牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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謹んで、滋養強壮酔い止め薬「袖の梅」を復刻販売。

2017-04-01 12:38:58 | 新製品のご紹介(評判・評価)
                           
                           【公式HPはこちら↑】




ある意味、マッチポンプ。




昨日は年度末。

年に一度の本格的な棚卸も終え、今日から新年度。
(なので土曜日でも営業です)。


そこで、新年度にふさわしい、新製品のニュースです。

といっても、お酒ではなく、酔い止め薬。

プレスリリースはこちら。



升本総本店、江戸時代に流行した二日酔特効薬「袖の梅」を復刻販売

株式会社升本総本店では、昨年、歌舞伎「助六由縁江戸桜」でも登場する江戸時代に流行した二日酔の特効薬「袖の梅(そでの梅)」を復刻することに成功致しました。
これは、当社に伝わる史料を基に、藿香、大黄、葛根などを配合したもので、飲酒の前後に服用することで、二日酔いの原因となる物質の生成を抑えると共に、体内からの排出も促進することで、既存製品に比べ4.7倍(当社治験)の二日酔いの抑制効果を発揮するものです。

このたび、その量産化にも目途が立ったことから、「〼印 袖の梅」として、ご縁の酒販店様、百貨店様ルートにて発売することとなりました。



いや、そうなんです。

以前ご紹介した、歌舞伎『助六由縁江戸桜』で知った「袖の梅」。


その時の記事で「復刻して売っちゃえ!」と意気込んではみたものの、そのレシピがなかなか見つかりません。



ところが、瓢箪から駒というか、棚からぼた餅というか、


道路整備のために本社倉庫を移転した際、書庫から関係書物が出てきたんです。


こちら


それによれば、処方は

藿香 ★★
大黄 五分
葛根 一匁
桂枝 一匁
縮沙 五分
陳皮 ★★
木香 二分
黄連 ★★
甘草 一分


なのですが、肝心?の「藿香」「陳皮」「黄連」の量の部分が判読不能(★と書いているわけでない)。

結局、そこは試行錯誤で343パターンの組み合わせを試してみて、実際にお酒を飲んだ前後に服用して試してみました。

さすがにお酒を飲んで、という実験なので、一日に最大1回しか試せませんし、実際には毎日という訳にはいきませんので、結局3年以上の月日を経て、「藿香」「陳皮」「黄連」の適量が判明したという次第。

その量はもちろん企業秘密ですが、一つ注意したいのは、配合を間違えると二日酔いがひどくなったりするので、むやみな実験は大変危険です。

で、その努力の結晶がついに製品化、というわけ。


酒屋が酔い止め薬を売るなんて、ある意味マッチポンプでは、というご批判もあるでしょうが、そこは甘んじて受けましょう。辛党ですし。


さてさて、その商品名は「〼印 袖の梅」、一包1,080円(税込)と決して安くはありませんが、絶対に酔えない時などの秘密兵器として絶大なる効果を発揮します。

売れてくれば、量産効果で値段もこなれてくるはずなので、皆さん、ぜひ一度お試しを!!!

発売は来る4/3(月)の予定です。



傾城は舟に酔っても袖の梅



新年度からロケットスタート!の4月1日でした(←???の人はクリックして下さいね)。





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