第7回甲信越ブロック会「伝統工法及び現代工法継承研修会」を開催しました

2017年06月10日 | TOPIX


2017年6月4日(日) 9:00~16:00 会場:長野地域職業訓練センター



 甲信越ブロック会では平成29年6月4日(日)に長野市の長野地域職業訓練センターを会場に、新潟・山梨・長野3県より151名の会員が参加し「伝統工法及び現代工法継承研修会」を開催いたしました。
 当組合が幹事団体として開催するのは約10年ぶりとなり、昨年より実行委員会を立上げ開催に向け準備をしてきました。

 研修会はカリキュラムにのっとり、午前中は座学で松本市の株式会社降幡建築設計事務所 代表取締役降幡廣氏より「設計士から見た左官伝統工法」というテーマでご講演をいただきました。降幡先生は「日本建築学会賞」や「安曇野大賞」などを受賞され、古民家についての著書を数多くお書きになっていらっしゃいます。そのほか、日左連賛助会員メーカ―の方より漆喰の補修方法や凍らない工法などをご説明いただき、その後、日左連理事の鈴木講師よりテキスト「伝統的左官施工法」を中心とした講義を受けました。

 昼食後は会場を実習棟に移し、実技講習です。まず、日左連賛助会員メーカーの方より石膏系仕上げ塗り材の説明と実演の後、参加者が実際に体験しました。実技講習は「牛鼻」と「小舞・荒壁」の2つで、説明に聞き入ったり、質問したり、体験したりと参加者各自で自由に講習を受けました。今は小舞かきで荒壁を塗って家を建てるということが本当に少なくなってしまい、それに伴い使用材料の葦(よし)や荒壁用の土の入手が難しくなってしまいました。目の前で体験されている方を見て、ふと昔の職人さんは、葦や竹を縄で一本一本こうして小舞をかいて、土に藁(わら)を入れ壁を塗って家を造っていたんだなぁ。その作業の中で自分なりに発見や工夫をしながら、技を磨いていったんだろうな…なんて思ってしまいました。参加者の中で特に若手職人さんは初めて見たり、聞いたりしたこともあって、きっと新鮮に感じていただけたのではないでしょうか。

 こうして朝9時から始まった研修会は、最後に修了証を授与され閉会となりました。ご参加いただいた皆さん、お疲れさまでございました。また、研修会でお会いしましょう!


 


甲信越ブロック会 佐久間会長


降幡先生です

 



村樫石灰工業株式会社 榎本氏


株式会社ヤブ原 並木氏


日左連鈴木講師


座学会場の様子です


吉野石膏株式会社 千葉氏


参加者体験中です


実技講師(右から佐藤氏、古幡氏、稲田氏、牛山氏)



小舞かき


会場の様子


佐藤氏による牛鼻の実演


上段の右の「古」の文字は漆喰を盛っていませんが、立体的に見えます

 

 

 

 

 

 



 

 

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 日左連甲信越ブロック会「伝... | トップ | 髙橋正道「漆喰鏝絵」作品展... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む