司法書士佐季papaの毎日が一期一会

■■最近は気まぐれですが、日常の業務等を通じて実際に感じたことや,プライベートでの出来事についてお伝えしています■■

相手も困るはず

2017年11月05日 | 無料相談

ここ数か月の間相談に乗っているHさんですが、先月こんなことがありました。

Hさんが経営するS社の手形の振出先であるY社に対する10月末の500万円の支払(Y社に対しては総額で約2000万円の買掛金があります)が、予想外の大手取引先D社からの受注減により出来なくなりました。そこで、Hさんは、Y社に対し、ジャンプを依頼したところ、連帯保証人として2人の息子さんを要求されました。ちなみに、2人ともS社で働いています。

ところが、仕方が無いので2人にお願いしたところ、2人とも断ってきたのです。S社よりも我が身が大切だということです。この結果を受けて、Hさんから私にギブアップの連絡があったわけです。

私は、手形の不渡りを出した後も従前と同じように事業を継続している経営者を何人も知っているので、Hさんにその可能性はないかを尋ねたところ、金融機関に手形を割ってもらえないとたちまち資金ショートを起こすのでそれは無理だとのこと。だから、Hさんは自己破産を覚悟していました。

そこで、私は提案したのです。 

今までS社はY社に対し手形等支払の延期を求めたことは1度も無い。仮に、ここでS社が破産するとY社は約2000万円の貸倒となる。それはきっとY社の規模からしても避けたいだろう。また、大手取引先とは誰でも知っているハウスメーカーである。だとしたら、ここで強気に出たとしても、Y社はしぶしぶこちらの要求を呑んでくれるのではと。

果たして、こちらの思惑どおり連帯保証人を1人もつけずに済みました。なお、ここに書いた内容以外にも、HさんがY社と交渉する上で有利な材料が揃っていたのも幸運だったことを付け加えておきます。

皆さんにとって明日が今日よりも幸せな一日となりますように

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