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三菱電機 直流送配電への取り組み

2016-09-18 15:21:36 | スマートグリッド、新エネルギー
三菱電機は直流送配電への取り組みを強化している。

三菱電機受配電システム製作所――直流送配電普及めざす、再生エネ電力、無駄なく(2016/09/13 日本経済新聞)
電気は発電施設から交流により家庭や事業所に届けるのが長らく世界標準だったが、太陽光や風力でつくった電力を無駄なく送配電できる直流が最近になって見直され始めた。日本で今後、普及のカギを握る施設が香川県丸亀市にある。三菱電機が受配電設備の主力工場である受配電システム製作所内で7月に稼働した「中低圧直流配電システム実証棟」だ。「ここにも直流が来ています」。壁には放電による感電を防ぐ安全装置付きの変わった形のコンセントがある。サーバーや発光ダイオード(LED)照明、4Kテレビ、セキュリティー装置といった建物内にある多くの機器も直流で動き、直流受配電システムのショールームとなっている。
■省エネ効果検証
使う電力は建物の屋上や壁面、隣の敷地に設けられた太陽光パネルのほか、実証棟そばの風力発電設備により賄う。蓄電池にためながら建物内に配電しており、機器の稼働状況や省エネ効果などを検証しつつ、直流に対応した受配電設備の開発に生かす。直流で動く機器を増やすため、共同研究拠点として外部の大学や企業にも開放する。パソコンなどデジタル機器や家電製品の多くは直流で動き、電源には交流を直流に変えるACアダプターが必要だ。太陽光や風力などの再生可能エネルギーは直流だが、送電網や受配電設備は交流のみに対応している。このため交流にいったん変えて再び直流に戻す必要があり、電力をロスする。直流のまま使えば効率が高まる。それではなぜ送電は交流が標準なのか。話は約120年も前に遡る。論争の末に米国の発明王トーマス・エジソンが支持した直流ではなく、鬼才と呼ばれたニコラ・テスラが推した交流が選ばれた。電圧を変えやすい交流は遠くに送電でき安全性も高く、主役の座は揺るがなかった。
配電設備小さくしかし、蓄電池の性能向上もあり、太陽光や風力発電の直流電力を直接生かせる建物は直流のまま受配電できれば高い省エネ効果を見込めるようになった。三菱電機によると直流は交流より配電時の電力ロスが7割減り、配電設備自体が小さくなるため建物内の設置面積を1割強、重さを4割近く減らせるという。三菱電機は実証棟の稼働に合わせて、「ディースマイリー」というブランドで直流配電システムの本格展開に乗り出した。2025年度までに売上高100億円以上を目指す。まず需要を見込むのは多くの電力を使い、開発実績もあるデータセンターだ。さらに来年4月からZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)化を促す建築物省エネ法が本格施行され、ビルや工場なども「踏み込んだ省エネが必要になる」(同製作所スマートエネルギー営業課)。事業継続性(BCP)への関心も電力を生かし切る設備の普及に追い風とみる。受配電設備を40年近く製造してきた技術で直流の復権に挑む。
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