Bloomy Boston Life

アメリカ・ボストンの大学でチャイルドライフを勉強中の私の日々をお送りします。

アラバマ物語

2007年10月27日 13時03分59秒 | イベント
うちの大学にはWheelock Family Theaterという小さな劇場があり、毎年三作お芝居やミュージカルをやっています。

Family Theaterなので、教訓深い内容や、子供向けの内容や、名作などを中心に上演します。


今年の第一弾は日本ではアラバマ物語で知られる、"To Kill a Mockingbird"

公開初日の今日、友達と早速見に行きました♪

ちなみにWheelockの学生は無料です♪♪


見終わった直後の反応。


オーマイガー(Θ∀Θ)!!!


That's MORE THAN GREAT!!!!




去 年も2作見に行きましたが、スタンディングオベーションで終わったのは初めて!それくらいものすごく良い出来だった!!

話もさることながら、役者さんがすっごく良くって、特に スカウト役の子すっごくかわいかった(>∀<)!!



この話は1932年のアラバマ州の小さな街が舞台。

トムという黒人男性がレイプの冤罪に問われ、その弁護を担当する正義感の強い白人弁護士のアティカス・ フィンチの6歳の娘のスカウトの目線で書かれています。

黒人の弁護をする事で非難の目を向けられるアティカス。
明らかに無罪なのに、結局有罪になってしまうトム。

純粋なスカウトの目にはこれらの理不尽な人種差別が不思議でなりません。

また、スカウト自身も、精神異常者だと気味悪がりバカにしていた隣人の通称ブーが、夜道で襲われた兄のジェムを助けてくれて、本当はやさしい人だと知ります。

これらの経験を通して、スカウトは社会の風潮や、周りの噂だけではその人本人の事は何もわからないという事を学びます。


この父親がまた素晴らしい人で、この時代に人は皆平等で、黒人か白人なんて問題じゃないんだという自身の正義を信じて、

"You never really know a man until you stand in his shoes and walk around in them" 

「その人の靴を履いて、歩きまわってみるまで本当のその人の事はわからない」
――つまり、本当にその人の立場に立ってその人自身を見てみない とその人の事を本当にわかっているとは言えない、という事を子供たちに言います。


そして、この一連の経験の後の最後のスカウトの台詞、

"As I made my way home, I thought Jem and I would get grown but there wasn’t much else left for us to learn, except possibly algebra."

――「帰り道、ジェムと私はこれから大人になるけれど、これ以上そんなに学ぶ事なんてないんじゃないかと思ったわ。・・・代数以外は ね。」


と、ちょっとジョークも混ぜたこの台詞、小さな女の子が本当に大きな経験をして大事な事を学んだんだという事がよく表されてて、すごく印象に残りました。


しっかしホントに良かったわ。

暇があればもう一回見に行きたい。タダだし(笑)


とりあえず原作を読みたいので図書館に行って本を借りてこよう!


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