コツコツ一直線

好きな作品をアニメ・ジャイキリ・牙狼<GARO>中心に感想レビューしています。

CLANNAD~AFTER STORY~ 第17話 「夏時間」 感想

2009-02-07 16:49:10 | CLANNAD 1&2期AFTER STORY(2007-2009)

 クラナドアフター17話。前回かけがえのない存在を失ってしまった朋也。あれから5年後朋也はどうなっているのでしょうか。冒頭のすさんだ朋也はもう見ていられませんでした…。また今回いよいよ2人の子供汐も登場します。汐が朋也に何をもたらすのか注目です…!今回はEDの入り方が見事でした。


 前回汐を出産した渚。でもその後出産で力尽きた渚は亡くなってしまいます…。それを目の当たりにし、渚というかけがえのない存在を失ってしまった朋也はもう立ち直ることができず、それから約5年間。朋也は絶望しながら、ただ生きていました…。

『ただ惰性のように生きていた。
 起きて仕事に出かけて、食べて、寝て、
 体が覚えていることを繰り返すだけ。
 そんな日々に生きていた…。

 体を痛めつけるように働き続けていた。
 何もかも忘れたくて、すべてを顧みずに仕事を続けていた』

 いままでになく朋也のモノノーグと背景が暗く、見ていてとても辛かったです…。中村さんのあの無気力な語りがまたききます。原作プレイ時も渚が死んだか分からないうちにこの語りが入ってきて滅入ってしまいました…。しかも黒背景。本当にどん底でした…。
 親方もそんな朋也を心配しますが、朋也はそれでもただ働き続けていました。そんな中、朋也が時間つぶしで向かう先はパチンコや居酒屋など。たばこも吸うようになっていました。

『仕事が終わった後や休みの日は苦痛だった。
 ただ暇を潰すために金を使った…。
 現実を見つめれば、足元が崩れ落ちそうになっていく。

 この街は嫌いだ…。
 けれど街を出て、どこで何をするというあてもない。
 何も考えないように、生きていた…』

 でもそんな中でも朋也は忘れることも、逃げることもできず苦しむばかり。ここも朋也の何だか空虚さが本当に切なく見ていて辛いものがありました。もう見ていられない…。
 家に帰っても朋也は変わらず。そこに汐はいなく、朋也は一人で暮らしていました。かつて渚と一緒に住んでいた部屋も今では散らかりっぱなし。ポストの名前も剥がされ、あの頃の幸せは消えていました…。ポストを映すところがまたニクいというか…。そんな部屋の様子が今の朋也をあらわしているように見えました。

『何も考えたくなかった。何もかも忘れていたかった。
 すべてが間違いだと、そう思っていた。
 俺があいつに出会ったこと、付き合い、結婚したこと、
 そして、子供をつくったこと、
 そのすべてが、間違いだったと……』

 この語りのあと出てくる三日月が良い感じでした。今の朋也は何も生きがいもなく、渚と出会ったことを後悔し、その悲しみの中、ただ生き続けていました。そんな朋也の姿は朋也が嫌っていた朋也父と重なって見えます。朋也が立ち直る時はくるのでしょうか…。

 OPは今までと変わらないまま。ラスト付近のキャラの画を見ていてそうだろうなとは思っていましたが。歌を2番にして欲しかったような気がしました。
 OP明けは幻想世界の様子から。こちらの僕も今の朋也と同じように作業が進まず、落ち込んでいました…。ここまで連動しているとは…。でもそこに少女がきて僕を慰めようとします。でも少女はそれと同時に自分が動けなくなった後、僕が一人ぼっちになってしまうのではないかと心配をします…。幻想世界でも雪は降り続いており、その時は時間の問題のようです。その時まで僕は飛行機を完成させることはできるのでしょうか。

 休みの日の朋也。だらしがなく寝ていました…。もうここまでくると清々しさを感じるような…。で、そんな中、家に早苗が。

「こんにちは、朋也さん」

 と、早苗は5年前と変わらず明るく朋也に話しかけてきます。このどん底な状況の中、この早苗の明るさが救いに感じますね。朋也はそんな早苗に今でも頭が上がらないようです。この5年間、早苗がいなかったら本当どうなっていたか分かりません…。
 その後2人は家の中で会話。部屋も片付けたみたいです。ここで気になったのは朋也のひげとTVのだんごがなくなっていることです…。このだんごも今後大事な要素となってくるのでお忘れなく。
 休みの日も何もしないという朋也の話を聞き、ここで早苗は思わぬ提案を持ちかけてきます!それは…
 
