Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

3年間の単身赴任生活も完了し、自宅生活の再開~でも、かえって思うように好きなことが出来なくなりました。

プリンターヘッドが認識されない?洗浄してみました!

2017年06月17日 16時06分21秒 | Weblog

2017年6月17日

パソコンを持ち始めて、プリンターはどうしても必需品
インクも高いし、本体ももう4台くらい買い換えた維持費の高い周辺機器だ

数年前に、5台目のとして奮発して買ったキャノンのMX893複合機。
順調に使っていたら、去年の震災後、突然『プリンターヘッドの種類が違います(U052)』とエラーが出て、パッタリと印刷できなくなった

震災後の改装等もあって、いろいろ忙しくて、数ヶ月放置していた
もしかして、既にメーカーは修理期間を過ぎて、部品を捨てているかもしれない。新機種への買い換え覚悟で検索してみたら~出るわ出るわ

同じ様な症状の対処方法がたくさん出てきました。

やっと今日になりダメもとで、プリンターヘッドを洗浄してみることにしました

先ずは、インクタンクを全部外しました。



インクタンクを受けているこの黒い受けが、プリンターヘッドです



さらにプリンターヘッドを外すと、すごく汚れた台座や電極が出てきました



いよいよ、掃除の開始です



ヘッド部分はベトベトインクで汚れています



ウェットティシューでとりあえず、ひたすら拭き上げました



何枚使っても、次々とインクが染みついて来ます。
そこで工具の洗浄スプレーで吹き出しました




スプレーの圧力で、一気に綺麗になりました



プリンターヘッドが左右にスライドするレールもベルトもベトベトでした




インクの出口(ヘッド)もだいたい綺麗になってきました
でも、この2つのネジが気になります。
『これを外したら、どうなっているんだろう?もしかして、これを開けてしまったらパンドラの箱みたいに、修復不能になるのでは?・・・・・』不安は過ぎります




不安の中で、ネジを外してみました。
開けて正解ここにもベトベトが詰まっていました。
(黒い染み全部がインクの溜まり)




台形の黒いゴムマット?を外してみると、ベトベト溜まりで塞がっている様な状態でした



ひたすら、丁寧に~



スプレーで穴を吹いて、インクを溶かしながら吹き出しました



綺麗になったんで、元の様に組み立て~



インク受けも、どこがどの色か分からないくらい綺麗になりました



電極の接触不良が一番原因と思いましたが、それぞれの電極板が1mmくらいと小さすぎて、サンドペーパーでも磨きようが無い
そこで、事務用の電動消しゴムで、1個1個の電極を磨きました



これでもう、やれるだけは、やりました
インターネットの投稿でも『洗浄したら、100%使えるようになるとは保証しません』と書いてあった。

元の様に、インクも収めて、スイッチON

じゃじゃじゃ~ん
『ク~ン、ク~ン、ピッ
恐る恐るディスプレー表示を見たら、コピー待機状態
成功しました
修理に出せば、そもそもやってくれたかどうか分かりませんが、これで修理代が節約出来ました



みなさんとこも、プリンターお持ちなら、洗浄をやってみることをお勧めします。

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ズボンのウェスト拡張縫製の挑戦!

2017年05月16日 22時46分23秒 | Weblog

2017年5月上旬

中年になると、腹は出るばかり~そして入らなくなる洋服は増えるばかり

もう4~5年前の事ですが~
『農業大学校は、ともかく汗まみれになるから、作業服が欲しいなあ~』
と言っていたら、妻は日を置かずして気前よく4本もの作業ズボンを早速買ってきてくれました




しかし、よく見ると全てMサイズ
『なんでMなんか買ったのLでないウェストと入らんよ
それに対して妻曰く。

『だってコレ、特売で安かったもんゴムのギャザーだし、伸びるから入ると思った。体を合わせてよ
という無茶な言い訳




2色とも履いてみますが、ゴムがパンパンに伸びきっても、苦しくてホックが止まらない

俺:『安いからと買っても、使えないモノ買うなら銭を捨てるようなモノ。だいたい旦那のサイズも確かめんで、最低~』 

妻『アンタ、なんでも小さいからMで良かったい痩せなっせ
と、自分の非を認めるどころか・・・・。
俺:『なんてや~なんでもって、なんや』と、単なる喧嘩のネタになっていました

