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NEC 海外におけるスマートネットワークへの取り組み

2016-09-18 15:06:16 | スマートグリッド、新エネルギー
NECが海外においてもスマートネットワークへの取り組みに注力している。

電力技術とICT:新興国の商機狙うNEC/協業で実績構築、水平展開へ(2016/09/12 電気新聞)
太陽光や風力発電の導入、エネルギーの分散化――。エネルギーを巡る情勢の変化は、重電メーカーだけでなく、ICT企業の商機を意味する。エネルギーの制御や保守・管理の高度化には、ICTの貢献できるシーンが多いためだ。その中で、米国企業との連携や、シンガポールでのプロジェクトの参画を通じ、存在感を高めているのがNEC。アジア・太平洋地域で、再生可能エネルギーを活用したマイクログリッドの導入によって、電力不足などの課題解決に注力していく構えだ。「ビジネスチャンスと感じているのは再生可能エネルギー。環境意識の高まりで再生可能エネが広がる中、分散電源の管理や把握の必要性が大きくなることで、ICT企業にもチャンスがある」。NECスマートエネルギー事業部新事業推進室の石井健一シニアエキスパートはそう指摘する。ただ、同社が従来強みとしてきたのは、国内電力向けの通信関連が中心。電力インフラ自体への知見は少なかった。自社で蓄電池ソリューションを持つものの、より広く拡販していくためには、先行する北米地域の知見を取り入れる必要があった。NECは2014年、シリコンバレーの「スペースタイムインサイト(STI)」とスマートエネルギー事業で提携を開始した。STIは、送配電分野などのビッグデータの分析や可視化を得意としており、グーグルマップなど、GIS(地理情報システム)上に情報を表示することができる。電力業務に精通した人材をそろえ、設備の余寿命診断や障害発生時の影響などの算定に多くのノウハウを持っている。STIのシステムは、カリフォルニア独立系統運用機関(ISO)やサクラメント電力公社などでの採用実績がある。この提携によりNECは、自社の蓄電システムやICTソリューションと、STIの可視化システムを組み合わせた提供を始めた。日本国内やアジアで、実証だけでなく本格導入も含め、複数の受注案件があるという。今年8月には、STIとともに、シンガポール・パワーのスマートグリッド(次世代送配電網)開発計画である「SPEAR(スピア)プロジェクト」への参画を発表した。同プロジェクトでは、送配電網のセンシング、変電所のデジタル化、ビッグデータ分析など複数のテーマを、海外メーカーと協業し展開する。シンガポール・パワー、NEC、STIは、停電や送配電設備管理の高度化へ検討を進めていく。停電状況を分かりやすく可視化するとともに、保守車両や要員の分析、停電回復見込み時間の分析などを実施。設備に対しては、リスク管理を踏まえた、設備投資シミュレーションを実施することで、全体の運用保守最適化につなげていく。今年6月から着手しており、1年間をかけて実施。STIが持つパッケージを基礎として、シンガポールの設備状況に合わせた改良を進めているところだ。スピアプロジェクトを推し進めるシンガポールだが、同国の電力品質は日本と遜色のないほど高い。国土もさほど広くなく、再生可能エネ大量導入の問題も大きくないという。それにもかかわらず、さらなる高度化を目指す背景には、周辺国など諸外国に対しての存在感を高めることにある。石井氏は「まず自国の電力設備で試すことで実績を積み、アジア太平洋地域に出していく戦略ではないか」とみる。NECとしても、そうした求心力あるシンガポール・パワーとの関係性を構築していくことで、アジア・太平洋地域での事業展開に弾みをつけたい考えだ。
※シンガポール・パワーは、電力供給やガス、地域空調ビジネスを中心としたエネルギー事業を手掛けている。シンガポールのみならず、同国に次いでアジア・太平洋地域でオーストラリアの一部にも進出している。シンガポールだけで140万の顧客を持つ。スマートグリッド開発では、日本円で約25億円を投じて、研究開発、実証、導入を担う組織「SP CoE」を設立した。スピアプロジェクトも同組織が手掛ける。同プロジェクトでは、NECとSTIの提案を含め、現在までに5テーマを採用している。
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