「じゃあ私とデートしましょう!」
 
 と早苗とデートすること!早苗は相変わらずなようで…。早苗も朋也のことを心配しているんでしょうけど。朋也はそんな早苗の誘いを断りきれず、とりあえず早苗とデートすることに。面白い展開になってきました~。早苗が朋也を好きなタイプと言うところが何か面白かったり。2人は街を歩きます。
 が、街もこの5年でだいぶ変わっていました…。この5年で街は近代化していき、今も変わり続けていました。渚が死んだ今関係ない問題に思えますが、果たして…。
 ファミレスで会話する2人。ここでも早苗は朋也が働いてばかりだと聞き、ある提案をしてきます。途中までは楽しそうに会話する朋也でしたが…

「じゃあ、どこかいきませんか!」
「2人っきりですか…?それはドキドキです」
「それもいいですね~。今回はみんなで行きましょう!」
「みんなで…」
「はい、みんなとです」

 そのみんなという言葉に朋也は何だかうかない様子。と、そこに子供が朋也の傍に。このことには汐が関係しているみたいです。何か複雑そう。
 結局この時は「考えておきます」と曖昧な答えで話は終わるのですが、その後早苗の猛アタックに朋也は負け、旅行に行くことを決めます。早苗の電話連続攻撃は見ていて笑いが~。これからも朋也は早苗にかなわないんでしょうね。旅行は四日間。何かが起こりそうな予感がします。
 その晩、朋也は迷い考えていました。

『正直、俺は迷っていた。
 でも今更断るのは、早苗さんを裏切るような気がした。
 ただでさえ、早苗には何から何まで押し付けているのに…』

 夜こうして考えるシーンは好きなので見入ってしまいました。朋也は早苗に負い目を感じているよう。それが汐のことのようですが…。5年経っても朋也は汐と向かい合うことはなかったようです。


 そうして約束の旅行の日。朋也は早苗達と合流するため古河家へ。が、そこに早苗・秋生の姿はなく。と、家には誰もいないように見えました。家に入り、朋也は居間へ。そこで朋也が見たのは早苗の書置きと旅行切符でした。その早苗の書置きにはこう書いてありました。

<朋也さんへ。
 急用ができたので、
 秋生さんと2人で出かけることになってしまいました。
 後のことはよろしくお願いします>
「う、嘘だろ…」

 早苗は何というか確信犯ですね…。早苗は最初から一緒に行く気はなく、こうするつもりだったようです。朋也は早苗の作戦に上手くはまってしまいました。
 でも誰もいないわけではなく、家には誰かの気配が…。朋也はそれに気づき、追いかけます――。ここで流れてきた音楽には鳥肌が。この曲も良い曲ですね…。その中で朋也はその子の名前を呼びます。

「汐!」

 そうして出てきたのは2人の子・でした。そんな汐と朋也はどこか複雑そうに見つめます――。遂に汐がアニメに出る時が…!汐登場シーンはやっぱり力が入っていたように思えます。光効果とか素晴らしかったです。汐は何だか渚似っぽいですね。画もかわいくて良い感じ。こおろぎさんボイスがまたインパクトありすぎです。

 そうしてしばらくにらめっこをしていた2人ですが、汐が柱に隠れてしまったことでいつもの音楽が。ここのにらめっこシーンは何だかドキドキしました…。朋也はとりあえず汐に話しかけます。

「こらこら、そんなに緊張しないで出て来いよ。
 早苗とおっさんは出かけちまったんだな。どうする?」
「早苗さん」
「いや、だからさ…早苗さんはいないんだよ」
「アッキー」
「おっさんもいないんだ」

 朋也はそんな今の状況に困惑していました。確かに突然こういう状況におかれたら焦りますね…。会話を聞いている感じでは朋也が汐を完全に避けているというわけではなく、ほっとしました。あと秋生の願い通り、汐は秋生をアッキーと呼んでいるみたいですね~。細かいです。
 その後も2人の会話は続きます。

