我孫子市議会議員 坂巻宗男のblog

日々の活動や議会での出来事などをお伝えします。

手賀沼流域公共下水道終末処理場での放射性廃棄物の保管状況

2012年03月06日 | 放射能問題
 現在、毎日のように新聞紙面に取り上げられている手賀沼流域公共下水道終末処理場(我孫子市相島新田)では、すでに下水道からの放射性廃棄物が保管をされています。その現状について、2月21日開催の放射能対策特別委員会にて取り上げました。その内容は以下の通りです。

●この終末処理場(我孫子市相島新田)は松戸市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ヶ谷市、印西市、白井市の7市の下水道を処理している点。
●この下水道の汚泥は施設内にて焼却処理し、その結果、高濃度の放射性物質を含んだ焼却灰が溜まっている点。
●この焼却灰は1月末現在906トン、23年度の予測値では1,142トンに及び、毎月100トン以上が積まれている、増え続けているという点。
●つまり、我孫子市は広域(7市)の放射性物質を、下水道という形ですでに市域の中で許容している点。
●にもかかわらず、更にこの施設内に他市で燃やした一般廃棄物の焼却灰まで持ち込もうというのは客観的に見ても、あまりにも理不尽な判断だという点。
●下水道は水道と直結をしており、この施設で不測の事態が生じれば7市の市民生活に多大な影響を及ぼしかねないという点。
●そのような観点からも、この下水道施設内に4市1組合の焼却灰を持ち込むことは適切ではないという点。
●以上の点から考えても、焼却灰はどこか一か所に集中して管理するのではなく、それぞれの自治体で国有地、県有地、市有地、民有地(工業跡地など)などを候補地に検討することが現実的な解決策である点。
などなど、です。
 特に、すでに我孫子市域の中で広域の放射性物質が保管されているという事実と、その実態があるにもかかわらず、さらに他市の焼却灰を持ち込むことは客観的に見て理不尽に過ぎるという点を中心に質疑提言を行いました。ここが正しく伝わらないと、我孫子市が広域的な責任を果たしていないのではないかという誤解を招くからです。
 
 この情報、何度もこのブログで出しているのですが、極めて重要な情報なので、随時補足しながら今後もアップを繰り返します

4市1組合焼却灰問題

2012年03月01日 | 放射能問題
昨日(2月29日)開催の議会運営委員会にて、4市1組合の焼却灰の保管場所について、千葉県の説明会を我孫子市議会が受け入れるという判断がなされました。私たちの会派「あびこ未来」以外は、全会派が受け入れを認めました(無所属の方5名は意見表明ができません)。
 私にはこの判断が全く理解できません。我孫子市議会は12月議会で全会一致にて、この焼却灰の受け入れ「断固拒否」の決議をしています。そして、千葉県が説明をしたいと言っているのは、この保管場所(手賀沼流域下水道終末処理場)を前提にしたものです。それなのに、なぜ、議会として説明会を受け入れるのでしょうか。
 決議をする前ならば分かります。しかし、「断固拒否」の決議をしながら、県から説明会を求められたら、「はい、分かりました」では、一体決議は何だったのかと議会の対応に疑問を持たれかねません。(早速、他市の議員から「一貫性がないよね」との電話もありました。)
 ちなみに、千葉県からは説明会開催を依頼する文書すら届いていません。電話にて議会事務局に問い合わせがあったのみです。
 今議会には、市民の方々からこの「焼却灰の受け入れ反対を求める陳情」も提出されています。前回の決議を踏まえれば、この陳情は全会一致で採択される可能性が高いでしょう。  
 つまり、同じ議会で市民の皆さんからの「焼却灰受け入れ反対の陳情」を採択しながら、県の説明会は受けるという矛盾も生じかねません。
 9日にこの説明会を開催する際の条件を議会運営委員会にて話し合うとの事ですが、各会派がどのような条件を出し、市民の皆さんにどのように説明責任を果たすのか、注目していきたいと思います。
 念のため、2月21日の放射能対策特別委員会にて、私が指摘したこの4市1組合の焼却灰問題のポイント(すでに我孫子市域の中で広域の放射性物質が保管されているという事実と、その実態があるにもかかわらず、さらに他市の焼却灰を持ち込むことは客観的に見て理不尽に過ぎるという点)を再掲します。さらに、12月議会にて全議員の賛成により採択した我孫子市議会の決議文も再掲します。

