酒屋三代目 ~明日はどっちだ?~

今や酒屋低迷時代。しかも繁栄か衰退かの境目と言われる「三代目」。それが私……?
――さぁ、精一杯あがいて行こう!

ブドウでワインを選んでみよう 白ワイン編

2006年07月21日 17時12分41秒 | ワイン

前回に引き続き、白ワインの代表品種を。

○シャルドネ(Chardonnay)
シャンパンにも使われる、人気の高級白ワイン用品種。
有名な「シャブリ(※1)」にも、この品種が単独で使われています。
味わいに幅がありますが、特徴としては芳醇な香りに、
豊かなボディ感、それに独特のドライな酸味。
樽熟成との相性もよく、生産者次第で様々な顔を覗かせます。

○リースリング(Riesling)
ドイツと言えばこの品種だとも言われる、高級白ワイン用品種です。
フルーティーな香りが強く、また甘みと酸味が調和し、
凝縮されたミネラル分が、深みと飲み口の爽やかさを造りだしています。
貴腐ワイン(※2)やアイズヴァイン(※3)にも使われ、
さらには100年の熟成にも耐える、偉大な品種です。

○ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)
ボルドーの白ワインを支える、個性的なブドウ。
個性溢れる香りが特徴で、シャープさと柔らかさ、そしてスッキリとした味わい。
ソーテルヌ地区の貴腐ワインはこの品種が使われています。

○甲州種
世界的に認められつつある品種。
日本を代表する品種で、日本酒を想わせる甘さと爽やかさがあり、
日本人の味覚によくあっています。

まだまだあるのですが、こんな所で。
飲み始めとしては、やはり甲州種かリースリングがいいかと思います。

(※1)
フランス、ブルゴーニュ・シャブリ地区のワイン。
独特な酸味があり、ドライで爽やかに引き締まった味わい。
日本でもかなりの人気を誇っています。

(※2)
ブドウの収穫を遅らせ、貴腐菌というカビの働きによって、味わいを凝縮させる。
とろりとした非常に濃厚な甘みのあるワインになります。
デザートワインとして、主に食後に飲まれています。

(※3)
貴腐ワインと考えは同じですが、こちらは貴腐菌ではありません。
収穫を遅らせたブドウが、気温が氷点下になる事によって水分だけが氷り、
糖分や酸味が凝縮された、極上の甘口ワインになります。
人工的に凍結させ、造られるワインもあります。


最新の画像もっと見る