「2人とも、お前に何も言わずに出て行ったのか?
 お前どうする?」
「旅行行きたい!」

 汐は朋也に早苗達と旅行に行きたいと言いますが、朋也はどうすることもできず…。朋也の戸惑いにちょっと癒されました。仕方なく朋也は明日を待ち、その日は汐の面倒をみることにします。
 原作をやっていた時も気になっていたのですが、この間早苗と秋生がどこにいたのかかなり気になっていました。アニメではその辺の説明はあるんでしょうか。ここだけでも何だか面白そうな気がするのですが。

 その後朋也は何もすることもなくただぼっーとしていました。で、そんな朋也を汐が見つめていると…何だか見ていて微笑ましい風景ですね。あの壁に隠れる汐がかわいいです。今の状況に朋也は更に『何なんだ、この状況は…』と、困惑しつつ、これまでの汐とのことについて思い返します。それは大体予想通りでしたが、寂しさも…。

『5年の間、汐のことは早苗とおっさんに任せきりだった。
 幼稚園の入園式も、七五三も、俺は無視して働き続けていた。
 早苗さんは時々、汐のことを俺のところへ連れてきたが、
 俺は顔さえろくに見なかった』

 その後朋也はそんな汐を見かねて声をかけますが、汐は朋也に対してまだ緊張している様子。朋也もまた汐に対する態度にはそっけなさが。朋也は夜になれば2人は帰って来ると思っているようですが、果たして。今はまだ2人には距離があるようです。2人の距離はこの4日間で縮まることはあるのでしょうか。
 またバタバタとかけていく汐を見て朋也は一言。
 
「男の子みたいな奴だな…」
 
 汐は秋生の影響もあってか元気に育っているようですね。なによりです。が、汐が転んでしまったり、それでおもちゃが壊れてしまったりとその後も色々アクシデントが。でも朋也はそのおもちゃを直そうとしたりと、それなりに汐を気遣っているみたいです。この辺も変わっていなくて安心。2人の交流にちょっと和んでしまいました。
 その後朋也はおもしゃの修理をするものの、接着剤がくっつく前に汐が遊んでしまったせいで車輪は動かなくなってしまい…、朋也意地悪すぎなんですが。朋也の棒読み気味な声にちょっと笑ってしまったり。

 ここで朋也はお腹がすき、それで何か買出ししてくることに。途中で近所のおばさんに会ってしまいます。しかも汐が朋也に着いてきていて…。汐も汐で朋也にかまってほしいのかもしれません。おばちゃんは朋也に今一人で暮らしているんでしょう、男手ひとつじゃ無理ないわと話しかけてきます。しかも時々会っているんでしょうとか自己完結…。デリケートな問題もこう軽く聞けるおばさんパワーにはびっくりです。何かを超越しているとしか思えません…。ただ最後の

「親子ですものね」

 という言葉に朋也は動揺してしまいます。今の朋也にとって痛い言葉ですね…。そう一方的に言うことを言っておばさんは去っていきます。さすがおばさん。おばさんが去った後、汐はどこか複雑そうに朋也を見つめてきます。汐は何を思うのでしょうか。
 買出しをすませ、古河家へ戻ってきた朋也・汐。その後朋也は焼飯をふるまいます。男性は何故焼飯をよく好むのか気になったり。すぐ作れるからでしょうか。エプロンをしているのが律儀。汐も近くで待っています。ここで汐がくしゃみをしているのがこの後のシーンに繋がると2回目見て知りました。
 そうして焼飯が出来上がり、汐へ差し出す朋也。早速「いただきます」と焼飯を食べる汐でしたが、「にがい…」と胡椒が苦手な様子。朋也は普通に食べますが、これは思わず「分かる!」といいたくなってしまいました。昔自分もそうだったような…。何かあの焦げっぽさがダメでした。ただ家で作る焼飯限定なんですが。