先日GWの衣替えで、数年ぶりにタンスの肥やしの忌まわしいズボンを発見
時間もあったんで、数年前のケンカも思い出しながら、しげしげと見ながら考えた
『だいたい、バカな買い物して~捨てるのも勿体ないし、他の誰かに妻の買い物のヘマの説明付きであげるのも恥さらしだし~。
もしかして、自分で改造してみるか・・・腰のウェストバンドから尻側の中心線を切り開き、そこに裾上げのあまり生地を利用して、細長い三角形の拡幅のあて布をすれば、履けるかも~』と、独り言での考察



思いたった時が吉日~裾上げで、余り生地をカットし~



仮の裾縫いもリッパーで展開して約12cmの『拡幅あて布』が出来た



いよいよ腰のウェストバンドにハサミを入れる~
『これを入れたら、もう、後には戻れない!』の緊張感




リッパーやカッターナイフを使って、尻の2列の縫い合わせの糸を解いた。



腰?尻を拡張した部分に『拡幅あて布』を当ててイメージを固めた。

切り開きの三角形の先端をどこまで切り開くかの限界も確認した
①理想は会陰部辺りまで切り開き、ジわーっと鋭角の三角形の拡幅が良いけど、縫い合わせ距離が長いと歪みも出てきて面倒。
②尾てい骨の出っ張り辺りまで開き、そこから初めても問題は無いハズ
・・と定まった。



マチ針を使って、仮止めをしてイメージを固めた。

ミシンを準備したところで、問題発生
薄浅黄色(ウスアサギイロ)の布地に対して同色の糸が無い~
せめてもの薄いグリーンの糸がない
白でも、黄色、ブルーでも目立ってしまう

仕方なく、透明のテグスを準備し、糸巻きとボビンに巻いた。



やっと、ミシンを使って縫合開始~

快調に縫えた。2列の縫い合わせで頑丈な仕上がり



裏返して確認ポケット袋の縫い込みも無く、綺麗に縫えた



普通の裾上げなら、まつり縫いで、目立たなくシングル仕上げをするところだが、『拡幅あて布』取りを優先にしたためちょっと寸足らず
ただの折り込み縫いにした。



これを4本のズボンで繰り返したが、2本目となれば、だんだんと改良
格好良くしたい部分が出てくる。
それが、切り開かれたウェストバンドの処置、工夫。

もともとのウェストバンドには、厚紙が縫い込まれていてバンドとしての強度をつけてあるが。これを切り離したために、それを埋める部分にはそれなりの厚みが無いと、ぺらぺら感がある。
裾上げで切り取ったもう1本の足の裾を織り込んで、台形のウェストバンドの型を作った



それを、元のウェストバンドに渡し断面を包み込み、マチ針止めをしてラインを1直線にして縫い合わせ繋いだ



これで、そんなに違和感のないウェストバンドが1周した。
むしろ、腰当て的なフット感が出た




ベルト通しも下縫い・表縫いの2列縫いで強化。

しゃがんだ時、一番負担の係る腰のベルト通しも、これで解(ホツ)れることはないだろう。

仕上げに、糸くず取りと、アイロンをかけて完成です。
たぶん、『ウェストの拡張縫製品』には、誰も気づきません
それにしても、裁縫も出来る旦那だから捨てずに良かったけど、
『体を合わせてよ!』的な買い物は、もうご免被りたいです。



こうしてやっと、2本の薄浅黄色のズボンと、2本の紺色のズボンの再生が完了しました。
まあ、良く見たら腰の▽は何?と気づく人も居るかもしれませんが、
『これが、新しいデザ
インのズボン しまむら の隣で売っているよ
で通せば良いこと

刃物づくりばかりではありません!
裁縫も、ミシンも上手なんですよ! 

