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皇太子が飲まれる焼酎は「百年の孤独」

2008-02-21 10:11:58 | 酒の情報(酒エトセトラ)
電車の雑誌の吊り広告でこんなタイトルの記事がありました。

皇太子が飲まれる焼酎は「百年の孤独」

皇室御用達系の日本酒としては、日本盛の「惣花」が代表的なものですが、それ以外にも菊正宗、菊姫、桜正宗、末廣、月桂冠、越後鶴亀などが挙げられています(残念ながら現在の正式な定義は知りません)が、日本酒以外はあまり聞いたことがありません。

雑誌とかでは、これまで、「秋篠宮はメコンウイスキーがお好きらしい」「皇太子は米焼酎の鳥飼がお気に入り」「芋焼酎の倉岳が秋篠宮に献上された」「皇太子が記者に『晩酌は』と聞かれ百年の孤独を飲んでいると答えた」等を目にしたことがありますが、その「百年の孤独」が改めて記事になっています

記事を読んだわけではないので、百年の孤独のように入手しにくいものを普段から飲んでいると揶揄しているのか、あるいは「百年の孤独」という日本語のネーミング、あるいは元ネタであろうガルシア=マルケスの「百年の孤独」の部族の創生と崩壊を語っているのか、わかりませんが、なぜ、今、記事になったのでしょうか。

さて、百年の孤独、いい麦焼酎だと思います。初めて味わった時は、まず瓶に感心、次に琥珀色に驚き、そして焼酎?という香り・味わいに感じ入り、「熟成ってすごいな」と思ったものです。
(同時に、熟成を前提とするウィスキーの伝統にちょっと劣等感を感じたり)

ただ、比較的入手しやすかった時期でも定価もなかなかのお値段だったので、バシバシ飲むというイメージではありませんでした(その頃は蒸留酒はカルヴァドス、を試していた時期)。
もちろん、今では定価で買えるならコンテナ買いですが。

皇太子が飲まれているとのこと、上述のようにいい酒だと思いますし、定価で売っている店もあるのですから、皇太子が飲むなら蔵元から直接お届けしていてもおかしくないし、現在、一部に見られる異常なプレミアムも皇太子が飲んでいるせいではないので、別にいいじゃあないか、というのが感想です。

さてさて、読んでいない記事ですが、、、、皇太子と言えばビオラ弾きで音楽好き。
百年の孤独の包装に印刷されているジャズ奏者のERIC DOLPHYの言葉に言及しているとしたら、「記者もなかなかやるじゃん」と感心するのですが、どうなのでしょう。

When you hear music ,after it's over, it's gone in the air.
You can never capture it again.
---音楽はその一瞬のもの。同じものは二度と聞くことが出来ない、、、、

バロック音楽にも通ずる、ジャズ奏者らしい、言葉です。

(写真はERIC DOLPHY。この写真ではフルートを持っていますね)

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