 その後汐は焼飯を「いらない」とストレートにつっぱねます。このストレートさはこの年ならではですね…。朋也は食べるように言いますが、汐はきかず。

「好き嫌いするなって、早苗さんに言われているだろ?」
「早苗さんのご飯が食べたい~」
「なら、食うなよ」

 こう言われたらちょっと傷つくかも…。仕方なく朋也は白飯を用意します。で、汐は焼飯を朋也に「えい!」と押し返してしまいます。これはかわいそすぎる…。汐はふりかけでご飯を食べることに。ここのいただきますをする汐の動作もまたかわいいなーと思いました。今回どこのシーンでも汐はかわいかったです。この辺やっぱり気合を入れているんでしょうか。そうして2人の食事はそのまま続いていきます。何か親子っぽくなってきたかも。

 その晩。夜になっても早苗達は帰って来ないまま。風鈴の音はいいなと思いつつも、冬の今はただ寒いです…。夏になったら見返したいです。
 で、それは朝になっても…。早苗・秋生は朝になっても帰って来ませんでした。これは早苗本当に本気ですね…。いつになく早苗の意思を感じます。店の前に立つ朋也に汐がトイレに行きたいと言ってきます。これをこの時の朋也は気に留めず「行って来い」などと何度もそっけない態度を取りますが、これも今後に繋がる時が来るのでお忘れなく。汐の思いが切ないです…。
 それから店の中に座りぼーっとする朋也・汐。その前には2人に見せ付けるように海へ向かう家族の姿が…。これは何かグサっときます。やるせないですね…。その後朋也は家にいても仕方ないと思ったのか、汐にこう聞きます。ようやく朋也は旅行に行くことを決断します。

「…旅行、行きたいか?」「行きたい!」
「じゃあ、2人で行くか?」「…うん」
「いいのか、俺なんかと一緒で?
 早苗さんもおっさんもいないんだぞ?」
「だって、こないんだもん…」
「そうだな…2人とも来ないもんな」
「うん…」
「じゃあ、行くか。2人で」
「うん!」

 そんな朋也の提案に汐はそう嬉しそうにそう答えます!汐の笑顔が眩しいです~。しかもあの音楽は反則ですね。それに朋也も何か思うところがありそう…。なんかもう話が終わったように感じますが、2人の旅はこれからです。
 支度を済ませ、家を出る2人。一通りの確認を終えた後、2人は家を出ます。

「じゃあ、しゅっぱーつ」
「おっ――!」

 ゆるい2人のテンションが良い感じ。楽しい旅が待っていそうな気がしてきました。
 それから駅へと向かう2人。青空の中歩く2人の描写が見事でした。そんな中朋也はこれから先自分達がどこに向かうのかと色々な思いを感じます。

『これまで汐と会う時は、いつも早苗かおっさんが一緒だった。
 こんなふうに2人っきりになるのは、
 汐が生まれてからの5年間で初めてのことだった。
 俺達は、どこへ向かおうとしているのだろう』

 そんな旅立ちの今回、終わりはスキップし始める汐の姿で終わり――!しかもEDと繋がっています!ここはすごいな~とただ感心しました。前回はミスマッチだと思っていたEDですが、今回はばっきりで驚きです。そんな希望が見えてきたところで次回へ続きます!


 次回は「大地の果て」早速2人の旅行が始まります。この旅行で朋也が何を得るのか、また朋也と汐の距離が縮まるのかも気になります。その果てには何があるのでしょうか。この旅行で朋也は立ち直ることはできるのか注目です。
 予告の騒ぐ子供にあたる朋也が見ていて辛くなりました。旅行中も朋也の荒みっぷりは相変わらずのようで…。でも前回心配したよりはあんまり作中の空気が暗くなくて安心しました。これからは当分上調子で見ていけそうな気がします。よかった、よかった…。
 また原作でも旅行中の風景がとてもきれいだったので、アニメで風景をどう描写してくれるのか楽しみです。今までの放送を見ていると期待が高まります。ここからは本当良い話なのでお見逃しなく~。

 あと卒業回BS-iで見ましたがTBS版で切れていた画面の端にキャラがいて驚きました。何故デジタルでもこの時間枠は端が切れているのかと本当疑問です。BS-i版で見ると本当印象変わりますね~。素晴らしいです。

 ではまた次回に!