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手づくりナタ③(柄(取っ手)・鞘(さや)づくり完成編)

2017年02月25日 22時44分51秒 | Weblog
2016年12月4日(土)

写真の記録を見たら、母の危篤の電話が鳴る前日の事でした。
『明日とも知らず~』暢気にこんな事して居たんですね。

さて、刃物づくりは、刃物だけでは終わらないのがやっかい?楽しみでもあります。

それは、(柄(ツカ=取っ手)と鞘(さや)づくりです。
どちらもこれ無しには、刃物は危ない取り扱いとなります。
肝心の鍛造よりも先に取り組みました。
ストックの3年乾燥の樫の枝から適当なモノをツカに使う事にしました。



ナイフとカンナで樹皮を剥いで白い肌を出します。
まだ鍛造に入る前の鋼材に乗せて、長さのイメージを確認。



市販の商品では絶対出来無いのが、使い手(自分)の手の形にフィットする事出来ない事です。
グリップの馴染みというのは、力一杯振りかざすモノほど重要です。
ツカを握ってみて、鉛筆で、指の型取りと、
手のひらのふくらみむ(筋肉の盛り上がり)部分、丘(きゅう)の当たる所に、ココ ○ ココ ○ と印していきます。
自分の丘は、『金星丘と木星丘が盛り上がっているから、そこには窪ませよう!凹』とか考えながら、フィット感を描き込みます



その線引き・印に従って、グラインダーで削っていきます。
もちろん印は消えますので、何度も握っては削って、ジャストフットにしていきます。
丘だけでなく、指と指の間は仕切ってくれる 凸 があると、刃物を振りかざしても、手抜け(刃物が遠心力で飛んでいく事)が無くなります。
特に、ツカの端っこ(柄頭:ツカガシラ:野球バットのグリップエンド)は盛り上がるように膨らませると、右手の小指丘(金星丘と水星丘)(空手チョップの時に刃にする、膨らんだ部分)が引っかかり、手抜けが皆無になります。
※最初から、その様な材料を選ぶようにしています。



さて、刃物では柄に入って見えない金属部分を 茎:クキ と書いて『なかご:中子』と言いますが、この刃物の場合どの様に柄に入れる(埋める)かは考えるところです。
ちなみに、方法は「中子」「本通し」「背通し」の3つのパターンがありますが、茎が全く見えない、 中子 はとてもその穴を彫れません。
本通し は、中子と柄が同じ形と広さで、金属の中子を2枚の板で挟むやり方のため、論外です。
残りは、 背通し ですが、見た目に上に金属が見え、その内にサビも出るのも嫌!と、『 腹通し して、茎の幅の材で溝を埋め金蔵が見えないようにし、中子もどき 』にする事にしました。

樫は固いので、1mmのドリルで案内穴を空けますが、背まで通さないよう深さを調整しています。




次に、4mmのドリルで斜め彫りし、案内溝状態にしていきます。



次に6mmのトリマで、直線的に同じ深さで、綺麗な溝を彫ります。
『こんな電動トリマ持っているなら、最初から、コレ使えば!』と聞こえてきますが、これも失敗経験からです。
平面の板や柱ならともかく、ガイドゲージも取り付けられない、細く丸い棒状を誘導溝無しに溝を彫るのは難しいのです。




さて、うまく入るでしょうか?



www~どうも、6.2mmくらいありそうです。
正直、茎の鍛造にはあまり気を配って叩いていませんでした。
厚さが6.0~6.5mmの間で凸凹のある下手な鍛造でした。(泣)
微調整はやはり彫刻刀による手作業です。




ツカの腹側(持った時の下面)から見たところです。
『ジャストフィット!♪』綺麗に入りました。




2017年2月上旬

母の葬式~四十九日と慌ただしく過ぎ去り、それまで放置していた作業を再開しました。
前回のブログで紹介した、中研ぎ段階では紙も切れるようになり、危なくなってきたので、ツカの完成を急ぎました
中子は溝に入りますが、固定しないとグラグラです。



口金を取り付けますが、市販の口金は丸いので、柄の形状の楕円に潰します。
その形・大きさに削ります。これもうっかり手を切る危ない作業です。




填めてみて、口金がキツイ所には、黒い塗装が着きますので、そこを少しずつ削り、緩すぎず固すぎずのジャストフィットに仕上げます。




次に、『目釘穴:メクギアナ』を、4mmドリルで空けますが、茎も焼き入れしているので、固い!

