癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

恵山エゾシカ食害調査協力(磯谷道・森林浴コース)

2017年05月05日 | 花・紅葉だより

森林浴コースのシラネアオイのエゾシカの食害の様子に愕然とする鎌鹿さん。
昨年までは、この辺り一帯には、多くのシラネオアイが見られたそうだ。

 かつては、1000株ほどのシラネオアイが見られたという、ホテル恵風からの恵山登山道の森林浴コースに今年はほとんどその姿が見られなくなったという情報が、南北海道高山植物保護ネットの鎌鹿さんと函館植物研究会長工藤さんのところに入ったらしい。

 そこで、そのお二人の調査への協力依頼を受けて、函館マウンテンクラブのNa女史とHYML仲間のmyuさんと5人で、自分にとっては今年になって3度目の磯谷道と森林浴コースの調査をした。

◎まずは磯谷道へ
 メンバーの中の2人が、まだ歩いていないので、やはりエゾシカの食害が目立つ磯谷道を歩いた。


水無沢から恵山を見上げる


立木の食害が目に付き、やはりエゾシカの食害で下草が生えていない地面


これまでも一番目に付いた倒木の木の皮がエゾシカに食いつくされた典型的な事例

ここにもシラネオアイの食痕が目に付いた


下草が生えていないのも、エゾシカのせい


磯谷峠での記念写真


おなじみの「お経岩」の前で


お経岩のそばのトドマツのエゾシカの角による傷


 この後、御崎海岸へ下りて、デポしておいた車でホテル恵風へ戻ったが、途中で、やはりエゾシカの食害が心配なユキワリコザクラの群生地にも寄ってみた。

◎ユキワリコザクラの群生地にもエゾシカの痕跡

 4/28以来のユキワリコザクラは、まだ健在だった


しかし、その岩崖の根元にはエゾシカの食痕~いずれ低いところに咲くユキワリコザクラも心配。


4/28の時よりはほっこりと膨らんでいたタヌキラン


◎森林浴コースでシラネオアイの食痕調査



エゾシカに食べられたシラネオアイ

10m×8.5mの範囲で、シラネオアイの食痕を全員で探して数を数えた。この調査は人数が多いほど正確なデータが得られるらしい。
結局、食痕は40個、残っていた一枚葉だけのものが78個、すなわち、40/118(およそ1/3)の確率で食われていたことになる。しかし、その範囲では、花を付けたものや枝分かれしているものはゼロだった。


別な場所で健気に咲く食害から逃れたシラネオアイ


倒木が邪魔で食害から逃れたシラネオアイの群落・・・ここには3株が花を付けていた


 このような状況がほかのシラネオアイが生えている場所に拡大していないことを願って、温泉に入って解散した。
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10 コメント

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食害ですか? (Unknown)
2017-05-05 22:46:49
鹿も食べるものが必要です。
Unknownさんへ (sakag)
2017-05-05 23:02:46
まあ、鹿の立場に立てばそうなんてすが…。
基本的に増え過ぎが原因なのです。
食害なのか? (myu )
2017-05-06 00:17:22
今日はお疲れ様でした。

シカがきれいなお花のシラネアオイを食ったぞ→直ちにコレ食害、何とかせねば、にはならないと思います。

ただ、シカの食圧があまりにも強まりすぎて、その地域の多様な植物種の絶滅に至るようであれば、シカ自体の存続をも脅かすことになります。

なので、バランスが崩れていないかを調査して、必要なら対策を考えるのは、シカの天敵であったエゾオオカミを絶滅させてしまったヒトの責任なのではないかと思います。
myu さんへ (sakag)
2017-05-06 05:52:58
お疲れさまでした。久しぶりにご一緒できてうれしかったです。
食圧とバランス・・・確かにここ数年、その凄さを感じるようになりましたね。
今のところ、抜本的な対策はないように思われますが・・・。
お疲れ様でした・・! (kamaka_ryu)
2017-05-06 10:50:43
sakagさん、昨日は有り難うございました。磯谷道も四季折々楽しめますね。エゾシカの食痕も目立ってました。調査の方は発見する目が多ければ多いほど数が正確ですので人が多いと助かります。昨日は話ししたとおり目的が「食害の実態共有と関心」を持ってもらうことでした。運よく工藤さんが参加されてすこし知識も深まったのでヨカッタと思いました。
いま、北海道のエゾシカ対策室では生息数が急増した恵山地区の頭数を管理していく管理捕獲実験を囲い罠で実施しはじめました。いずれ当地に関係する椴法華地区も実施する予定とも聞きました。

