待ちに待った戦争展、いよいよ一週間を切りました。

「２０１５平和のための埼玉の戦争展」がいよいよせまってまいりました。
今年は、８月１日（土）から３日（月）の３日間、午前１０時半～午後６時（最終日は午後３時半）まで、浦和駅西口前コルソ７階ホールです。
今年は、東京大空襲・熊谷空襲、沖縄戦、広島・長崎原爆投下７０年・終戦７０年など、節目の年です。

　戦後の世界は、「戦争」を違法とし、国家間のトラブルは武力による威嚇、武力の行使ではなく、平和的・外交的努力で解決する方向へと、大きく変わっていきました。
　ところがいまの日本では、領土や歴史認識問題などをめぐって、近隣諸国との緊張感が高まり。昨年７月の「集団的自衛権行使容認」や12月の「特定秘密保護法の制定」、国民の8割の人が説明不十分とし、6割の人が反対をしている「平和安全法制」＝「戦争法案」も今月、衆議院の特別委員会と本会議で採決が強行されるなど、「また、日本が戦争の出来る国になるのではないか？」という不安が、広がっています。
そのような情勢の中でおこなわれる今年の戦争展は、とても重要です。

　今年は新たに２つの企画があります。　
　１つ目は「１，０００歳からの平和メッセージ」。９０歳以上の戦争体験者の方から頂いたメッセージや、高校生や学生がインタビューをしてきた話を、パネルにまとめました。
　２つ目は「核兵器のない世界へ各国は訴える」です。NPT再検討会議の最終文章は採択されませんでしたが、核兵器をなくそうという国際的流れは一層大きくなってきており、核兵器に対する各国の政策をパネルにしています。
また、最大の焦点にもなっている、「平和安全法制」＝「戦争法案」や「沖縄問題」のパネルも最新の情報を展示します。

　２日（日）の午後２時半からは「いま、平和のためにすべきこと、できること、したいことは…？」について、トーク（交流）をします。
今年は例年に比べ話題が豊富。ＮＰＴ再検討会議に参加した人、ニューヨークでNPTの受け入れ準備をした人、今年の原水爆禁止世界大会に参加する人、いま話題のVIPで活躍している人、Peace　Wingの高校生（高校生平和ゼミナール）、沖縄の基地問題を学び、これから現地へ行くゼミ生など、各地の幅広い若ものが参加をします。
　
　また、この日は若ものがゆかたを着るイベントもあります。
　とても暑い夏ですが、これからの学習のために、ぜひ、お越しください。

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