バイス(万力)に挟んで、安全穿孔。
日本刀の目釘穴は普通1箇所ですが、これには2箇所を空けました。




目釘穴に4mmの真鍮棒を釘として打ち込み、金切りノコで切り落とします。



『 腹通し して、茎の幅の材で溝を埋め、中子もどき 』の具体的方法です。
材に選んだのは、孟宗竹です。
これを溝の幅に削り、口金下まで入る長さで、埋め木にします。




接着剤は、A液とB液を混ぜるセメダインです。
よ~く練り合わせたところで。




溝にも塗り込み、埋め木、目釘にも塗り接着します。



出っ張った部分を大まかに削って、放置しました。



後日、サンドペーパーを消しゴムに巻き、柄の磨きに合わせて、真鍮の目釘棒も綺麗に平面化しまじた。



2017年2月中旬


日本刀の鞘(サヤ)は、2枚のホウノ木板等を刀身の厚さ・長さで溝を切り、貼り合わせて作られています。
そんなホウノ木は持ちませんので、7mm位の1枚板を2枚準備しました。



型取りをしていますが、三本も線が!
1番内側が刀身の型取り線。次が挟み板の接着部分。
一番外は、挟み板の切り出し線です。



ジグソーで、ジャンジャン切り出し。



木工ボンドを挟み板に塗り、クリップで挟んだ所。
刀身の形に綺麗に型取りすれば、入るかというとそうではなく、反りがあるから実際の抜き差しには、『アソビ』がないと、突っかかったり、引っかかったりとうまくいきません。
接着前に、何度も刀身を抜き差ししてみて、挟み板を調整し、改めて線引きし、その位置で接着です。
また、今日は片面だけします。
やってみると分かるのですが、ヌルヌル接着剤は、圧力が係るとジワーッと動きます。これが3枚一度にすると修正が効きません。



3日置いて、もう片面を接着し、また3日間放置。
やっと鞘の切り出しです。




ベルトサンダーを引っ張り出し、サンドペーパーも粗・中・仕上げと、3種類準備しました。



人力では、大変な作業ですが、ベルトサンダーは便利です。



角も丸く仕上げます。



例によって、鞘を持つ左手のマイ丘に合わせて、鞘の握りを削りました。
『ジャストフィット♪』



塗装は迷いました。
『白木の鞘を活かして、透明ニスにするか~?それとも、山中で落としても見つかりやすいように、真っ赤にするか?でも、直ぐに汚れるからナア~』・・・・・・
と迷った揚げ句、こんな結末となりました。



前回のブログ:ユズ伐りの実戦で、刃こぼれはしましたが、これで全て完成です。



4ヶ月もかかって、やっと完成しました。
いつも長いブログを最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

決して”危ない奴”ではありませんので、ご安心下さい。

手作りナタ②(焼き入れ・仕上げ研ぎ編)

手作りナタ①(鍛造編)


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手作りナタ②(焼き入れ・仕上げ研ぎ編)

2017年02月19日 22時35分21秒 | Weblog

2017年1月中旬

さあ、やっと焼き入れ前の研ぎが終わった。

鎬(しのぎ)部分は、焼き入れ後にはもう研がない~酸化鉄のままにしておきたいので、今の内にと仕上げ研ぎまで鏡面仕上げ~

一方、刃の部分は焼き入れ前だから、切れる刃にはしていない。
中研ぎ段階でストップし、焼き入れのタイミングを待っていた。




焼き入れ前の水桶準備~
長モノなので、園芸の土桶を利用した。

樹脂製なので、熱い鉄を投げ込めば、底に穴が空くかも?と敷居を置いた。



焼き入れに備えて、フイゴの改良をした。
掃除機のくねくねホースをブロワーと、フイゴの鉄パイプに繋いだ。
これでブロワーを邪魔にならない所に自由に動かせる。

 

炭を熾し、ブロワーのフイゴでガンガン焼いていく。



下の写真のように、鉄やステンレスを焼くと、綺麗な虹色が出る事がある。
これは、酸化皮膜に水に含まれる微量の鉄、銅等のイオンが水の蒸発によって金属の表面に付着して虹色に見せている現象で、これを過ぎると黒い酸化鉄に包まれてしまう。




ちなみに、黒い酸化皮膜はさびにくいコーティングとなり、この酸化皮膜はキズがついてしまっても、空気に触れると、金属表面が空気中の酸素と化合して、再び皮膜が再生され、防錆の働きを取り戻す優れものです。 



鍛造と違うので、目標温度は900℃。
実は、ここで携帯カメラが熱により、エラー・・・ストップした。
カメラが冷え復旧するまで、炭に突っ込み、まんべんなく焼いた。

いよいよ、焼き入れ~ヤットコで摘み、一気に投入!
『シャーッ・・ジョブ・・ジョブッ』と一面水蒸気が立ち上がりメガネも曇る。


 

ところで、 『焼入れ』 とは 鉄(鋼)を焼いて高温にしていくと、金属構造はオーステナイトに組成が変化します。
そしてこれを水や油で急激に冷やすと、鉄は炭素を強制固溶した組織となり、マルテンサイト変態)と呼ばれる、非常に硬い性質に変化します。
焼き入れがうまく出来ていないのは、不完全焼入れ甘焼き と言われ・・・。
さあ、うまく マルテンサイト変態 になっているか?



