角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

よくあるご質問③

2007年12月20日 | 製作日記
Q. 持ってる古着で作ってくれる?

もちろんOKです。ただし角館草履の場合、「イ草に布を巻く」ことが前提絶対条件となるため、どんな布地でも出来るかというとそうではありません。厚すぎると巻けませんし、薄すぎると擦り減りが早いことになります。

目安として、「浴衣」の厚みがほぼ適してますね。あと「丹前下」などもイイですし、寝具の「布団皮」もなかなかいいです。洋裁をされる方はご存知と思いますが、「シーチング」の厚みが最適です。角館草履に使用している合わせ無地は、すべて「シーチング」なんですね。

生地の質は「綿100%」が理想的です。布団皮などは化繊が混じりますが、綿の比率が高ければ大丈夫でしょう。
綿を理想的とする理由は、ひとつが巻きやすさです。生地と生地の接する面が滑りにくく、巻くのがとても楽です。
それと吸水性ですね。夏場やお風呂上りに定評があるひとつの理由が、この吸水性なんです。足裏の汗や湯水がまったく気にならないのは、とても気持ちのいいことですからね。

23~24cm程度の草履を編む場合の量的目安としては、和の反物幅(36cm前後)×2メートルとお考えください。洋生地の場合も、これと同じくらいの面積で換算してみてください。
『案外要るもんだなぁ』と思われるかも知れませんが、23cm程度の草履を一本にほどいてみると、その長さは6メートルほどにもなります。人間の「腸」みたいなものですね。

補足ですが、日常に編んでいる角館草履に古着材料はありません。配色を考慮しながら、まず100%が新品購入品です。
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