癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

岩部岳縦走(大きな沢林道ゲート~福島峠)

2017年10月16日 | 登山・旅行

みごとなブナの黄葉に彩られた急斜面の新しい開削道(国有林境界管理歩道)を下る


北斗市石別付近の国道から知内山地と岩部岳を望む


GPSトラックログを基にしたコース図

 知内山地の根元に聳える岩部岳には正規の登山道はない。しかし、福島町千軒地区から入る大きな沢林道~伐採道~作業道を繋いで稜線に出ると、東側の燈明岳から続いていている国有林境界管理歩道と合流し、頂上へ登ることができる。このコースは自分も4回ほど登っているが、この山のメジャールートで多くの登山者にも登られている。

 一昨年には、東側の燈明岳からの稜線上の国有林境界管理歩道を縦走して、このコースを下っている。さらに、昨年福島峠から頂上までの国有林境界管理歩道が開削されたと聞いて、今年の正月にそちらから頂上を目指した。しかし、頂上手前1kmほどの地点で開削が終わっていた。だが、雪で覆われていたので頂上まで往復することができた。

 今年になって、残りの1km部分の開削が終了したという情報をいただいていた。そこで、ブナの黄葉が美しいこの時期を狙って、大きな沢林道コースを登り、西側の福島峠までの縦走にトライした。

 相棒は、先々週のエガミ山に引き続き、平日にしか休日のない「道南登山単独行」のじゅんさん。福島トンネルの西側に続く旧道の福島峠にじゅんさんの車をデポし、自分の車で大きな沢林道ゲートへ向かった。
 

 7:25、大きな沢林道ゲート前を出発し、長い林道を進む。一人なら長いが、話し相手がいるのでその長さが気にならなかった。
 ちょうど1時間(およそ3.5km地点)で、広い駐車スペースのある林道終点に到着。その先にも林道跡は続いていて、過去にはその先へ進んでいる。しかし、その先に酷いぬかるみがあるので、昨年の晩秋に登ったじゅんさんの記憶を頼りに、その林道終点から上に続く新しい伐採道へ取り付いた。


途中で伐採道が終わっていたりで、伐採地の中を横切ったりして、伐採道を繋いで進んだ。
やがて、川にぶつかる地点から、過去の記憶のある急な作業道へと取り付いた。


高度を揚げて行くとブナの黄葉がきれいになり、右手に目指す岩部岳山頂部が見えた。


黄葉がピークのブナ林の中を登る。やがて、稜線上の国有林境界管理歩道へと合流。方向を変えて頂上を目指す。


途中の急斜面の登りから左手に津軽海峡が広がり、眼下には岩部集落が見える。


知内山地最高峰の知内岳とそこから一昨年縦走してきた稜線を眺める。


頂上が近くなると函館方向の展望が広がる。微かに函館山も見える。


10:05、2時間40分で、今年の正月以来6回目の岩部岳山頂。腹ごしらえをしながら25分休憩。


10:30、福島峠へ向かって今年になって開削された国有林境界管理歩道を下る。ブナの黄葉が美しい。


途中から越えてきた岩部岳山頂と稜線を望む。


標高300付近のまだ青々としたブナ林の快適な直線歩道。


13:20、山頂から2時間50分で、車をデポしておいた福島峠へ到着。トータル約6時間の縦走完了。

この後、大きな沢林道ゲートにデポしてある自分の車を回収し、知内温泉に入り、そこで解散。

 

もっと多くの写真と、詳しいコース説明も兼ねた山行記録は下記でどうぞ!
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