違法捜査  埼玉

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公安警察の人権侵害を許さない集いの報告

2016-01-21 15:15:43 | 日記










天皇批判の市民を公安が尾行――「不敬罪」を意識か

2014年7月3日6:22PM|カテゴリー:社会|admin


天皇に対して沿道で抗議の意思表示をした東京都の市民が、公安の私服刑事による尾行・つきまといで嫌がらせを受けているとして、「立川自衛隊監視テント村」など94団体(個人賛同は414人)は5月31日、警察に対し尾行の中止を求める共同声明を発表した。

東京・三多摩地区のAさんは昨年10月7日、天皇が第68回国民体育大会のボクシング競技を観戦するため地元を訪れた際、自治体が「お出迎え」や「お見送り」を呼びかけ、「日の丸」の旗を沿道の住民に配布したことに疑問を持ち、天皇の車が通過した際に「もう来るな」と書かれた布を表示した。

Aさんの証言によると、「その瞬間、30人近い私服警官に取り囲まれた」という。

「何の容疑でこんなことをするのか」とAさんは抗議したが、警官らから回答は得られず、約30分にわたり路上で拘束された。

数日後には公安と見られる私服警官が24時間態勢で自宅周辺を監視。


外出時も一人から数人の尾行がつきまとい、時にはわざと1、2メートルの距離まで接近して「あんなことをしたんだから、ずっとつきまとってやる」などと暴言を吐いたという。

さらに私服警官が職場まで押しかけて外からAさんの実名を呼び、「いるんだろう」などと大声をあげるなど嫌がらせはエスカレート。


身の危険を感じたAさんは、東京弁護士会に対して人権救済の申し立てを行なった。

問題を重視する「救援連絡センター」など市民団体も5月31日、「尾行・嫌がらせを即刻中止するよう警視庁公安部に強く要求する」との共同声明を発表、6月末まで賛同を募っている。

Aさんは「5月になって露骨な尾行は減ったが、まだどこかで監視しているのでは」と不安を抱きつつ、「公安は戦前の『不敬罪』と同じ発想で、『天皇』批判者に懲罰を加えているつもりなのだろう。


こんなことが許されていいはずがない」と語る。

(成澤宗男・編集部、6月20日号)


http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=4506


公安による執拗なつきまといで東京の男性――日弁連へ人権救済申し立てへ

2015年2月26日9:58AM|カテゴリー:社会|admin



Aさんを自宅近くで尾行する公安。(提供/警察の人権侵害を許さない会・三鷹。2013年9月撮影)

公安警察につきまとわれ、嫌がらせを受けているとして、東京都内に住む会社員Aさん(39歳)が近く、日本弁護士連合会(日弁連)に人権救済の申し立てを行なう。


発端は2011年4月だった。

東日本大震災の被災者が避難していた都内調布市の「味の素スタジアム」に皇太子夫妻が訪れた際、Aさんは同施設前で「天皇制を維持するための見舞いだ」と抗議の声をあげた。

すると、またたく間に10人程度の私服刑事に取り押さえられ、何もしていないのに「公務執行妨害」の容疑で3日間、調布署に勾留された。Aさんはその後、国民体育大会(国体)や植樹祭などで天皇が皇居から移動する日になると、出勤や外出時に帽子・マスク姿の公安と見られる人物らから尾行されるようになった。

第68回の東京多摩国体が開催された13年9月から10月にかけては、24時間自宅の周辺に公安が張りついた。

通勤中のAさんの背後には複数人が尾行し、電車内でも威圧してくる異様さ。このため、Aさんと一緒にいた友人二人が駅構内で抗議し、所轄の制服警官が駆けつけたが、男たちが「俺たちは警察だから」と名乗ったところ、制服警官は引き揚げてしまった。