実はこの後、焼き戻し作業をしています。
焼き戻しとは、金属に粘り(靭性:ジンセイ)を与える処理で、150~250℃で行う 低温焼戻し と、400~680 ℃で行う 高温焼戻し がありますが、温度計も無いので、低温はかえって難しいので、500℃位での高温焼戻しをしました。



ホントはここで養生として熱い灰とかに埋めて、ゆっくり冷やさなければならないけど、それも出来ない。

時間がないのもあって、直ぐに粗研ぎです。
でも、研ぐのは刃部分だけです。
鎬部分の酸化皮膜を研がないように注意して、ひたすら切れる刃まで研ぎ落とします。




鍛造の時には必死で叩いていますので、平たいようですが、ハンマーの波打ちが残っています。
それを研ぎ落として、平面・鏡面にする訳ですから、へんな打ち方をしていると、研ぎで苦労します。
一生懸命研いでいると、砥石に触れている指の感覚を忘れてしまいます。

そしてこんな感じで、出血して初めて気付きます。
砥石での擦り傷は、刃物のキズより長く数日間、ヒリヒリと痛みます。

 

鍛冶屋通いの頃は、なかなか刃が付かず、あんまり大変なので、師匠に聴いた事があります

私:『焼き入れの前のまだ柔らかい時に、あらかじめ刃を尖らせておけば、粗砥も楽になるんじゃないですか

師匠:『あのねチミ(君)粗砥段階で、そんな楽をしようなんて考える事が、だいたい根性がハイッとらん

私:『いや、そんな、そ、そ、素朴な疑問です

師匠:『焼き入れされる、鉄の気持ちになってごらん 1000℃も焼けたのが、常温の水に投げ込まれ、一気に冷やされるの 焼けたガラスに水かけた事ある
パチパチッて割れるど あんな感じで、尖った刃を焼き入れすると、欠けたり、小さな目に見えないヒビが入るの チミに分かるかな

私:『ハイ良く分かりました

口答えの多い見習いと、師匠の、そんな会話を思い出しながら研ぎました。




スマホに接写用レンズをはめて、刃を撮影してみました。
なかなかピントが合わず良く分かりませんが、段々と鋭い刃になっていきます。



2017年2月上旬

実は、1~2月の寒風の中、冷たい水で、粗砥工程をトータル10時間くらい研いでいました。
その間、とうとうインフルエンザA型で寝込んでしまいました。
それだけ鍛造で凸凹になった面を平面・鏡面にするのはたいへんな事です。

今日は、いよいよ中研ぎに進みました。
先ずは、砥石面をフラットに研ぎます。中砥石は粗砥で、仕上げ砥石は中砥石で研ぎます。



刃はもう切れる刃になっていますので、タオルを巻いての研ぎです。
うっかり横滑りすると、ザックリと手が切れます。



縦研ぎ、横研ぎを交えて、鏡面と刃を付けていきます。



良く見ると、白い刀身に黒い部分があります。
これが凹の部分で、ハンマーで強く打ちすぎて凹んだ部分です。
この凹の底面まで研がないと平面・鏡面になりません。



なかなか凹が取れないと、また粗砥に戻る事もしばしば~
この苦労?を知って、日本刀を観賞すると、刀鍛冶や研ぎ師の匠の神業が本当に良く分かります。



中研ぎも数日間に渡って、指がかなわなってもバカみたいに研ぎました。



実はこの間、取っ手(柄:ツカ)も作って、はめました。
もう危なくて、握ってられないからです。
※次のブログで紹介予定。

妻の居ない所で、夜な夜な光にかざし、研ぎムラを見つけます(笑)
酸化皮膜研ぎ落とし防止の、ガムテープが目障りです。




いよいよ、仕上げ研ぎに進みました。
仕上げ研ぎは、なんとも言い難いのですが、暖簾に手押し~みたいで抵抗が無くあまり好きな工程ではありません。
が、しかし、明らかに鏡面になっていくのは快感です。



