夕風桜香楼

旧『薩軍分営』。
イラスト創作記および雑記帳です。歴史ネタ中心。
不定期更新ですが、悪しからず。

従征日記

2013年06月30日 21時08分41秒 | ギャラリー
 西南役・官軍軍装変遷図の将校編です。



 いちばん左は出動時の鎮台歩兵少佐。前回の兵卒と同じく、服制どおりです。
 肋骨服タイプの軍衣に制帽をかぶり、革靴ばきに脚絆を巻いてサーベルを吊ります。

 左から2番目は田原坂攻防戦頃の鎮台歩兵中尉。
 草鞋にはきかえ、光を反射しやすい金属装飾のついている帽子や軍刀を、布で覆っています。

 左から3番目は北熊本の戦闘頃の近衛歩兵少尉。
 緋裏に金ボタンの将校用外套は戦場で目立って狙撃のマトになってしまうため、将校たちは地味な兵卒用外套を着て戦いました。薩兵の斬込みに備えて日本刀を差しています。

 右は戦役末期の鎮台歩兵中尉。
 当時の夏服は白色だったため戦場にはとても適さず、戦時特例によってシンプルで地味な夏服が定められました。この夏服では袖章も、袖口に線をひと巻きするだけの簡素なものとなっています。
 また、防暑のために傘をさして歩く者の姿も『従西日記』のスケッチで確認できます。このころになると、「正装のものあるを見ず、軍装全く形態を喪いたり」というありさまでした。



 そしてこれまでの官軍将兵軍装変遷のまとめ。



 次はいよいよ警視隊かな!
コメント (7)
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