コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

化物語 第6話 「するがモンキー 其ノ壹」 感想

2009-08-11 23:52:11 | 化物語シリーズ(2009~)

 今回からはひたぎの後輩・神原駿河の話に。原作の中でも一番意外性のあるキャラだったので、アニメでもその無茶苦茶ぶりを見れるのを楽しみにしていました。アニメではどんな動きを見せてくれるのか楽しみです。


 今回見る前に化物語SPも見ましたが、なんかまとめ方がカッコよくてよかったです~。総集編としては良い出来栄えだったと思います。初めての人も見やすい感じがしました。

 で、その分神原の出番を楽しみにしていたのですが、最初から猿の実写で気が滅入りました…。実写を使うのが悪いというわけではないですが、なんか好みが合いません…。この分でいくと最後まで実写がありそうな気が。

 たまたま会って会話する暦とまよい。相変わらず2人の会話は面白いです~。まよい編の時もそうでしたが、最初はメインのキャラでなくまよいとの会話から始まりました。
 でも2人の背後から駆けてくる存在が…。何回も挟まれてきてどうしても神原が気になってしかたなかったです。暦の身に危険が迫っているかのようでした…。ここら辺は見ていてヒヤヒヤしました。

 そして2人に追いついた神原が暦の目の前に現れます――。素晴らしい着地でした。神原は爽やかに暦に話しかけます。

「やあ、阿良々木先輩奇遇だな」

 と、偶然を装っていたようですが、明らかに暦を追っていたことは明白で…。また怪異絡みの事件がおきそうです。
 その後ひたぎのOP。OPはそのキャラだけのってわけではなかったんでしょうか。まあTVアニメではこれが普通なのかも…。


 前半。文字演出ですが、一応暦のモノノーグです。原作を読んでこれが暦のモノノーグだと知りました。アニメでこれを入れるのはなかなか難しいですね。スロー再生でようやく読めました。
 ここからしばらくは暦と神原の会話になるのですが、神原が女の子っぽくてびっくりしました。原作的にもっと硬く作ったような口調かと思っていましたが、割と女の子っぽい感じが。ちょっと意外でした。
 声は沢城さんということでほぼイメージ通りでした。でも地味に気になるのは今沢城さんは一体何本レギュラーを持っているのかどうかだったり。毎週どのアニメでも出ている気がするのですが…。かなり忙しそうな気がします。しかも演じる役の幅も広すぎて驚きです。

 暦を追いかけてきた神原。一見クールなイメージがある神原ですが、ロシアの政治情勢についてたずねてきたりと、マニアックすぎます…。何だか変わり者かも…。目が異様にキラキラしています。どうやら神原は何故か暦を尊敬しているようです。 

 神原はバスケをしていたようですが、今は手を怪我しているようで、部活を休んでいるようです。しかも神原は弱小チームだったバスケ部を全国区クラスにまで押し上げたキャプテンで直江津高校のスターなんだとか。本当に輝かしい存在です…。
 と、なると気になるのが何故これまで接点のなかった暦に急に話しかけてきたのかということ。その原因はどうやら暦がひたぎと付き合っていることにあるようです。神原はひたぎの話を聞きたがっていた様子…。ひたぎと神原の関係が気になりました。
 ひたぎの話を聞こうとしていた神原ですが、何故か唐突に去っていきました。去り際も爽やかでした。

「阿良々木先輩、ご武運を」

 それで再びまよいとの会話に。まよいは暦と神原のやりとりを見ていて、神原が暦のことを好きなのではないかと推測します。確かにストレートに考えればそうなりそうですが、ひたぎが絡んでいる以上それだけとは思えませんでした。とりあえずひたぎに話を聞くことで何か分かりそうですが…。


