Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング、2日目、十二人のトーク

2017-07-24 | Weblog
今年7月の「非戦を選ぶ演劇人の会」リーディング、2日目の7月20日(木)「第二部」は、「豪華ゲストが一堂に会してトークをつなぐ、リレートーク! 」であった。

写真(撮影・姫田蘭)では、右から、石原岳(ミュージシャン・高江在住)、菱山南帆子(解釈で憲法9条を壊すな実行委員会)、志葉玲(ジャーナリスト)、早野透(政治コラムニスト)、糸数慶子(参院議員)、馬奈木厳太郎(弁護士)、高遠菜穗子(イラク支援ボランティア)、高林敏之(アフリカ国際関係史研究者)、福島みずほ(参院議員)、寺脇研(映画評論家)、織田朝日(くるどっこ劇団「ウィンクス」主宰)をはじめとする多彩なゲストが参加。保坂展人(世田谷区長)も30分だけ参加した。(敬略、失礼しました)

この顔ぶれで、二時間余。とにかく、圧巻。聴くべき話、ばかり。熱気と怒り、涙、ユーモア、真摯さ。本当に良いトークだった。「現在」を知るのにこんなに充実して豊かな場もないだろうと思う。なんとかテープ起こしをしたいものだが……。
やはり、内向きのドメスティックな視点ではなく、他国との関わり、国際社会の中の日本という観点が、本当に大切だと思った。
それぞれの人が、弱者への抑圧と差別に対して、本気で敏感にならなければならないと思っているということも、胸が苦しくなるくらいに、迫ってきた。
そして、憲法前文をそらで言える人たちばかりであることにも、あらためて、感動。そして、憲法前文のツボが、人それぞれ違うのである。

語りのうまい人たちばかりとはいえ、人数が多い。一応司会は私だが、まあ、たいへんではある。一人5分〜8分喋ってもらい、フリートークに入ったときにはもう一時間半くらい経っている。
だが、皆さん、お忙しい中、この場に参加していただいたことに心から感謝するとともに、本当に、同じ場に居ることから来る共鳴のようなものに、胸打たれた。勇気が出た。
沖縄から来ている宮城康博兄にも何か語ってもらいたかったと思ったが、この日は夕方からなんだか声を枯らしていたから、まあ仕方あるまい。


以下、ゲストのプロフィール。50音順だが、トークはこの順番で喋っていただいた。

■石原 岳… 71年神戸出身。沖縄県東村高江に在住するギタリスト。沖縄県内外で精力的演奏活動中。2011年5月頭に初ソロアルバム『Yoru no Kazoku』リリース。
2012年3月福島県ライブを皮切りに、6月九州熊本までの54本のツアー。
人口160名の小さな集落、高江に移住すると同時に国による強引な米軍ヘリパッド建設問題勃発。国の動きに対してきちんとした説明を求める座り込み運動を高江住民ではじめる。

■糸数慶子…沖縄県読谷村生まれ。読谷高校卒業後、バスガイドとして平和の視点から沖縄を紹介し、平和ガイドのさきがけとなる。1992年、沖縄県議会議員選挙に初当選(3期)。2004年7月参議院選挙に初当選し、3期目。2016年7月、伊波洋一参議院議員と会派「沖縄の風」を結成し代表に就任。
現在、法務委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会に所属。

■織田朝日…くるどっこ劇団「ウィンクス」主宰。2004年から日本における難民問題、入管問題に関心を持ち入管の面会活動、難民との交流の場を設けるイベントなど手がける。

■志葉 玲…パレスチナやイラクなどの紛争地取材、脱原発・自然エネルギー取材、米軍基地問題や反貧困なども取材、幅広く活動するジャーナリスト。週刊誌や新聞などに寄稿、テレビ局に映像を提供。Yahoo!ニュースでも記事を配信。著書に『たたかう!ジャーナリスト宣言』(社会批評社)、共編著に『原発依存国家』(扶桑社新書)、『イラク戦争を検証するための20の論点』(合同出版)など。イラク戦争の検証を求めるネットワークの事務局長。

