川越リバーのブログ

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温室の花

2018年02月08日 20時32分15秒 | ソフトテニス

 リバーの練習日。コートを囲む木々に冷たい風が遮られ、総合練習の審判台で明るい日差しを浴びているとポカポカと温まり、思わずうたた寝をしそうでした。そんな時、コートサイドの女性陣たちのお喋りで「きょうは針供養なのよね…」と。2月8日は「事始の日」で農作業や針仕事などを休んで、一年の始まりに備える日なのだそうです。折れたり、錆びたりして使えなくなった針を柔らかいコンニャクや豆腐に刺して供養するとともに、「裁縫が上手になりますように」とお願いする行事ですね。

 お喋りを聞きながら、14年前に81歳で亡くなった母を思い出しました。私が小学6年から高校生の頃のこと。夜中に目を覚ますと隣の部屋で、母が知り合いなどから頼まれた着物を縫っている姿を目にしました。和裁だけでなく洋裁も得意だった母は、私と1つ下の弟にお揃いの洋服とズボンを何着も仕立ててくれことも。そんな母が、小学校の家庭科の授業のために用意してくれた裁縫箱が手元に残っています。15×10センチ位の赤いプラスチックの箱。白と黒の木綿糸と四角い針山には木綿針が4、5本刺してありました。いまは古いボタンが入っています。

 母の思い出とは関係ありませんが、きょうの花は「ブーゲンビリア」。智光山の温室で出会いました。先日は花びらに見える赤い苞に囲まれていたツボミが、きょう訪ねると1センチに満たない白い花を咲かせていました。和名は「筏葛(いかだかずら)」や「九重葛(ここのえかずら)」。中南米の熱帯雨林の花ですね。

(64蛍)