酒屋三代目 ~明日はどっちだ?~

今や酒屋低迷時代。しかも繁栄か衰退かの境目と言われる「三代目」。それが私……?
――さぁ、精一杯あがいて行こう!

島国から島国へ……そして

2007年03月21日 20時19分29秒 | 日本酒

4月にイギリスで行われる、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」。
世界から1万点近いワインが集まり、絶対評価でメダルが授与されます。
また、生産者が出品するのではなく、販売側が出品するもの面白いところ。

さて、今年は日本からも数多くのお酒が出品されます。
それも全くの新しい部門で。
その部門名は「SAKE」――
そう、新しく新設された部門は、日本酒の舞踏会なのです。

「浦霞」で有名な佐浦さんが中心となって、
長年の働きかけによってようやくの実現に……。
そして今年、121の蔵元のお酒が出品されることになりました。

審査はもちろん、イギリスで行われます。
そして審査員はワインと同じで、ワイン専門家が兼ねることになっています。
相対評価ではなく絶対評価とは言え、ちょっと心配になってしまいますね。

その点は事前に講習会を開き、対処するそうです。
まあ、イギリスでも和食ブームが来ているそうですので、
審査員の方も日本酒を飲まれたことはあるでしょう。
それ以上に、舌は紛れもなく本物ですからね。

当店でも受賞ワインは重宝しています。
一定以上の味わいを持っているので勧めやすいですし、
それだけでお客様にも安心感を抱いて貰えますから。

「金メダル受賞の日本酒」――
もうすぐ聞けるとなると、ちょっと楽しみです。

しかし、つくづくすごい動きだと思います。
ワインは世界で造られているのに比べ、日本酒はほぼ日本でだけ。
それが海外でコンクールが開かれるんですから……。


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