【2月21日放射能対策特別委員会】
 4市1組合の焼却灰問題では、県から提案のあった手賀沼流域公共下水道施設の現状について質疑を行いました。私が指摘したポイントは
●この終末処理場(我孫子市相島新田)は松戸市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ヶ谷市、印西市、白井市の7市の下水道を処理している点。
●この下水道の汚泥は施設内にて焼却処理し、その結果、高濃度の放射性物質を含んだ焼却灰が溜まっている点。
●この焼却灰は1月末現在906トン、23年度の予測値では1,142トンに及び、毎月100トン以上が積まれている、増え続けているという点。
●つまり、我孫子市は広域(7市)の放射性物質を、下水道という形ですでに市域の中で許容している点。
●にもかかわらず、更にこの施設内に他市で燃やした一般廃棄物の焼却灰まで持ち込もうというのは客観的に見ても、あまりにも理不尽な判断だという点。
●下水道は水道と直結をしており、この施設で不測の事態が生じれば7市の市民生活に多大な影響を及ぼしかねないという点。
●そのような観点からも、この下水道施設内に4市1組合の焼却灰を持ち込むことは適切ではないという点。
●以上の点から考えても、焼却灰はどこか一か所に集中して管理するのではなく、それぞれの自治体で国有地、県有地、市有地、民有地(工業跡地など)などを候補地に検討することが現実的な解決策である点。
などなど、です。
 特に、すでに我孫子市域の中で広域の放射性物質が保管されているという事実と、その実態があるにもかかわらず、さらに他市の焼却灰を持ち込むことは客観的に見て理不尽に過ぎるという点を中心に質疑提言を行いました。ここが正しく伝わらないと、我孫子市が広域的な責任を果たしていないのではないかという誤解を招くからです。

【12月議会 決議全文】
「千葉県提案の手賀沼流域下水道終末処理場を4市1組合すべての放射性物質を含む焼却灰等の一時保管場所とすることについて、断固、受け入れ拒否を表明する決議」

 8月31日、松戸市、柏市、流山市、我孫子市、印西地区環境整備事業組合の4市1組合が、千葉県に対し放射性物質を含む焼却灰等の一時保管場所等のの確保について緊急要望を行った。
 その結果、10月31日の千葉県の回答は、我孫子市相島新田に立地する手賀沼流域下水道終末処理場を候補地とするものだった。
 その後、千葉県と我孫子・印西市間において、再度候補地の見直しを行う様、やり取りが行われてきたが、千葉県の提示案は現在変わっていない。
 我孫子市議会は、この千葉県提案を、断固、拒否するものである。
 理由としては、
1.我孫子市は東日本大震災の被災地で、加えて布佐地区では液状化による被害が甚大で、災害救助法の適用自治体であり、いまだ復興の最中である。また、我孫子市の焼却灰は基準値を下回っており、現在も通常処理を行っている。
2.本来、放射性物質を含む焼却灰については、東京電力および国が責任を持って処理するべき事案であるが、不本意ながら、現状を鑑みると自区内処理が原則である。
3.千葉県は、一時保管場所の候補地につて、国有地、県有地、市有地を含めて十分な検証を行ったとは言い難い。
 以上をもって、
 我孫子市議会は、千葉県提案の手賀沼流域下水道終末処理場を4市1組合すべての放射性物質を含む焼却灰等の一時保管場所とすることについて、断固、受け入れ拒否を表明する。

 以上、決議する。
                             千葉県我孫子市議会