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地域振興×ワイナリーが増えています。

2017-09-11 13:16:08 | 附属酒類経済研究所
                           
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昼休み、ネットのニュースを見たら、トップ記事として紹介されていました。



朝日新聞デジタル、です。


なぜ?被災3県ワイン造り活発化 ワイナリー倍増のわけ

東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島県でワイン造りが活発化している。ブドウを育む風土を映し出すといわれるワインで、郷土の魅力を伝え復興を後押ししたい――。震災後に植えたブドウが実り、収穫の季節を迎えつつある。ワイナリーは3県で震災前のほぼ倍の17社に。さらに広がる勢いだ。

7月、盛岡市のホテルであった「いわてワイン生産アカデミー」。岩手県が今年度から始めた、起業に必要な知識や技術の習得を目指す講座に、約30人が参加した。大船渡市の及川武宏さん(38)は「故郷に百年続く文化をつくりたい」と起業を決意。かさ上げした土地で醸造所を開設予定だ。NPO「遠野まごころネット」で障害者の就労支援に取り組む小谷雄介さん(50)は農業、福祉、観光がつながる仕組みをつくろう、とアカデミーに参加した。「障害のある人が復興に取り残されないよう、一緒に被災地を盛り上げたい」。障害者と健常者が共に働き、集う場として、釜石市で3年前から醸造用ブドウを栽培している。

県内では内陸部を中心に5社だったワイナリーが10社に増え、沿岸部にも広がった。県の担当者は「温暖化でこれまで適さなかった品種が熟すようになり、多様なワインを造れるようになった。将来は一大産地を目指したい」と意気込む



朝日新聞の場合、有料?の会員登録をしていないと最後まで読めない(ケチ!)のですが、タイトルの「ワイナリー倍増」というのは、記事によれば岩手県で5社が10社になったということのようです(東北3県では17社らしい)。
で、「なぜ?」というのは、(読める部分まででは)温暖化でブドウが熟すようになった、ということですが、本当のところは、「わかりやすい地域振興」だからでしょう。

実際、7月に見たニュースでは、福島の川内村で村が50%を出資し、ワイン会社が設立されています。

川内村

ワイン会社設立、住民らに出資呼び掛け 今月下旬 農業再生、観光拡大なるか /福島



(これは毎日新聞)

川内村は、ワイン用ブドウの栽培、醸造、販売などを手がける株式会社「かわうちワイン」を今月下旬に設立する。民間団体が復興支援として始めた事業を「新産業」と位置づけ、村として推進する姿勢を明確にする。東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年の初出荷を目指し、農業再生や観光・交流人口の拡大など復興の起爆剤になると期待している。

1000万円弱を見込む当初資本金のうち50%超の500万円を村が出資し、筆頭株主になる。6日開かれ…



確かにワインは風土の産物ですし、ワイナリー自体、景観や物語など観光の視点でも面白い。

そして日本酒と違い免許もおりやすいし、「1次産業×2次産業×3次産業=6次産業」という意味で役所的にもフォローの風が吹いている。

変なことに税金を使うことよりは悪くないと思うのですが、逆に言うと、儲からない、ということでもあるし、、、、、。


よく(でもないけど)、「大富豪になってワイナリーのオーナーになる」という「夢」がありますが、川内村のワイン会社の資本金1000万でオーナーになれるなら、という人は少なくないのではないでしょうか。
クラウドファンディングで集めてもすぐな気がする)

被災地に限らず、これから地域振興の視点でのワイナリーは増えていくと思われますので、打ち上げ花火で終わらないためにも、その辺りの交通整理というか、将来をちゃんと考えていく必要がありますよね。



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