監督 大谷健太郎
出演 菅野美穂 田辺誠一 大森南朋 桐谷美玲 南果歩 風吹ジュン 浅丘ルリ子
原作と映画は違って当然ですが、原作で表現していたことをほぼカットしちゃだめですよ。
挙句にラストは観月ありさ主演『ベイビィ!ベイビィ!ベイビィ!』と全く同じ^^;
見た瞬間パクリかよ!と突っ込んでました。
もっとも海堂氏の原作を映画化したものを良いと思ったことがないので、今回も全く期待してなかったのですけど…(苦笑)
これは予告編とタイトルに見事に騙されました。
こんな内容だとは露にも思わなかったです。
がっかりな作品でしたが、嵐の中、屋敷の奥から浅丘ルリ子が歩行器使いながら現れるシーンはかなりホラーで、怖かったです。
『ベイベィ!・・』は、見てませんが、そんな話だったんですか。
私も海堂氏の本を、感心したことはないのですが、もういいですわ。
ここで、浅丘大先生が来る、来る、来るとわかってて、・・・・来ましたね。あたしもちょっと怖かったです。
原作が未読でストーリーについてとやかく言えませんが、
それでも「ん?」、「あん?」「マジ?」って
そんな疑問が多々(笑)
前作のバチスタやルージュのイメージが強過ぎて、
“肩透かし”を食った感強しでした(笑)
“肩透かし”と言えば、大相撲の未来は何処
ほんとに医者やってんですかね。
とてもじゃないが、かかりたくないです。
大相撲ねえ~。
どうなるんでしょ。
新弟子もいるらしいですが、公益法人はとにかくやめてもらって、興行にすべきですよね。
それでも見るに値するものだったら、見るでしょうから。
僕は思いのほか、OKでした。
原作はもっとハードな展開だったので、そのあたりはずいぶんとソフトになっていました。
ちょっとソフトにしたところが少しアンバランス感になったのかな。
ところでsakuraiさんの家の方は大丈夫ですか?
>一番問題になる夫婦の強い強い思いのために、タブーを犯すんではなく、それは
原作は未読(というか途中まで)なのでそのあたりが誰のせいなのかは分かりませんが、映画では子供の出来ない方への想いというよりも、主人公の体制への反発心の方がでかい気がしましたね(って、そういう意味ですか???)。
最初に出てくる医療過誤裁判で徹底的に戦う話の方が共感を持てたような気もします。
…まぁそんな脚本内のツッコミどころに関わらず、全体的にダメな映画だったという認識です。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。