(追記)
 この記事を書いた日の夕飯がどういうわけか焼き飯でした…。(自分で選んだわけでもなく)偶然に驚き。確かに少し苦い気がしました。



5 コメント

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おひさしぶりです。長文失礼します (westernblack)
2009-02-08 09:48:13
アバンのどんより濁った重い空気とED間際の日の光が射す清澄な空気が対照的でした

各所で朋也株が暴落しているようですが、育児放棄は困ったもんですが(甘えられるいいお姑さんでよかったですね 笑 それがなかったら私も絶対許せなかったでしょう)、この程度の崩れ方なら、ああいう形で愛妻を失った青年としてはましな方かなという印象でした。やはり結構いい男として設定されているのだなと感じました。渚の男を見る目自体は確かだったのだと思います(笑)

前々にコメントしましたように予備知識としては中途半端なことしか知りませんでしたので、汐の登場(ご指摘のように念の入った演出 笑)に「ああ、これって〝こういう〟話なのか」「ここからが本筋か(後10回もないけど)」「何だ、この子の目が離せない変な(すいません)吸引力は…」という言葉が直感的に頭を駆け巡りました
汐は容姿やドジっぽいところは確かに渚の生まれ変わりのようですが、腕白で外に出たがりなところは(根は渚にもあるのでしょうし)秋生の育て方もあったのでしょうが、やはり「朋也の子」であることを象徴しているように思いました(思いたかっただけかもしれませんが 笑)ああ、この子が「再生への希望」になるのだろうなと、今回だけで思ってしまった私(笑)汐という名は前々回では「渚にちなんでいる」としか説明されていませんでしたが、「渚(海辺)」+「朋也(月)=汐(潮汐)ということかなと思いました

繰り返しますが、育児放棄はダメですが、古河留守宅でそっけないながらに汐の面倒を見る朋也はまあまあ普通の(いや見方によっては結構いい部類の)お父さんな感じでした。最初の「汐!」という呼びかけからして「ああ、お父さんしてるなあ」という感じでした。汐も本能で、「これが私のダメ親父」と察しているように感じられました。最小限の情報でこれだけ感じさせてしまう演出と、中村、こおろぎのご両名の神演技に敬服します…(そう言えば「チャーハン」と素人の「焼飯」は別物ですよね。私も自分がガキの頃のことを思い出しました 笑)

もちろん「5年ぶりだからもっとなんかあるだろ」「初めから2人で旅行行こうって言ってやれよ」「おトイレできたらほめてやれよ」とか、自分の子がいない私ですら感じましたが、彼としてはどう接してよいか距離感がつかめない上に、まだ心にブレーキになるわだかまりのようなものが残っているのですよね。汐にほだされて「お父さん」になろうとする自分を必死で抑え、剥がれ落ちる心の鎧を付け直す様が微笑ましくも痛々しかったです(何だそりゃ 笑)

旅立ちの場面は先に申した通りアバンの濁った空気に代えて爽やかな空気。先をご存知の方のレビューを拝読すると、まだまだ辛くなるエピソードもあるようですが、ED間際は汐が朋也の再生の導き手となってくれれば大丈夫という印象でした。まあ、そう思ってもドキドキしながら見ちゃうと思いますが(笑)

しかし映像、音響、演技と三拍子揃った驚きの技巧。特にひじを横に大きく張って不器用なさじ運びの汐が何とも
これまでの回もよかったですが、今回さらに段違いの出来。かつて「キディグレイド」で初めて京アニ作品に触れた時の驚きを思い出し、「京アニしか見ないっていうヤツがいるのもなるほどだよなあ」と改めて思いました(笑)
これまでで一番かもと思ってたら、あちこち回ったら少なくともストーリー的には「まだまだこんなものでは」ということのようですね。以前お勧めいただいた、幻想世界の件が佳境に入るのもこの辺からでしょうか?楽しみにしたいと思います
長文失礼しました
それでは失礼します
17話見ました。 (てぃあら)
2009-02-08 22:28:46
ソウキさん、こんばんは!

