コツコツ一直線

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氷菓 第1話「伝統ある古典部の再生」 感想

2012-04-23 03:34:18 | 氷菓(2012春夏)

 2012年4月開始アニメ感想第2弾は「氷菓」。あの京アニの新作ということで放送を楽しみにしていました!今までの作品と比べて文学的な作品で一体どういうアニメに…?と気になっていましたが、さすがは京アニでした。アニメのCLANNADを観ていた人はニヤリとするんじゃないかと。キャラも個性的で観ていて飽きず、これからが楽しみになる1話でした!


 1話となる今回は古典部の面々が集うシーンがメインに描かれていきました。今回はその4人のうち3人の出番が。あと一人は次回辺りに出てくるんでしょうか…?今回観た感じ、学校で起きる些細な事件をこの古典部の面々で解決していく、というスタイルの作品になるようです。

 そして京アニ最大の強みである作画・演出は今作でも健在!安心の京アニクオリティでした。キャラが可愛くカッコよく描かれていて、最初から最後まで見入ってしまいました。特に作画の光とクリア感が凄まじく、ずっと画面に目が釘付け状態でした。どのアニメもついつい残り何分か気にしてしまうのですが、氷菓を観ている時はそのことを気にすることがまったくなかったです。やっぱり京アニの映像技術は凄いな…と改めて実感しました。またしばらくこのクオリティの作品を毎週観れると思うとドキドキしてきます~。脚本の方は賀東さん、原作者の米澤さんも監修で参加されているらしいので安心です。 


 

 文化系部活動が活発なことで有名な進学校、神山高校。そんな学校にある「古典部」という部活が部員不足で廃部の危機に…。
 それを聞きつけた主人公・奉太郎(ホータロー)の姉、供恵(海外に出張中)はこの危機を救うために奉太郎を古典部に入部させようと考え、エアーメールで奉太郎に古典部に入れと命令、奉太郎は仕方なく姉の命令に従い、古典部に入ることにします。ここで反発とかしない辺り、奉太郎は変わったキャラのようです。

 部室に行く前、そのことを友人の里志に話す奉太郎。淡々としゃべる奉太郎に賑やかにしゃべり続ける里志。声が中村さんと坂口さんということもあって、CLANNADの朋也と春原の会話を思い出しました。CLANNADファンにとっては嬉しいサービスですね。中村さんと坂口さん、またこの2人の掛け合いが聞けると思わなかったので、とても嬉しかったです~。あの二人の賑やかな掛け合いがCLANNADの魅力の一つだったと思います。
 あとあの二人と相違点も結構あってそこも面白かったです。特に里志が思った以上に賢い系のキャラでびっくりしました。奉太郎の真意を見抜いていたりと鋭い面があったりとか。今後の二人の会話も楽しみにしていきたいと思います。


 その後古典部の部室に向かった奉太郎はそこでえると出会います――。えるとの出会いはなんか運命的な感じに描かれていて、今後どうなっていくんだろうというワクワク感がありました。
 どうやらえるは既に古典部に入部しているようで…。早くも古典部の存続問題は解決しかけているようでした。この時奉太郎は入部届けを出しませんでしたが、1話最後のほうで奉太郎も入部届けを出して部員に。そして里志も奉太郎をつけていて、以後古典部に顔出しすることに。里志は今回まだ入部はしていなそうですが、きっと入部することでしょう。

 それからは学校で起きる些細な事件を解決するという展開に。今回は部室の鍵と部活の張り紙の話が。何気なく奉太郎とすれ違った蛍光灯を点検している整備員が伏線だったりと、伏線の張り方や回収の仕方がおおっ!という感じではっとさせられました。観ていると推理したくなります。
 後半の女郎蜘蛛の事件は仕掛けたのが奉太郎だったという意外な結末が…。えるの興味を引く→事件解決→省エネと、さっさと帰ろうというのが理由だったようですが、まさか1話目から仕掛け人に主人公がくるとは予想外でした~。帰宅するときの奉太郎と里志の会話が駆け引きみたいな感じがして面白かったです。里志鋭すぎ~。ここで里志と春原は違うなと思いました!
 こうして無事奉太郎が古典部に入部し、今回はおしまい。4人集う時が楽しみですー。


 

 では以下個別感想ー。

・折木 奉太郎(ホータロー)

 放送を観るまでは、無口でめんどくさがりなキャラなのかなと思っていましたが、「やらなくてもいいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に」がモットーの省エネ主義者と、思った以上に変わったキャラでした。あるいは怠け者。優れた洞察力と推理能力や持っていると、単なる巻き込まれ系主人公ではなさそうで、今後の活躍にも期待していきたいと思います。
 えるに関してちょっと意識している部分もあるようで、今後進展があるのかどうかも気になるところ…。