myuさんのコメントにもありますとおり、食害はエゾシカが直接的要因ですが、間接的には狩猟、観光目的で放流してきた人的要因、温暖化など自然要因などもあります。つまりエゾシカは筆頭被害者です。そして人的要因を規制し直接被害は長いスパーンで解決方向へ向かわせなければなりません。

この点につき北海道エゾシカ対策室もむろんエゾシカ全滅を目指しているわけでなく肉等の消費を合わせ頭数管理による被害低減策を試査しようとしているのが現実です。でも、恵山地域で昨年実施したこの捕獲では25頭中1頭のみ食肉利用出来なかったそうです。理由は銃捕獲と違って鮮度が落ちるので消費が難しいとのことでした。需要と供給?なにかと難しいですね。

最後に、恵山海向山一帯には500頭生息しているということから、その存在を認めつつ進める管理捕獲の課題はまだまだ沢山ありますね・・。

ご都合が合えば次年度の調査も宜しく御願いします。


磯谷道、面白かったです (こうじ)
2017-05-06 12:53:23
こうじです。
おかげさまで、4日に4人で「磯谷道」に行ってきました。

コースは下草があまりなくとても歩きやすかったのですが、シカの障害の影響だったのですね?
バイケイソウ?をかじった跡も結構ありました。
お経岩のそばの木の傷跡はヒグマのものかと思い、皆怖がってましたが…( ;∀;)

ゴールの○○〇さん宅に到着したとき、ちょうど家の方々と思われる人たちが軽トラで帰ってきて、(-ω-;)ウーンちょっと気まずいなと思いながら声をかけてみると、とても気さくな方々で安心しました。

ホテル恵風側の砂防ダムからの登りでちょっと迷いましたが、sakagさんのトラックログをGPSに設定していったおかげで無事リカバリできました(^^♪
ありがとうございました。
Kamakaさんへ (sakag)
2017-05-06 15:52:14
昨日はお疲れさまでした。
いろいろ勉強になりました。
このコメントでも、詳しい説明ありがとうございます。
今後の行政の動きに留意しながら、あちこちで気を付けながら見て歩きたいと思います。

今日は会議で札幌へ来ました。秀岳荘へも顔を出しました。
北大店は売り切れていました。白石店は1冊残っていました。
小野社長にご挨拶をしましたら、自分が買った本にサインを頼まれて書いてきました。月曜日には、追加注文させるとのことです。
こうじさんへ (sakag)
2017-05-06 15:55:28
お疲れさまでした。楽しんでいただきありがとうございます。
熊の爪は、5本縦に並んで傷が付きますし、コクワヤマブドウなどの蔓が絡んでいない木には登らないはずです。
お疲れ様でした (わんわん)
2017-05-08 11:06:21
 やはりエゾシカの数がかなり増えてるんですね。雪が昔より少なくなってきたりして冬を生き延びるのが多かったり、ハンターが減ってるのもありますしね。

 先日、北海道のハンターの人が書いた「羆撃ち」って本を読了しました。


 やはり間引かなくてなりませんね。
わんわんさんへ (sakag)
2017-05-08 11:15:43
道外でも鹿が増えて、いろいろ被害が出ているようです。
ハンターが減っていることは事実ですが、昔は、自然の中でのバランスが取れていたのでしようね。
道外でも、北海道でも鹿の天敵であるオオカミが絶滅したことが大きいとも言われています。
「羆打ち」は私も読みました。

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