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>原作プレイ時も渚が死んだか分からないうちにこの語りが入ってきて滅入ってしまいました…。しかも黒背景。本当にどん底でした…。


 その気持ち、物凄く良く分かります。
 私も初回プレイ時に、あのモノローグが入った時、

   『っ?!』

 って感じでしたからね。
 あとはもう愕然とするばかりでした……

 ただアレですよね。
 前話でネガティブ選択肢の方を選んだ影響なのか、
 今話のアバンの朋也は原作以上に後ろ向きですよね(汗)

 原作じゃ、週一で日々成長していく汐に会う度、
 湧き上がってくる辛い感情にひたすら耐えている位で、
 そこまで全否定はしてなかった筈なんですけどね……

 まぁ、育児放棄してた事には変わらないんですが(爆)



>ポストを映すところがまたニクいというか…。


 3人の名前が書かれていた時の状況との対比が
 また物悲しさを誘いますよね……



>歌を2番にして欲しかったような気がしました。


 やっぱりソウキさんの予想通り、スルーされちゃいまたね。
 私もここで2番にして欲しかったですが…ちょっと残念でした。



>早苗は5年前と変わらず


 どう見てもお婆ちゃんじゃないですよね……

 流石、早苗さん。
 麻枝さんに『奇跡的な若さを誇る』とか
 『ヒロイン以上にヒロインに見えて困る』とか言わせたり、
 『人妻クラーーーーッシュッ!』と意味不明な雄叫びを
 挙げさせながらコピー機に突っ込んで行かせるだけありますね(笑)



>遂に汐がアニメに出る時が…!汐登場シーンはやっぱり力が入っていたように思えます。光効果とか素晴らしかったです。汐は何だか渚似っぽいですね。画もかわいくて良い感じ。


 原作版の汐は原作版の渚に何となく似てる程度の見た目でしたけど、
 アニメ版の汐はもう完全にアニメ版の渚をそのまま小さくした感じですね。
 もう汐は原作のイメージしか無かったせいで、顔を出した瞬間、
 思わず『うわぁ、渚だ!』とかのたまってしまいました(笑)



>原作をやっていた時も気になっていたのですが、この間早苗と秋生がどこにいたのかかなり気になっていました。


 そうですね。何処に行っていたんでしょうね……
 原作じゃ、この辺りあっさりスルーでしたからね(苦笑)



>今回どこのシーンでも汐はかわいかったです。この辺やっぱり気合を入れているんでしょうか。


 原作だとこの辺りもうちょっとギスギスしてた印象があったんですが、
 朋也の声のニュアンスと汐の動きの可愛さのせいか、かなりマイルド
 になってますね。何か汐の動きに終始ほのぼのしっぱなしでした。



>そんな旅立ちの今回、終わりはスキップし始める汐の姿で終わり――!しかもEDと繋がっています!ここはすごいな~とただ感心しました。


 いや、ホントに凄かったですね!
 こうして見てみると前回のあのミスマッチも、今回の為の
 布石だったんじゃないかと邪推してしまいそうになります(苦笑)

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いや、いいですね汐。
志麻くん(猫Ver)ばりに和ませて貰いました!


そして次回はとうとう旅行シーン……

……うわ、ホントに楽しみなんですけど!


とにかく次の放映日が待ち遠しいです!
そんな訳で、それではまた!
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-02-12 22:38:27
 westernblackさんコメントありがとうございます~。こちらこそお久しぶりです。コメント返しが遅れすいませんでした…。

 今回の朋也はこれまで割としっかりしていたので、その分余計今回やさぐれていて辛いところですよね…。確かに今回だけ見ると経緯はあるにしろ、ちょっとどうかな~と思ってしまいます。ただもう落ちるところまで落ちているので、これからまた盛り返しに期待していってほしいなと思います。おそらく次回以降で原作未見の方の朋也の印象もまたぐるっと変わってくると思うので、そこの反応も楽しみだったりします。

 汐に関しては推測されている通り、物語の根幹に絡んでくるキャラなのでこれから要チェックです~。これから汐が物語にどう影響していくのか 汐の名前に関してはおっしゃるとおりでそういうことなんだと思います。渚絡みなのは知っていたんですが、まさか朋也まで絡んでいたとは驚きです。
 そんな朋也・汐の今回のやり取りは壁を感じるものの、微妙な親子関係にちょっと和んでしまいました。これから距離が縮まっていくのが楽しみです。朋也と汐の声は本当色々お見事だと思います。
 チャーハンと焼飯はやっぱり違いますよね!何故お店と家であんなに違うんでしょうね。謎です。この焼飯の話もリアルで面白かったです。