切っ先の研ぎは、これまた難しいです。



小刀くらいの短刀なら角度の調整も見えるのですが、こんな長モノになると持つのも大変で難しいです。



仕上げ研ぎは、何十時間も研ぎません。
刀身の鏡面と、包丁研ぎと同じく、カエシの確認と切れる刃の仕上げです。
新聞紙はなんの事無く、ティッシュペーパーも引けば切れますから、試し切りをしたくなるものです。




チャンスが来ました。
柚子を加工する母が居なくなったので、半分伐る事にしました。



直径2cmくらいの枝は難なく一刀両断出来ました。
5cmになると、刀身の厚みもあり、無理でした。



切れ味を試す~と言うより、ナタが目的ですので、これが本命の使い方です。
トゲトゲのユズの枝を長刀身を活かして、バッサバッサと伐りました。




結果:切っ先付近の一番力が掛かる刃が、歪んでいました。
   欠けるではなく、歪むとは靭性のありすぎ?

反省:原因は、焼き入れのマルテンサイト変態が不十分だったのか?
  (焼き入れ温度が低かった?焼き戻しのし過ぎで、オーステナイトに戻った?
   それとも、焼き戻し後の養生時間を取らなかったから?もしかして、鋼とあったものの、粗悪な鋼?もしかして、スマホのカメラ復旧とか待っていたから・・・もしかして・・・)

疑問はつきないが、美術鑑賞品じゃなく実用のナタだから、使えてナンボと、刃物らしくスパッと割り切った!

鍛造の技術を忘れないためにも、良い教材となりました。



次回は、柄と鞘の作成を紹介します。

手作りナタ①鍛造編

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手作りナタ①(鍛造編)

2017年01月30日 22時31分31秒 | Weblog

2016年11月

年末を控えて、職場で不要品の整理がされた。
その時出てきたのが、昭和53年購入(38年前)のシールがある壊れた裁断機(ペーパーカッター)。
『コレダッ!鋼鉄製!これ使える!これで青龍刀みたいなナタを作ろう!』
ネジを外して、さっそく頂いた。




支点の穴はカットしなければならないが、刃渡り45cmは確保できる。
帰宅後さっそく、ディスクカッターで穴の所で斜めに切断した。



グラインダーで、面取り。



2017年1月7日

母親の葬儀もあって中断していたが、再開のため買い物。
鍛造作業のために、ブロワー・ヤットコ・ハンマー・木炭~計10,000円なり!



バーベキュー用のコンロに炭を熾し、ブロワーの風を吹きかけ、バンバン熱していく。
(いつになったら、叩き時?)




炭は、黒炭で酸素加給燃焼時(ふいごでの送風) 900~1200度まで上昇させることが出来る。
(放置時の普通燃焼時は、700~900度)目で火を見て白っぽいなら1000度位と判断している。
でも幾ら熱しても、鉄材を白っぽくまで焼くのはままならない。
コントラストだろうが、昼間では黒っぽく見える。
果たして、鉄材が1000度になっているかは分からないが、判別法として、焼けた鉄材を炭に押し当てて、その部分の炭の色に変化があるかで判断している。
つまり、太陽の黒点が黒っぽく見えるのは、周りより温度が低いからなので、 焼けた鉄材を炭に押し当てて、その部分が黒っぽくなれば、鉄の温度は炭の1000度よりも低い~変化がなければ鉄の温度も1000度になっているハズ・・で判断している。

試しに鉄材を炭に押し当てて見る~炭の色は変わらない~で、さっと取り出し、叩く!
鍛冶屋さんみたいな専門の鉄床は持たないので、これは耕耘機の前に取り付けるウェイト(バランス取りの重り)を磨いて滑らかにしたマイ鉄床。
倒れないように、木枠で囲み、動かないように木枠を足で踏みつける作り。




叩たき出すと、直ぐに冷め始めるので、目的の整形のためには、何度も何度も焼きと鍛造を繰り返す。
それも本気で?力一杯振り下ろさないと、焼けた鉄といえどもなかなか伸びない。
1キロはあるハンマーを300回ほど、振るうと、もう終いには腕が上がらなくなる。
(鍛冶屋さんみたいに、鍛造自動ハンマーがあればなあ~鉄を鍛えるより、自分の腕を鍛えるのが先だ~)と何度も思った。