Aさんは「尾行に抗議しても公安は高圧的に『早く行け』などと怒鳴るだけ」であり、「身分も明かさなければ理由も言わない」と憤る。

「昨秋以降、露骨に威圧するようなことはなくなったが、こちらが気付いていないだけで尾行が続いている可能性もある」として、日弁連に人権救済の申し立てを行なう準備を進めている。

2月28日には立川市の三多摩労働会館で午後1時半からAさんやジャーナリストの青木理氏が参加して「公安警察の人権侵害を許さない集い」が開かれる。

(成澤宗男・編集部、2月13日号)

http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=5017

http://bikouwoyamero.blogspot.jp/?view=magazine






青木理さんの話に、立見もでる大盛況! ― 2月28日・公安警察の人権侵害を許さない集いの報告 ―



公安警察の人権侵害を許さない会・三鷹の2人   青木理さん



公安警察の人権侵害を許さない集い、立見もでる大盛況!

 2月28日、立川三労会館にて、「公安警察の人権侵害を許さない集い~青木理さんを囲んで」が開催された。


 天皇警備を名目に、4年間にわたって公安の尾行・嫌がらせを受けている三鷹のUさんを支援する集会である。


 Uさんは4年前に皇太子の車両に声をかける抗議活動を行って、不当逮捕されたことがある。それ以来、公安に生活破壊ともいえるハラスメントを受けている。


テント村メンバーへの公安のつきまといを跳ねのけた、尾行反対運動第2弾となる闘いだ。
  この日の集会には、テレビでも活躍する青木理さんが来てくれることもあって、100人に迫る参加者で会場が埋まり、立ち見もでるほどだった。


三多摩で、反弾圧・反天皇制を掲げた集会で、これほどの結集が実現できるとは、正直言って主催者も思っていなかった。感慨もひとしおである。


 集会ではまず、Uさんが準備した公安警察の尾行映像を見た。Uさんは主に国体や植樹祭などの天皇行事の日に嫌がらせを受けてきたが、最もひどかった一昨年の東京国体の時の記録である。


  自宅や職場、通勤電車、あらゆるところにマスクをした刑事5、6人がついてくる。ぶつかるような距離である。

Uさんや仲間が「ストーカーやめろ!」と怒鳴 り声で抗議しても、ニヤニヤしたり睨みつけたりを繰り返すばかり。本当に気持ち悪い。

こういう人権侵害の実態が、多くの人の前で公開されただけでも意味のあることだと思う。
 続いて、反天連の仲間が最近のデモ警備や、2・11デモでの不当逮捕シーンなどを収めた映像を上映。右翼の攻撃を放置し、デモに介入する警察の最近のやり口を批判した。



◆青木理さんのお話
 続いて、ジャーナリストの青木理さんを交えてのトークに。

青木さんは元共同通信記者で、公安警察担当だったことがある。『日本の公安警察』という新書の著書もある。


 青木さんは尾行映像を見た印象として、「非常に貴重なものを見せてもらった」という感想から始めた。

以下、青木さんの話から印象深い点をまとめよう。

――かつて公安番の記者だったとき、天皇行事や米大統領来日の際に警視庁に設けられる「総合警備本部」というところに詰めたことがある。


  朝から刻々と入ってくる無線を聞いていると、「本日のマル要、何番を確認…」というような報告が上がってくる。

「マル要」とは要確認人物のことで、要する に尾行などの対象人物のことである。Uさんのように、嫌がらせの対象になっている人物は、こうしたリストに入っている。

現場でどんな尾行が行われているか については、よく知らなかったが、今日の映像を見て実態が分かった。
 警備本部には甲・乙・丙…とレベルがあるが、国体などの天皇行事は大抵「甲」で最重要の格付けがされる。

警察にとって天皇警備は、まさに死活的に、何かあると管理職の首が飛ぶほどの一大事になる。
 公安というのは、警察の中でも特別に秘密、かつ中央集権性が高い。戦後警察は戦前の警察国家の反省を踏まえて、建前上は都道府県別に分かれている。

