信州・佐久で、ものづくり

信州・佐久在住の「ものづくり」の裏方である生産技術一筋二十数年。一芸より多芸を求められる人間から見た「ものづくり」論。

歯科用イオン導入装置 開発苦労話 その16

2016年06月08日 21時40分36秒 | 日記

営業担当者は、お得意様から学術情報や歯科情報を得て来ます。帰社すれば事務方や工場のメンバーの知らない知識を披露してきます。

さて自分たちの会社において、その情報は製品化に結び付くクオリティ・コントロール、リスク・コントロールできる内容なのでしょうか?

例えば

  • 放射線、レーザーを使えば・・・安全に扱える装置を製作できる能力があるのか?
  • 1/1000ミリ単位でターゲットを狙う・・・どんな機構で達成するのか?
  • 実現できても買ってもらえる値段(コスト)で提供できるのか?
  • 副作用、慢性・蓄積毒性、アレルギーなどの課題はないのか?

必要なクオリティ(バラつきを極小化)を実現する能力、リスクを下げる能力を自分たちが持っているのか?

そんなもん開発者の能力次第じゃ!・・・で済む会社様は幸いでございます。話は、ここで終了ですね。

おそらく、多くの会社様にとって必要な・・・リスク・コントロールつまり安全性を高める活動についての話を続けて参ります。


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