A PIECE OF FUTURE

美術・展覧会紹介、雑感などなど。未来のカケラを忘れないために書き記します。

未読日記1179 『光の子ども2』

2016-04-26 23:27:32 | 書物
タイトル:光の子ども 2
著者:小林エリカ
ブックデザイン:五十嵐哲夫
校正:藤井豊
発行:東京 : リトルモア
発行日:2016.2
形態:201p ; 21cm
内容:
個々の人々の想いと、歴史のうねり。
小林エリカさんは近い将来、
この国の最も重要な表現者の一人になるだろう。
――中村文則(帯コメントより)


小説「マダム・キュリーと朝食を」で芥川賞・三島賞候補となった小林エリカがひもとく〈放射能〉の歴史。
マンガ表現の最先端がここにある。

―― “希望の光”はいかにして兵器となり、歴史的悲劇をもたらしたのか。
1898年、マリ・キュリーによって名付けられた〈放射能〉と、今日直面するエネルギー問題のつながりを、2011年生まれの光少年と猫のエルヴィンが案内します。

目次
E=mc2
TRIUMPH des LICHTES über die FINSTERNIS
FISSION
QUO VADIS
isotope
History
Map & Guide
Book List

購入日:2016年4月25日
購入店:丸善 京都本店
購入理由:
 1巻目と同じく、4月24日朝日新聞朝刊に掲載された大竹昭子さんの書評を読み、「High-Light Scene」展の参考文献として購入。
「ハイライト」は放射能の「光」とは関係ないが、「希望の光」ではあると考えたい。
科学は希望の「光」として放射能を作ったが、美術は「ハイライト」を作った。
その「ハイライト」に私たちは何を見るのだろう。何を見てきたのだろう。