あのコルトを狙え

TOKYO2020 子供たちに負債を(笑)

サンライズ瀬戸体験乗車記

2017-02-03 00:59:43 | 

1月10日

タイ旅行より帰国したその夜、夏休みがまだ残っていたのでサンライズ瀬戸号で高松へ行く事にした。

一昨年は土砂崩れによりまさかの運休

荷解きも済ませていないがシャワーを浴び軽い食事を済ませ21時過ぎのバスに乗った。

夜に家を発つ時の緊張感が好きだ。

バスは定刻どおりに駅へ到着。コンビニで明日の軽い朝食を買っておく。

横須賀線で横浜駅に着き隣の東海道線のホームへと歩いた。

かつては富士やはやぶさ等の長距離列車が普通に発着していたとは思えないその中に

「寝台特急 高松・岡山」の文字を見ると

「ここから遠い地に繋がっているんだなぁ」と感慨にふけってしまいます。

サンライズ号が入ってきました!

このホームに電気機関車が青い客車を引いて入ってきたのが遠い昔の事に思い出されます。

あの頃の雰囲気とちょっと違うが高揚感は同じ。

 

 

本当にホテルのような車内。

かつての客車寝台特急とはまた違った雰囲気にこれはこれで良いな、とご満悦。

靴を脱ぎ落ち着くと上には夜空が広がり月が見えた。上の階、奇数室にしておいて良かったです。

さっそくビールを開け煙草を吸います

喫煙車ですがそろそろここも吸えなくなるだろう・・・

普段は昼間に熱海まで乗る東海道線の車窓も時間、車両が違うので別の世界に思える

特に小田原を過ぎ夜の相模湾が見えた時にはその雰囲気に

「乗ってよかった・・・寝台特急ってやっぱり最高だな(涙)」と感動すらしました。

ブレて全くお恥ずかしいが・・・少しでも雰囲気をご理解願いたく。

乗り心地も良いです。

この24時間前にはこのような客車に乗っていました。

木製の座席に4時間・・・

これはこれで楽しかったんですけどね(笑)

さて、途中の熱海駅に停車。

   松尾さん、ちょっと四国まで行ってきますよ・・・

列車は再び走り出し車窓に熱海の街が見える。

楽しさとちょっとした寂しさが入り混じる。

ビールの次は水割りとなり居酒屋状態で富士駅を過ぎた後位で眠くなる

さて、6時位にタイマーをセットして寝ましょう。

朝はサンドイッチとコーヒーで煙草を吸いながら景色を見よう

と洗面所で歯を磨き横になるとすぐに寝てしまいました。

途中で起きたらどこかの駅に停車していました。

「よく分からないが運転停車というやつかな?」

再び寝てしまう・・・

しばらくして再び目を覚ますと同じ光景

全く動いてないみたいだがここはどこ?

そうだiphoneに地図機能があった!と見てみるとなんと6時の時点で蒲郡駅という所。

「がまごおり?」

かつて安全体操さんから

『昔、飲んで寝過ごしてガマゴオリまで行ってしまった事がある』と笑いながら話してくれた駅じゃないですか。

ほお、ここが安全さんゆかりの地か、と一瞬感動したがそんな事を思っている場合じゃない。

もしや事故で運転取りやめ?

 そしたら前々回に書いたとおりです。

結局前回同様に高松にサンライズ瀬戸で行く事は出来ませんでした。

向かいのホームに来た救援車?

これに乗せられ豊橋駅まで戻りました。

サンライズを降ろされた皆さん

新幹線ひかり号で振り替えだが乗りついで高松入りもなんだか面倒になってきました。

別に高松まで行くというよりもサンライズ号に乗りたかっただけだしなぁ

でも特急券しか戻ってこないよなぁ・・・帰るか。

鉄道に詳しいまにまにカレチさんやさまひさんに打電し対処方法を教えてもらう。

「ケースバイケースだから新大阪まで行って駅で交渉してみたら」との事。

「但し戻るには普通列車が原則」 げっ!

新大阪駅で事情を話したら待つ事10分で全額返済の証明書を出してくれて

しかも「のぞみ号」自由席に乗ってよい事となりました。

この時点で10時頃。

せっかくなので新大阪駅で駅弁を買いこんな時間からビールを買ってしまう(笑)

そして新横浜駅に着いてみどりの窓口で証明書を出し清算をお願いすると

「特急券しかお返し出来ません」とにべも無い・・・

なんの為の証明書だよ・・・

さすがに温厚な(笑)私もちょっと大きな声を出してしまい

「確認します」と係りの方は裏に行ってしまいました。待つ事10分・・・

結果、全額返済となりました。

さて、これからどうしよう?再びその日のサンライズに乗ろうかとも思ったがあの感動は

またしばらくしてから味わおう。

昼から焼肉屋に行きネットカフェに行き夜は川崎まで「シン・ゴジラ」を観に行きました。

 翌日は大宮の鉄道博物館に行ってみよう、と湘南新宿ラインに乗る。

ここに来るのは二回目なので落ち着いて見学をする。

ちょうど101系国電の運転席に入れて運転体験が出来るというイベントがありましたので

運転席に入れてもらいました。

係りの女性にお礼を言いプラプラ歩いているとその女性スタッフが追いかけてきました。

『昼から中央にあるSLの汽笛を鳴らすのですが本日のゲスト機関士という事で出てくれませんか?』

と・・・・・

「い、いやあの私はただの中年のオッサンですよ?(汗)」

それでも構わないという事で大役をやらせてもらう事になりました。

まさか神田の交通博物館にあったあの蒸気機関車の運転台に乗れる日が来るとは・・・

北海道で最後を迎え以来殆ど雨にさらされる事もなく保存され火と水を入れれば走るのでは?と

思えるようなあのC57。復活蒸気と違い保安装置等が少なくシンプルな運転台が残り荒らされてもいない、と思っていたあの機関車・・・

内部非公開だからこそオリジナルが保たれているあの運転室内。

時間になり集合場所に行くと帽子と制服を渡されました。

 

転車台が回っている間に周囲のお客さん(子供さん)に手を振るそうな。

人前に出るのは仕事上慣れているので問題ないがちょっと恥ずかしい(笑)

アナウンスで『本日のゲスト機関士は横浜からお越しの彩雲さんです』と紹介してもらいました。

最後に記念写真!

 

奥の古い電機機関車がまたなんとも

先輩機関士と・・・

一つだけ残念なのが途中でさまひさんから届いたメールに

『ぜひ「225列車室蘭定時発車!出発警戒、圧よし、カットオフ20!」とか喚呼してもらいたい』

とありました。

「鉄道には全く詳しくないので」と言っていた人がいきなりこれを言ったらさぞ面白かったでしょう(笑)

 

サンライズは残念な結果となりましたが翌日にC57に乗れるとは

だから人生捨てたものではありません。

コメント (6)
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