・千反田 える

 氷菓のヒロイン的存在の女キャラ。性格はおしとやかで真面目、しかもお嬢様と非の打ち所がなさそうなキャラですが、自分の気になることや謎に関して執着したりとやっぱり変わったキャラのようです。
 今回特に気になったのはやっぱりえるが奉太郎に謎解きを迫るシーン!ここの植物の演出、えるの髪が長くなったりする演出には度肝を抜かれました…。このシーンを見て京アニが帰ってきた!という感じがしました。神秘的な何かを感じる不思議なシーンでした。
 そしてこのセリフ、

「私、気になるんです!」

 これは今後流行るに違いない…そう思いました。この作品が成功するかは、えるの存在にかかっていると思うので頑張って欲しいです。
 声が佐藤聡美さんと、けいおん!の律の方でどういう風に演じるのか気になっていましたが、律という感じがしなくて驚きました。全体的に声に関しては今後もまったく問題ない気がします!


・福部 里志

 奉太郎の友人である里志。作中では奉太郎の話し相手として活躍することになりそうです。今のところひょうきんなキャラという印象が。そういう性格をしているからか、奉太郎と里志の会話はCLANNADの朋也と春原の会話を思い出しました~。
 ただ里志は割と賢かったり、鋭かったりして「賢い春原」という感じがします。しかも古典部と手芸部を兼部し、総務委員会にも所属するというしっかり者っぷり…!今回最後で奉太郎の考えを言い当てる辺り、ただのひょうきん者ではなさそうです。1話ラストはその辺際立って見えました。今後の影の活躍っぷりに密かに期待していきたいと思います。

 


 

 次回は「名誉ある古典部の活動」次回も古典部の面々が学校で起きる小さな事件を追う展開になりそうです。古典部の4人のうちの一人、摩耶花も登場するのか気になります。
 原作1巻が手元にあるので、次の放送の時までに読みたいと思います!今原作を購入するとアニメ限定カバーがついてくるのでお得です。1.2巻目が女子のターン、3.4巻目が男子のターンで笑。1巻目の表紙がえるでなんか分かっている感が。でもカバーが4巻目までついてくるということは、アニメも4巻までやるんでしょうか…?2クール・全22話だそうで期待したいと思います!この作画を2クール観れると思うと幸せです~。

 あとこれから多くのキャラが出てくるらしく、話にどう絡んでくるのか気になります。というか脇役の声優さんが豪華すぎてびっくりです~。京アニアニメってなんでこう脇役が無駄に豪華なんでしょうか…。

 ではまた次回に!

 



4 コメント

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Unknown (あるるかん)
2012-04-24 01:49:49
やっぱりCLANNADを思い出しますよね!?
奉太郎は序盤の岡崎がさらにダウナーになって、春原が賢くなってお馬鹿のランクが下がってる感じですね。けれど普段の会話や生活のやりとりは岡崎と春原のそれと代わりない感じですね。

さらに廃部寸前の部活動と、一人だけのヒロインってのも渚を彷彿させますねぇ…。
いやぁこの時点で胸が高鳴る(笑)♪


氷菓はやっぱり日常系なんでしょうかね。まぁまだ観てないとわかりません。


そういえば、CLANNADの声優さんはFateにも登場してますね(笑)。
秋生はとち狂ってF-15Jを乗っ取り大暴れして、芳川さんはひっでぇ悲惨な目に遭って鬼の形相で消えてしまいましたね…
氷菓 第1話観ました。 (ひらがなでことみ)
2012-04-24 02:32:23
こんばんわ、ソウキさん。
久々に京アニらしい作品が始まりましたね。
キャラデザも西屋さんですし。
CLANNADファンにとっては、待ってました!!と言わんばかりですね。

また楽しみな作品が増えましたね。

話は変わりますが「宇宙戦艦ヤマト2199 」一章は劇場でしてるみたいなのですがTVでは来年からみたいですね。
結城信輝キャラの乗組員達を早く観て見たいのですがね~。
 
 ではでは。
コメントありがとうございます! (ソウキ〉あるるかんさん)
2012-06-16 21:53:10
あるるかんさんコメントありがとうございます~。
男性2人はやっぱりCLANNADのあの2人を思い出しますよね~。
CLANNADの2人とはちょっと似たところが
あったり違ったりしている部分がありそうで、
これからどうなっていくか気になります。
確かに廃部寸前の部活は、演劇部…!
京アニ作品は廃部寸前という状況が何故か多いですね。
CLANNADとFate/Zeroのキャスト…なんか混ぜるな危険っぽい感じが…!
ではでは~。
コメントありがとうございます! (ソウキ〉ひらがなでことみさん)
2012-06-16 21:53:30
ひらがなでことみさんコメントありがとうございます!
京アニの新作、いよいよ始まりましたね~。
今までとはちょっと雰囲気が違う作品ですが、これから楽しみです!
CLANNADファンにとっては堪らないポイント満載ですね。
ヤマトは観たいんですが、上映館が~。
DVD化を待ちたいと思います!

ではでは~。