コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

GIANT KILLING(ジャイアントキリング)#321 モーニング12号 感想

2014-02-21 22:27:06 | GIANT KILLING (原作感想)

 GIANT KILLING(30)
GIANT KILLING(30) [Kindle版]

 これまでETUが追う展開が続いてきた名古屋戦。焦らし展開が続く中、今回遂に試合に大きな動きが…!!椿に触発され、ゴールへ攻め入るジーノ。その攻撃は得点にどう繋がっていくんでしょうか。

 今回の見どころはなんといってもジーノと椿の緊張感溢れる会話!!このシーンについて伝えるために、早くうpしなくては…!と頑張りました。あのセリフにグッとこなかったジーノファンはいない!ジーノファン注目の1話です!!!
 



 ETU対名古屋戦、後半。その試合の中、ジーノの動きが遅いことを「遅い」と指摘した椿。今までなかった椿の反抗…。そのことがジーノも気になり言及してきます…!ジーノの表情的に、焦っているのはジーノの方かもしれません。


「君は今
 ボクに盾突くような態度を見せたかい?

 このチームの王子である……
 ボクに」


 ですが椿は次の瞬間、笑みを浮かべ、意外な発言を――


「お…王子はもっとできるって…
 俺は知ってます」


 そうしてジーノのやる気を引き出そうとする椿。椿はジーノと対立する気はなく。椿は自分は監督やジーノのことを信じている、だから達海がジーノを下げないのは問題ということだからと、ジーノと衝突する意志がないと説明。これまで作中で指摘されていたジーノの疲れに関して、ここでその答えが。
 そのことから椿はジーノはまだいけると、攻撃でジーノに動いてもらおうと説得しようとします。椿の説得がうますぎる…。


「何より俺は…
 何度も王子の凄すぎるパスを
 受けてきてるから…
 王子の実力はこんなもんじゃないって
 わかるんです」


 その椿の話に、ジーノしっかり納得。そして椿のことを信頼する存在として認めます――


「オッケー
 まあ合格かな」


 なんとジーノは椿のポジションを犬から、飼い主へと昇格します…!


「バッキー
 君をボクの飼い犬から

 世話係へと昇進させてあげよう」


 ジーノにしてみればまだ下なのかもしれませんが、犬から飼い主ってかなり昇格した感じが…。どうやらジーノは椿を自分と対等な存在として、認めたようです。2巻辺りを読み返してまたこのシーンを読むと、かなり感慨深いものが…。
 そして今回個人的に一番気になったセリフは、このセリフ!!


「意見してくれる存在は有難い
 ボクを独りにしないためにも…

 しっかり働いてくれよ
 バッキー」


 このセリフにグッとこなかったジーノファンはいない!そう断言できるくらい、本当にブワッときてしまいました…!今までジーノがこう本心を語ることがほとんどなかったのもあり、本当に驚きました。
 ジーノもジーノで、今まで孤独を感じていたのかと思うと…。某バスケアニメの最近の展開を思い出し、考えこんでしまいました。ジーノも椿が追い付いてきたことで救われたのかも。これから椿との会話シーンも更に面白くなりそうで、ジーノが更に好きになりそうな気がします。
 



 そうして意思疎通をした二人は、再び試合に集中。ジーノも椿の意見を聞き、受け入れることに。ですが椿の要求はいきなり容赦なく…!


「じゃ…じゃあ早速……
 走って下さい
 王子!!」

「監督と一緒にやったミニゲーム…
 あの時みたいなプレーを
 向こうがウチの攻撃に慣れてきた…
 今こそ……!!!」


 今までの上下関係を見ていると、本当に対等な関係に立ったんだなと、グッときます…!これからもこの関係でいて欲しいです。
 椿は早速ジーノに向けて、思いっきりパスを出します…!パスを出した位置は少し高く、ジーノが早く走らないと繋がらない感じでした。
 スタミナを消耗している状態でもゴールに攻めていくジーノに、ETU側も名古屋側も驚き!!
 

「王子!!!」


 椿とのやりとりを思い出しながら、走るジーノ。


『まったく……
 世話係にしただけなのに
 いきなり酷い扱いだな』


 ジーノも更に走れと言われて辛そうですが、笑みを浮かべていたりと、かなり楽しそうでニヤリ。セリフがまたジーノらしくて良い感じ。椿、ジーノの扱いに慣れている感が。なんだかんだでバランス良いコンビだったのかも。

 そうしてゴールまで攻めてきたジーノ。待ち構えるのは名古屋GK。GKはジーノが左足だけだと甘くみていました。ですがジーノはそれすらも強みに――


「だったら…
 なんだい?」

 ジーノはその左足の強さを活かして
 マーク相手の攻撃をかわし、
 シュートを放ちます…!!


 このボールを蹴る瞬間もコマ割りなど小気味良く描かれていて、素晴らしかったです。ジーノがシュートを蹴るシーンはページ数もかけられていて、ジーノがゴール入れてもおかしくないくらい、本当に力強く、勢いあるシュートでした!

 ですがそのジーノ渾身のシュートは無情にもGKに弾かれてしまいます…。これに一瞬安心する不破。


『よしっ!!』


 ですがボールはまだラインをわっておらず。ここで飛び出してきたのが夏木!!


 なんと夏木はそのこぼれた球を、
 ヘディングシュートで
 ゴールにこじいれます!!

 夏木がETUに3点目をもたらし、
 ETU、遂に名古屋に追いつきます…!
 

 なんかこの瞬間はあっという間に感じました。ジーノのシュートが外れてあ然としていたら…!まさかまた夏木がゴールを決めるとは思っていなかったので本当びっくりです!!この日の夏木は確かにキレキレだったのかも。
 
 このまさかの得点に驚くETU、名古屋側…。そして夏木自身も。そして湧き上がるスタジアム全体!!


「同点!!
 同点だ――っ!!!」

「残り時間10分…
 勝負は振り出しに戻った――!!」

 これで3-3、
 ETU対名古屋戦、試合は振り出しに戻ります!!!


 村越→椿→ジーノ→夏木と、10人になっても攻めに出た結果、ETU見事に名古屋に追い付くことができましたー。ここ数話のETU選手達のやりとりを思い出すと、本当に皆で繋いだゴールだな…と感じます。ETUの選手達の精神的な部分の成長も感じました。ここまで追いつくかどうか分からず、毎週不安な気持ちで最近読んでいたので、今回で気持ちがだいぶすっきりしました~。
 名古屋も追いつかれるはずがないという、油断がここで出てしまった気が。ここから両チームがどう立て直していくことになるのか気になります。とりあえず今の雰囲気では名古屋勝利で終わる感じはしないかも。


 次回まず気になるのは、このまま試合が続行して描かれるかどうかでしょうか。ジャイキリは見せ場を描ききった後、点数がこのまま入らなければ長々と描かず、試合を終わらせてくる印象があるので。なので、もしこの先も名古屋戦が今まで通りの流れで続いていくなら、ETUが逆転する可能性が大きいと思います。椿覚醒フラグがまだ発動されていない、川瀬との勝負がまだついていないので、まだ試合続いて欲しいです!
 あとゴールした後のジーノと夏木の会話に地味に期待。なんだかとっても面白そう。

 ではまた次回に!

 ・TB先
 にほんブログ村(GIANT KILLINGトラコミュ) 



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
やった~ (こーじ)
2014-02-21 22:36:27
早急なUP
ありがとです
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2014-03-27 01:18:40
こーじさんコメントありがとうございます!
励みになります~。
これからもできるだけ早めにうpできるように頑張ります!
ではでは~。