 それからひたぎとの勉強会。時間は夜ぐらいみたいです。暦はひたぎから勉強を教わっていましたが、ひたぎは暦が「何が分からないか分からない」と何だか上から目線…。確かに差が出過ぎると相手がどこが分からないか分からなくなりますが、何だか暦がかわいそうでした。
 話題はお互いの進路のことに。進路を決めていないらしい暦にひたぎは色々な選択肢を提示してきます。ひたぎは推薦で大学に進学する気のようです。さすがひたぎ。
 これで暦は進路について迷いだすのですが、ひたぎは暦と同じ道に進みたいと思るようで…。暦と一緒にいたいらしいです。言い方は厳しかったですが暦に「恋煩い」していると言ったり、暦を想っていることは確かなようです。暦の進路話はこれからも話に絡んできます。
 ちなみに暦がどんな進路を選んでも暦と別れる気はないとか…ひたぎは分かりにくいツンデレですね。それだけにデレた時は思わずにやりとしてしまいます。
 また最近うっかりしていたようで、ホッチキスは持っていないようです。これでもう文房具攻撃はないかと思っていましたが…。

 その後陸上の話に。ここで暦は神原の話をひたぎから聞き出そうとします。ここでの話によれば確かに神原はひたぎの中学時代の後輩で、神原はひたぎに憧れていたようです。これで大体状況が見えてきました…。神原は暦に嫉妬しているのかもしれません。まあ神原の場合、ちょっと話が違ってくるみたいですが…。

 が、暦が神原に浮気しようとしていると誤解したひたぎはこの後また暴走!

 暦をシャーペンで脅してきます…。

 シャーペンが目の本当の真ん前に~。怖すぎる…。原作を読んだときも暦同様戦慄しましたが、アニメは表現がストレートで本当に恐怖でした…。地味に恐ろしいです~。文房具は実は凶器。ここでパスワードが出てきて笑ってしまいました。タイミングよすぎ。
 本当に暦を殺しかねないひたぎ。暦もそんなひたぎに焦りを感じます。でも暦はこういう時、どうすればいいか分かっていました。

「僕は戦場ヶ原一筋だ――!」

 暦はそうひたぎへ叫びます。暦は分かっていました。それでひたぎも暦の気持ちを知り、収まってくれました。ひたぎはツンデレというより、ヤンデレじゃないかと思います…。愛が深すぎて重いです…。


 落ち着いたところで、神原の話に戻ります。ひたぎと神原は結構良い先輩後輩の関係にあったようです。で、神原もひたぎを追いかけて同じ高校に入学したものの、この頃ひたぎは怪異にとりつかれていて、ひたぎは人を遠ざけていました。そんな中学の頃と別人なひたぎを見て、神原はひたぎに何かあったのではないかと感づきます。
 神原もまたひたぎの重さがないことに気づいていました。それで神原はひたぎを助けたいとひたぎに協力を申し出ましたが、ひたぎは1話の暦同様、神原を脅して神原を遠ざけてしまっていました…。神原にとってこれは相当ショックな出来事だったことでしょう…。
 その後ひたぎは暦に下は上は洪水、下は大火事な~んだと、なぞなぞを出し、それが神原の家だと表現します。ひたぎ、まよいの家同様、神原の家庭事情も複雑なもののようです…。
 今は神原はただの赤の他人だと話すひたぎ。暦は神原に付きまとわれる理由が分からないと、何か心辺りはないかとひたぎにたずねます。それにひたぎは彼氏である暦の偵察ではないかと推測。神原はひたぎを助けた暦のことが気になるみたいです。大体筋は通ってきました。
 で、神原がひたぎをここまで気にするのは神原にとって、

「憧れの先輩」

 だったからのようです。昔のひたぎは本当に優等生で良い先輩だったようです。ひたぎは今では神原を迷惑に感じているようですが、真意はどうなのか気になります…。きっとそれだけではない何かがあるはず…。


 暦は帰る途中、羽川に電話。昔同じ中学ということで羽川なら何か知っていると思ったようです。今回は文字演出多いですね…。あとヒロインの出番も。羽川は軽く勉強していたと言える時点でもう何か異常だと思います…。世の中そんな人はいるんでしょうか。
 羽川も一応有名だったからと、その頃の2人のことを知っていました。2人はその頃「ヴァルハラコンビ」と呼ばれる人気者だったようです。この説明の時に、まりほりのときのようなグラフィックデザインのような演出が。アニメとはまた違った雰囲気があって好きです。つい職業病で気になってしまいます…。実写は嫌ですが、デザインの方は大歓迎です。
 暦は昔のひたぎについて聞こうとしますが、羽川は今のひたぎが好きなのではないかと、そのことはあまり話さず。妬けてきますね…。
 でも羽川はひたぎについてこう話します。
 
