回転機の円滑なる運転には、ベアリングへのグリース/オイルによる潤滑が欠かせない。その基礎についてWeb上でいろいろ解説がある。グリース潤滑とオイル潤滑は別ものである。グリース潤滑は取り扱いが容易で、密封装置にも使いやすいので転がり軸受の潤滑に最も多く使われている。一方オイル潤滑は、グリース潤滑より高速回転または高温での用途に適している。
・グリースの基礎知識
http://www.labnotes.jp/pdf/labnotes_grease.pdf
・グリース基礎知識(中央油化)
http://www.chuo-yuka.co.jp/knowledge.html
・グリース/オイルの基礎知識(NOKクリューバー)
http://www.nokklueber.co.jp/grease_reference
・ベアリングの健康管理(NTN)
http://www.ntn.co.jp/japan/products/catalog/pdf/3017.pdf
精密な設備機器のベアリングに対しては潤滑作業は必須。注入するグリース/オイル量が設備機器メーカーより指示されており、専用の注入器を使用する。グリース/オイル量は少なくても多すぎても発熱の原因となる(特にグリースの場合)。またグリース/オイル充填後は、機器をいきなり高速回転させずに最初中低速で何時間か回転させ(ならし運転)その後に高速回転させることも一般的である。