
『花もて語れ』片山ユキヲ作〈朗読協力・朗読原案 東百道〉(小学館) ビッグ スピリッツ コミックス スペシャル
朗読をテーマにしたマンガがあると知り、探しに探してやっと一巻だけ見つけて読みました。主人公はハナちゃんというひっこみ思案な女の子です。小学1年生の学芸会でナレーション役を経験したことが唯一の成功体験。おとなになって会社で特技は「朗読」と言ってしまったことから、宮沢賢治の『やまなし』を朗読することになります。文学教育や宮沢賢治文学教育などを研究なさっている方には、様々な異論があるとは思いますが、『やまなし』の世界のおもしろさも楽しみつつ、朗読の力について考えさせられる構成になっています。
学校では、音読を大事にしています。声に出して読むことによって、自分の声を耳で聞いて理解の助けになりますし、聞いている人にわかりやすく読むためにはどう読むかと考えると、内容を理解することが不可欠になります。音読の宿題を繰り返すうちに、教科書の本文を暗唱してしまう子どもも少なくありません。でも、なんか「国語=音読」という図式ができあがっていて、「音読体験=嫌いな国語体験」という若い先生の国語嫌いの体験談を聞くことがありますので、やみくもに音読すればよいというわけではないとも思います。
私自身は、難解な文章を読むときに音読することがよくあります。この頃挑戦している哲学の本は、何度音読してもわかりませんが。。。。。。。
朗読は音読のずっと先にあり、声に出して読めばよいというものではありません。私のまわりにも、朗読会を開いている方がいらっしゃいますが、作品の深い解釈があるからこそ、聞き手にその「声」は「音」ではなく「物語の世界」として届いているのだと思います。
このマンガは、理屈抜きでおもしろいです。そして、6年生の物語教材『やまなし』についてや、朗読について興味のある方は、さらに別のおもしろさが味わえると思います。いろいろなメディアでとりあげられたからでしょうか。品薄で2巻・3巻が手に入らないのが困りものです。3月には4巻も出るそうなので、のんびり待とうと思います。










さっそく「花もて語れ」を注文したら、今日、三巻まで届きました。
一気に読みました。そして感動しました。そして勉強しました。これはいいですね。
さっそく、明日は職員に回したいと思います。
さっそく入手なさって、読んだとのこと。
私はまだ2巻、3巻を手に入れていませんのでうらやましいです。
私のブログでご興味をもたれ、購入くださったというのがうれしいですし、また、その作品に感動なさったとのこと。さらにうれしいです。
3月には4巻も発売になるそうですので、その頃には品薄も解消されるのではないかと、のんびり待つことにします。ツーさんが感動なさったこのお話の続きが楽しみです。
一つは、原文で読むことです。
もう一つは、著者がどんな人物から影響を受けてきたのかついて理解することです。
前者については、他の言語に翻訳する際にニュアンスや一語一語の意味が失われてしまうからです。
例えば、ドイツ語の「hassliebe」は、hass(憎しみ)とliebe(愛)という二語が完全に一体化した言葉です。それに対して、日本語の「愛憎」は、愛と憎しみが対立しつつ一語になっています。このような対立を表現するドイツ語は「hass und liebe」です。しかし、「hassliebe」も「愛憎」と訳されます。
後者については、ある一人の著者の思想が一つの湖のように形成されるからです。その湖は複数の湖とつながり、そこから思想が流れ込むことで、深みのあるものになっています。そのため、その著者の背後に流れている思想や前提としている思考を理解していきながら、著書に向き合う必要があります。
またハイデガーのように、論文として要約されたものが著書である場合は、それは難解です。そのときには、大学での講義録などがにわかりやすいかもしれません。なので、その著者の研究者に、どのようにすれば理解できるかについて、尋ねるといいのではないでしょうか。
頑張ってください!
貴重なご助言、ありがとうございます。
ほんの小さな私の独り言のような一文「このごろ挑戦している哲学の本」という部分に注目してくださったことに感謝します。
今日もちょっと挑戦しましたが、うーむと悩むばかりです。原文で読む、ということができたらいいなあとあこがれますが、それはまたずいぶんと遠い道のりのようにも思われます。
また、誰の影響を受けたか、という視点、こちらは確かに必要ですね。しかし、さらに大きな疑問が次々と生まれる、という難点もあります。
研究者に尋ねるというのも、目からウロコでした。でも、尋ねるにしても、基礎的理解がないと質問もできませんので、周辺的な理解からはじめて、すこしずつにじり寄る感じで理解を深めていこうと思います。
応援ありがとうございます。