黒い頭部にスカーフのような白い首周りが特徴の国の天然記念物コクガンが、国内有数の越冬地・函館市の海岸に群来しているとのこと。
冬季に北極海の方から南下して来るらしい。日本では道南と東北地方の浅い磯の海岸で越冬し、函館湾を始めとする函館近海は代表的な越冬地とのこと。マガンより絶滅の危険が高い「絶滅危惧Ⅱ類」で、天然記念物に指定されている。
道南では、函館市の志海苔海岸や入船町、戸井や恵山など渡島東部のほか、北斗市や木古内町など西部方面の海岸で春先まで観察できるそうだ。
鳥にはあまり興味はないので、これまでも目にしてはいたような気はするが、これがコクガンということは知らなかった。しかし、この函館が有数の越冬地で、天然記念物となれば、この目で確認し、カメラにも収めたい・・・ということで、湯の川から汐首川の辺りまで車で走ってみた。
ようやく目にできたのは、根崎町の海岸だった。20羽くらいの群れを見つけることができた。函館山をバックにして、消波ブロックの内側で、海藻を啄んでいた。そこには小さな川が合流していたが、そのような場所が適しているのだろうか?
意外とのっぺりした顔
自分のカメラではここまで大きなアップは撮れないので。他サイトから借用
鳥にはあまり興味が無いとのことですが、
とてもいい写真を撮られていると思います。
コクガンは鹿部の海岸にもやって来ます、2010年に撮って以来、このところすっかり忘れていました。
今回は、被写体が近く、動きが少ないので、なんとか見れる写真を撮ることができました。
実は山かスキーに出掛けたかったのですが、週末のクロカンスキー50kmに備えて、体を休ませています。
コクガンはアオサ、アオノリなどの海草が餌ですから、沖にいたものが干潮時に磯に寄ってきます。この時期は、シノリガモという、モザイク紋様がユニークなコロンとしたカモも見られます。
1枚目、良いアングルの写真ですね。
入舟も考えましたが、検索していたら、函館山をバックの画像を目にしたので、下海岸へ向かいました。狙い通りのショットでした。