 旅立ちのシーンはこれからの2人の関係に出そうで楽しみですが、確かにこの先まだそういう話もあるんですよね…。まだまだ山場はいくつかあります。その時までは時間があるのであまり構えていませんが、その時を思うとやっぱりドキドキしてしまいます。
 あと幻想世界の謎に関してもそろそろ迫っていく頃だと思うのでこれから毎回更にお見逃しなく~。本当汐編は展開が色々すごいです。今回は本当汐登場シーンとか演出素晴らしかったですよね。これから更に盛り上がっていくのかと思うと恐ろしく感じます…。

 ではでは~。
コメントありがとうございます! (ソウキ)
2009-02-12 22:39:48
 てぃあらさんコメントありがとうございます~。コメント返しが遅れすいませんでした。

 今回は最初から空気が暗かったですよね…。改めて渚の死の重さを感じました。特にポストの名前が剥がされるシーンは大ダメージでした…。最初このシーンを見た時はこっちまでその空気が伝染してきてヤバかったです。
 確かにアニメの朋也は原作以上に何か後ろ向きでしたよね。私も今回アニメで見ていて、ここまでヒドかったかなとちょっと思いましたが、これも前回朋也がネガティブな選択肢を選んたからかもしれませんね。何にしろ、更に気分が滅入ったのは確かです…。
 汐に関しては育児放棄やらもう色々見ていて辛いものはありますが、来週以降になれば~と思いどうにか耐えました。こういう時、原作をやってよかったなと本当思います。

 OPが2番になればいいな~と思っていましたが、普通に変わっていなくてちょっと残念でしたね。これまで見ていてなんとなくそんな感じがしていましたが、せめて最終回はあの曲を流して欲しい!と思います。これさえバッチリなら大満足なんですが…。

 早苗さんはもう一体どうなっているんでしょうね…。どう見てもおばあちゃんには見えませんね。若さの秘訣を教えてもらいたいものです。まあ恐ろしそうなので知らない方がいいのかもしれませんが。麻枝の話が面白すぎです~。麻枝さん自身にすらそう言わせてしまうとは…恐るべき若さです。

 原作の汐は何となく似ている程度であいまいな感じがしましたが、アニメでは完全に渚似でしたね~。私も初めて汐登場シーンを見たときはとても驚きました。いや、ストレートにきましたね。いい変更かは分かりませんが、可愛さがアップしていて良い感じだと思いました。

 2人で家にいる時、早苗・秋生がどこに行っていたのかはプレイし終わった後の今でもかなり気になっています。何か本当スルーされていたので…。この2人のその間の話も面白そうだと思うんですけどねー。アニメで少しフォローがあったらいいなーと思います。

 朋也・汐のやり取りは原作で見た時よりもやんわりしていて安心しました。原作ではもう少しギスギスしていましたよね。ここは朋也の声が良い味出していたなと思います。とりあえず今回はちょこちょこと動き回る汐に癒されました…。

 今回のEDの入り方は見事に繋がっていてすごかったですよね~。いよいよ本番になってきた感じがしてきたような気がします。前回ミスマッチだったEDも今回ばかりはマッチしていましたね!
 どうやら演出の方はこれを締め切り30分前に思いついたそうで…。改めて京アニすごいなーと思ってしまいました!京アニなら良くしてくれると思っていましたが、汐の描写もお見事でしたね~。本当志麻の時といい、期待を裏切りませんね~。この分だと来週以降も色々期待してしまいます。

 次回からはいよいよ旅行が始まりますね~。原作をやってアニメでかなり楽しみにしていた話なので今からとても楽しみです!いつあのシーンが来るのかとワクワクしていたり…。しばらくは気楽に楽しんでみていこうと思います!

 ではまた!
CLANNADU+2661 (apple__)
2015-05-28 07:18:43
渚が亡くなってしまったのでほんとに悲しいです!
でも、子供はがんばって生んだところがすごいとおもいます!