それに、最初は左手で持っていた鉄材が段々と熱くなり、ヤットコの出番となったが、鉄床が狭いのと、長モノなので、『ビーン・ビーン』と跳ね返りの衝撃が来るのにはまいった。
寒風が吹く駐車場での作業なのに、額に、背中に汗が流れる。

それに、裁断機(ペーパーカッター)の刃には、紙の離れが良いように、
出刃包丁と同じように、裏すき(裏の窪み凹部分)がある。
平たい板金でも伸ばすのに大変なのに、この窪みを平面に均しながら、刃面を伸ばしていくのには、苦労した




刃面だけを薄くなるように伸ばしていくので、余った金属は伸びるから、自ずと湾曲した反りが出来ていく。
半分でこの反りだから、全部なら相当の湾曲になることが予想できた。

2時間ほどで、腕の力が出なくなり、鉄も伸びなくなったので、半分の整形で今日は終わりにした。




2017年1月14日

前回からの1週間は、仕事は真面目にしながらも、『長モノの焼きのためのフイゴと竃』の問題解決を考えていた。
そして見つけたのが、鉄パイプ!
これにドリルで穴を間隔を持って空けて、均等に風を吹き出す様に加工した。




竃は煉瓦を並べて、狭い溝に鉄パイプのフイゴを敷いて、炭を乗せることにした。



ブロワーを吹かせると、素晴らしく均等な焼きが出来るようになった。
前回の反対側から焼いていく。




鉄パイプにブロワーを突っ込んでいるので、手元のスイッチ操作だけで良く、右手が自由になり楽になった。
(それまでは、右手でブロワーを持って、上から吹きかけて火力を増していたが、一箇所集中で炭の拭き飛ばしも多かった)




鍛造の伸ばしの叩きに一生懸命になっていると、曲がりまで気が回らなかった。
右に曲がっている。
また焼いて、曲がりを矯正したが、金床が狭いのでそう簡単ではなかった。




一応、目的の長さと形になった。
(黒いのは、酸化皮膜)



ここで、ざっくりとグラインダーで刃面の荒削りをした。



刃面を削ると、それなりの形になっていった。
でも、刃先の厚みは、1mm程もあり、全然切れない。
これから、『焼き入れ』の準備として、刀身全体の平面化の研ぎをしておく工程。
鍛造で力任せに叩いて伸ばしているので、上の写真の様にハンマーの面の形がアチコチに凸凹を作っている。
焼き入れしてしまうと、固くなって研ぎに苦労するので、今の内に平面に研いでおく工程。




粗砥で延々と研ぎ続ける~1回往復が数ミクロン単位で、鉄を削っていく繰り返し~午前中3時間くらい延々と粗砥を続けた。



気分的に滅入るので、時々研ぎ方も変えて、縦横方向にまんべんなく研ぐ・・・研ぐ・・・ひたすら研ぐ・・・・砥石も減り形も変わってくる。

粗砥工程のきつさで中途で省略し、中砥へ進んでも、どっちみちやり直しになる事は、これまで何度も経験してきた。

師匠から『ま~た、樂しようと考えとっど?なんやコラ!ここのキズ、ここの凸凹!粗砥からまた、やり直し!』とゲキが飛んできそうだ。





午後になり、『師匠、もう中砥に進んでも良いでしょうか?』
師匠:『どう!見せてみ!う~ん、良かろう!』ってな独り言いって、中砥へ。
あれだけ叩いて、凸凹だった刀身全体が、平面になって行く。
酸化皮膜も研ぎ落とし、日本刀みたいな輝きになった。



~そして仕上げ砥に進んでいった。
仕上げ砥は、なんとも引っかかり(抵抗)が少なく、舐めるような感覚なので、あまり研ぎ感覚は面白くない。
しかし、だんだんと鏡面みたいに光り出すのは、素晴らしい感覚だ。




研ぎは鎬(シノギ)面を中心に研いだ。
平面なら自分の顔が綺麗に映る鏡状態になる。
鎬(シノギ)面を中心に研いだのは、この後の『焼き入れ』をしても、酸化皮膜を残した仕上がりにするため。
一方、刃先はまだ刃をつけておらず、焼き入れの後の渾身の研ぎが待っているので、今はこれで十分とした。




早く『焼き入れ』をして、仕上げたい!

手作りナタ②(焼き入れ・仕上げ編)

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