だが警備・公安に関しては、ヒトも金も国の官庁である警察庁の支配下にある。
 公安の目的というのは端的にいって「反共」ということに尽きる。

警視庁でいえば、公安部の筆頭課である総務課は、今でも日本共産党を追いかけている。公安の水膨れはすごい。

殺人などの重大事件を捜査する捜査1課よりも、公安1課のほうが人員が多いほどだ。かつてのように新左翼党派の爆弾や内ゲバもほとんどなくなっている。


そこで暇になった人員が、例えばUさんのような人にまで人権侵害を行っているという状況がある。


 冷戦崩壊後、長期的に警察内部での公安の力は低下傾向だが、テロ対策と秘密保護法で今また変化の時を迎えている。

テロ対策では国内のイスラム教徒の身辺調査や尾行を全面的に行っていたことが発覚し大問題となった。
 秘密保護法の「秘密を扱う人物の適正評価」は、全面的に公安の力に依拠しており、かなり踏み込んだ個人情報を10万人単位で公安が収集することになる。大変危険な事態である。




  青木さんは結論として、「Uさんの件は国賠を提訴すれば証拠もあるし勝てるのではないか」と結んだ。


そして自分の記者時代は、Uさん相手のような公然尾行 (公然とつきまとう嫌がらせ)は、他国の情報員相手の、いわばプロ同士の駆け引きとしてしか行われてなかったと思うのだが、という。


 この辺は事実とは異なるが、それだけこの問題が知られていないということでもある。

青木さんのような立場の人が公安のとんでもない人権侵害の実態を知ってくれたことは意義深い。


 外国記者クラブへ話を持っていかないか、と提案してくれた人もいた。


多様な方面から問題提起して、Uさんへのつきまといを止めさせていきたい。

http://bikouwoyamero.blogspot.jp/2015/03/228_27.html#!/2015/03/228_27.html






公安警察を増長させる秘密保護法を廃案に!

 公安ストーカー映像に、驚き!
  公安警察を増長させる秘密保護法を廃案に!

  ― 2月28日「公安警察の人権侵害を許さない集い」に90人 ―




 「貴重な資料を見せてもらった。驚いた。いくらなんでもやりすぎ。


人権侵害だ」――。


『日本の公安警察(講談社現代新書)』著者もあるジャーナリストの青木理さんは、2月28日に開かれた「公安警察の人権侵害を許さない集い」で、公安警察による威圧尾行を記録したビデオについて語った。


その異様さにやむに止まれぬ気持になってくれた参加者からは、カンパが寄せられた。



◆顔面を隠した異様な公安


 Uさんは、4年前から、植樹祭・海つくり大会・国体や3/11・8/15の追悼行事で天皇が移動するたび、公安警察にストーカーされている。


私たちは、天皇移動日にUさん宅に集まり、駅前で宣伝もしてきた。2月28日集会には、集会趣旨に27団体が賛同、90人が参加してくれた。


 集会冒頭、2013年東京国体前の尾行記録を観てもらう。1か月にわたり24時間尾行が続いた中の、特にひどかった開会式前日9月27日~29日の動画だ。


 27日夜、Uさん職場前に公安警官が。抗議するUさんに「一般市民を撮影するな」と怒鳴り、Uさんのカメラを奪おうとした。その後、脇にぴたりと張りつき、公安警官20人が尾行を続けた。


 29日は、自宅を出ると、外に公安警官がいる。マスクと帽子で顔面を隠し、徒歩と自転車の合計4人の公安警官が1メートルの至近距離で堂々と尾行を始めた。


Uさんが「ついてくるな」と言うと、「ついてない。早く行け」と暴言を返される。三鷹駅で2人増えて公安警官6人が、尾行から逃れようと狭い電車の中で移動し続けるUさんを、電車の中とホームから執拗に追いかける。



