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○平成22年11月号

2010-11-02 10:34:21 | Weblog
人と自然との大調和をめざして
栄える会中央委員 長谷川 千治

来る11月3日は「文化の日」であり、国民の祝日にもなっています。また、この日は明治天皇の御誕生日でもあることはご承知の通りですが、生長の家本部の近くには明治神宮があり、明治天皇と昭憲皇太后がお祀りされています。そして、そのお社を囲みお守りするかのように、広大な神宮の森があります。明治神宮は内苑と外苑、明治記念館からなっており、明治天皇が、「うつせみの代々木の里はしづかにて 都のほかのここちこそすれ」とお詠みになられてもいます。
ご存じの方も多いのかも知れませんが、この明治神宮ご創建の時点では、この地域一帯はほとんどが畑と荒れ地ばかりだったようです。
そこで、大正4年、北は樺太、南は台湾からも多数の献木があり、合計で約10万本が奉献されたとのことです。また、延べ11万人に及ぶ青年団の勤労奉仕により、100年先を見越し、年月を経ても、手入れや施肥、つまり肥料を施す必要のない、永遠の森を目指した森づくりがおこなわれました。この明治神宮の森と、隣接する代々木公園の森を総称して、代々木の森と呼んでいますが、この明治神宮の境内地だけでも、東京ドーム15個分の面積があり、今では、246種、17万本の木々が豊かに生い茂り、国民の心のふるさと、憩いの場所としても親しまれています。さらに、苑内には熊笹の間を縫って曲折した美しい小径があるなど、武蔵野特有の面影をとどめており、菖蒲田の花菖蒲は、現在も大切に守り育てられ、6月には見事な花を咲かせます。
環境問題が深刻化する中、大都会・東京の中心にある明治神宮の森は、人々の愛の心と智恵によって誕生した多様性の宝庫であり、“自然と人間との大調和”を示唆する「未来図」とでも言うべきものでもあるように思われます。
現在、生長の家では“森の中のオフィス”構想を進めており、既に生長の家国際本部を八ヶ岳南山麓に移転することが決まっています。
10月に発行された新刊書『“森の中”へ行く?人と自然の調和のために生長の家が考えたこと?』(生長の家総裁・谷口雅宣先生、白鳩会総裁・谷口純子先生共著)の「はしがき」には、総裁先生が次のようにお説きくださっています。

(前略)現在の文明を享受し、それを基礎とした技術や仕事を生活の基盤とする大多数の人々が、化石燃料による文明から脱する方向に政治を動かすことは至難の業だろう。しかし、その一方で、満員電車で老人に席を譲るような“正しい行い”は、それ自体が偉大な力をもっている。本当は自分でやりたくても、いろいろな理由をつけて実行しない行為を、目の前で他人がした時、自分の中の“本心”に多くの人が目覚めるに違いない。文明の転換期である今、すでに多くの先人がそういう“正しい行い”に着手し始めているが、生長の家もその一端を担いたいと思う。
宗教運動の国際拠点を大都会から“森の中”へ移転する決定は、こうして下されたと言っていい。本書は、その経緯や理由を、特定の宗教の信者のみならず、一般の人々にも知ってもらい、あわよくば私たちと共に、文明の転換に向かって一石を投じる重要な役割を果たしてほしいと念願しつつ、発行された。(後略)

人々が、今の生活習慣のままで突き進むならば、そう遠くない将来に、地球環境は著しく破壊され、地球における人類の生活そのものが不可能になるとも言われています。今後も一層、急激に進むことが予想される地球温暖化に歯止めをかけるためには、早急に“炭素ゼロ”の実現をはからなければならず、あわせて、私たちの自然というものに対する考え方や生き方そのものを変えていかなければなりません。そのためには人間至上主義ではなく、自然中心主義の生き方が求められます。“森の中のオフィス”では、自然と大調和した生き方を広く世界に宣布しつつ、同時に自然から奪わない生き方を実現していくことになります。
生長の家栄える会は、地球環境保全に貢献しつつ、美しい地球を未来世代に残していくために、今後はさらに声を大きくして、自然との共生を世の多くの人々に呼びかけていかなければならないと思っています。
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キーワード
地球温暖化 東京ドーム 代々木公園 昭憲皇太后 国民の祝日
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