牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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さあ飲もう! 日本全国酒飲み音頭、ではなくて、セルミジです(あぁ、マニアック)。

2016-08-23 12:49:00 | 酒の本棚(書評?)
                           
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先日、「アンコール」ならぬ「アルコール名曲集」をご紹介しましたが、実はちょっとずつクラシック(というか、バロック/ルネサンス系)のお酒の曲を集めてみようと思っています。



で、探し始めは、結構有名?なこの曲です。


楽譜
(ううぅ。。。。ハ音記号って苦手なんですよね)



Hau, hau, hau le boys!

訳すと「さあ、飲もう」


作曲者は16世紀の最も有名なシャンソンの作曲家の一人「セルミジ(Claudin de Sermisy)」です。

この頃のシャンソンの主なトピックは、wikiにもあるように「報われぬ恋や自然、酒盛り」なのですが、この曲もまさにそんな歌。


歌詞は、、、、この頃のフランス語って、今の辞書には出ていない言葉とかがあったりして、良く分からないので、先人のご努力に頼りたい。。

探してみたら、あのバロック・ルネサンス音楽の大先生である皆川達夫先生ゆかりの団体のホームページに歌詞の対訳が出ていましたので、転載させて頂きます。

Hau, hau, hau le boys!          さあ、飲もう!
Prions a Dieu, le roy des roys,      王の中の王である神に祈ろう、
Garder ce gentil vin francoys.      このすばらしいフランスの酒を守り給えと。
Si en beuvrons six potz pour trois.    三人で六つの壜を飲もう、
Hau, hau, hau le boys!      さあ、飲もう!
Pour mieulx nous esclarcir les voix.   私達の声をもっと良くするために。
Beuvons d'autant, je my en voix.     さあ、壜を空にしよう。
Hau, hau, hau le boys!          さあ、飲もう!


実際の音楽も聞いてみましょう。

Hau hau, hau je boys ! - Claudin de Sermisy [1490-1562]



お花見か秋祭りか、という感じの軽やかな曲ですね。


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