異様な光景だ。




◆「テロ対策で公安警察が活気づく」と青木さん



 その後、青木理さんが語った――。


 公安警察は、歴史的に反共であり、右翼と親和的だ。GHQは、共産主義化を防ぐために戦前の特別高等警察を復活させた。


公安警察は膨張を続け、90年頃ピークに。左翼の衰退と共に公安の「仕事」は減ったが、オウム真理教事件などをきっかけに、組織維持のために活動領域を広げている。


 例えば。警備部で国外関係を担当する外事に3課を新設したのは、2001年9・11事件後。米国の「テロとの戦い」を受けて国際テロ対策を目的とするが、やっているのは都内モスクの徹底的監視だ。


在日イスラム教徒を秘匿尾行し、自宅の照明が点いた、家を出た、電車に乗った、人に会った、コンビニへ寄った、と分刻みで記録している。「セロテープを買った、目的は不明」と詳細なメモもある。


中東系大使館で働く大使からお抱え日本人運転手まで全員の銀行口座の取引も調べ上げていた。2010年、ウェブ上に、調査対象者の氏名・電話番号・パスポート番号・仕事・家族など大量の情報が流れ、発覚した。


 警備部は、テロ対策をテコに活動を広げるだろう。秘密保護法とも関連する。国家の秘密情報とされる4点のうち、スパイ・テロ活動防止の2点が警察関連で、これまで以上に情報を隠せるようになった。


 さらに、警察が個人の秘密を把握すれば都合悪い人物を失脚・脅す可能性もあり、警察国家化が危惧される。


秘密を扱うのに適切な人物かを調べるのは当該省庁だが、調査対象者は企業・大学など民間を含めて10万人ともいわれる。

当該省庁が調べきれなければ、警備部が担うかもしれないからだ。

 秘密保護法制定に携わった内閣情報調査室(内調)トップは、エリート警察官僚、警備部OBが就いてきた。
出向職員で一番多いのも警察。内調は、内閣に突き刺さった警備公安部の出向機関だ。法を自ら制定し、大きな武器を手に入れた。

 集団的自衛権が行使されれば、自衛隊員が殺し殺されるようになるだろう。そうなれば、政府は、後藤健二さん人質事件時以上に政権批判自粛の圧力をマスコミにかけ、メディアもテロ防止一色となり、ありとあらゆるものが秘密になるかもしれない――。


◆天皇制維持のための尾行を放置するな


  「組織のボスでもないUさんを、大人数で尾行するのはなぜ? 執拗に尾行する公安警官は、人として大丈夫か?」。

 素朴な質問に、青木さんは、組織維持のために仕事を作っている、労働組合もなく命令は拒否できない、天皇警備を重視している、と指摘。

かつて、天皇に投げられた発煙筒が届かなくても防犯部長が責任をとって辞表を出した。天皇に何かあれば警視総監にまで責任が及ぶかもしれず、警備が過剰になってしまうのだろう、と。

 集会に先立つ2月11日、反「紀元節」デモで私たちの仲間の女性が逮捕されたことも、過剰警備の延長といえるだろう。デモ隊列に割り込んでいた公安警官に、彼女が出ていくように口頭で抗議した。

体格のいいその公安警官は、彼女を突き飛ばしながら「公務執行妨害罪」と叫び、よろけて倒れた彼女に襲い掛かった。理不尽な逮捕のため翌日に釈放したが、処分保留のまま2か月近くになる。活動に対する圧力だ。


 天皇は、国民に寄り添いたいと言う。しかし、生まれながらに尊い天皇には、下々の暮らしなど所詮は非日常にすぎない。

天皇の市井の情報収集のたびに交通機関は止まり、市民の自由を侵して公安警官が尾行する。その費用は血税だ。詰まる所、自由と平等を国家に売り渡して天皇制を維持している。


 集会で、その片鱗を知ってもらった意義は大きい。

 自由と平等を!、声をあげよう。


http://bikouwoyamero.blogspot.jp/2015/04/blog-post.html#!/2015/04/blog-post.html






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