■高遠菜穂子…イラク支援ボランティア。2000年インドの「マザーテレサの家」、2001年からタイ、カンボジアのエイズホスピス、2003年5月からイラクでの活動開始。2004年4月にイラク・ファルージャで「自衛隊の撤退」を要求する現地武装勢力に拘束された。解放後、日本国内で「自己責任」バッシングを受ける。現在もイラク人道支援活動を継続中。「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」呼びかけ人。著書に『戦争と平和 それでもイラク人を嫌いになれない』(講談社)『破壊と希望のイラク』(金曜日)など、共編訳に『ハロー、僕は生きてるよ。ーイラク最激戦地からログインー』(大月書店)

■高林敏之…アフリカ国際関係史研究者。日本アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会常任理事。青山学院大学大学院文学研究科博士後期課程(史学専攻)単位取得満期退学。アフリカ協会職員、四国学院大学教員を歴任。
現在は育児とNGO役員、早稲田大学非常勤講師を掛け持ち。

■寺脇 研…1952年7月13日福岡県生まれ。1975年3月東京大学法学部卒業。同年4月、文部省(当時)入省。文化庁文化部長などを歴任。2006年11月退官。
現在京都造形芸術大学教授、映画評論家、NPO教育支援協会チーフ・コーディネーター、ジャパンフィルムコミッション理事長。著書に『なぜ学校に行かせるの?』(日本経済新聞社)、『中学生を救う30の方法』(講談社)ほか多数。

■早野 透… 政治コラムニスト。前桜美林大学教授。元朝日新聞編集委員。1974年より、東京本社政治部に勤務。1993年編集委員(政治担当)に就任。田中角栄の番記者などを皮切りに歴代政権を取材した。2010年3月、朝日新聞社を退職。『田名角栄と「戦後」の精神』(朝日文庫)『政治家の本棚』(朝日新聞社)『田中角栄 戦後日本の悲しき自画像』(中公新書)ほか著書多数。

■菱山南帆子…1989年生まれ。小学5年から学内で差別を許さない学内闘争を経て、市民運動をはじめる。許すな!憲法改悪市民連絡会。解釈で憲法9条壊すな!実行委員会。戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会。街頭宣伝を企画。単著:『嵐を呼ぶ少女とよばれて~市民運動という生き方』(はるか書房)を2017年に出版。

■福島みずほ…社会民主党副党首。参議院議員。東京大学卒業後、弁護士として選択的夫婦別姓、婚外子差別などに取り組む。1998年初当選。2009年、内閣府特命担当大臣として男女共同参画・自殺防止・少子化対策などを担当。DVや児童虐待、貧困、労働者派遣法改正に取り組む。憲法改悪で戦争する国にさせないため全国を飛び回る。福島みずほWebサイトhttp://www.mizuhoto.org

■保坂展人…現世田谷区長。1995年生まれ。中学卒業時の「内申書」をめぐり、16年にわたる内申書裁判の原告となり、そこから教育問題中心に取材するジャーナリストになる。96年衆議院議員当選。09年までの3期11年務めた。2011年世田谷区長当選。区民意見交換の場を次々と持ち今後20年の「世田谷区基本構想」をまとめる。『88万人のコミュニティデザイン』(ほんの木)『闘う区長』(集英社新書)ほか著書多数。

■馬奈木厳太郎…1975年生まれ。福岡県出身。弁護士。国と東京電力を被告とした「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の弁護団事務局長を務めるほか、原発事故後に唯一避難しなかった広野町の高野病院や、福島市の除染に関して業者が「竹林」を偽装して費用を水増し請求した件の住民監査請求の代理人などを務めている。映画『大地を受け継ぐ』の企画も担当。
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