「戦場ヶ原さんは難しいよ」

 羽川が言うにはひたぎは難攻不落のセルフフィールドを張っていて、そう簡単に心を開いてはくれないだろうとのこと。人嫌いと人間嫌いは違うと話す羽川ですが、どう違うのか気になるところ…。意味深な発言が多い今回の羽川でした。時々制服の色が違うのは演出だったんでしょうか。光効果があってもこうはいかないような…。
 羽川からそう言われた暦ですが、暦は彼氏として、

「もし出来るのなら、戦場ヶ原には、
 失ったもの、捨てたものを取り戻して欲しい」

 と、ひたぎに幸せになってほしいと思っているようです。それで神原とも仲直りして欲しいみたいですが、上手くいくのでしょうか…。


 マウンテンバイクを引いて帰る暦ですが、その途中で暦はひたぎから預かったお金を忘れたことに気づき、戻ろうとします。ひたぎは暦に忍野への借金を渡していました。10万はお父さんの仕事を手伝って工面したようです。高校生で短時間でそこまでの金額を稼げるとはすごいです…。驚きでした。
 ひたぎの家に戻ろうとしたとき、

 暦の背後には雨合羽を着た、
 謎の怪異が立っていました…。


 目がギラギラ光っていて、暦に殺意を向けていました…。これはやばいです。
 で、その怪異が襲い掛かってきて、

 暦は思いっきり飛ばされ、文字通りボロボロに…。

 TVアニメにしてはグロすぎてぞっとしました。暦はそれで血まみれに…。普通の人間なら死んでいたところです…。ここは見ていてハラハラしていました…。
 手が赤いその怪異の正体は今回見ていれば誰か予想はつき、動機も想像できますが、この分でいくと今の段階で和解は難しく感じます…。
 
 しばらく時が過ぎた頃。ひたぎが暦を起こそうとしていました。

「阿良々木くん」
「ごぶさた」
「忘れ物、届けにきたんだけど…」

 ひたぎが駆けつけた時、既に怪異はいなくなっていました…。それはひたぎに見られたくなかったからなのでしょうか…。これまでより殺伐とした空気が漂う中、次回へ続きます。


 次回は「するがモンキー 其ノ貮」怪異に襲われた暦。早速暦はその人物のところへ話を聞きに行こうとするのですが…。次回は神原との会話が結構ありそうで楽しみにしています~。あとOP。神原との会話が原作を読んでいて一番楽しかったのでアニメではどうなるのか気になります。ノリが最高でした。あと神原の部屋でしょうか。きっとすごい画になるはず…。

 今回のエンドカードは衿沢世衣子さんという方。マガジン勢が続いたせいか、これまでより、なんかすっきりとした絵で良い感じでした。シャフトとはあまり関係がなさそうだったので、今後何かあるのか気になるところ。

 ではまた次回に!

 



2 コメント

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コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-08-25 00:14:55
 ひらがなでことみさんコメントありがとうございます~。
 まよいとの会話はやっぱり面白かったですね~。メイン回が終わったあともこうして出てきてくれるのはやっぱり嬉しいです~。

 ひたぎが暦をシャーペンで脅すシーンは、1話のホッチキスがありならくるかな…?と思い構えてはいましたが、やっぱり慄いてしまいました。いや、本当怖すぎでした。ホラー展開はほどほどにして欲しいです…。深夜見ていたので怖さが倍増しました。
 最後暦が襲われるシーンも結構容赦なくて驚きました。ひたぎが間に合って安心しました。襲撃した犯人誰なんでしょうね~(棒読み)

 ではでは~。
第6話見ました。 (ひらがなでことみ)
2009-08-18 02:17:41
こんばんわ、ソウキさん。
まよいがすぐに出てきたので嬉しかったです。
あとは、ひたぎが暦にシャ-ペンで脅す所は
怖かったです。実写はさすがに驚きます。
ホラ-ぽく演出するのは分かるのですが。
暦が血だらけで、ひたぎが表れるところで
次週へと、どうなるか楽しみです。

ではでは。