幸せのカケラ

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プロフェッショナルな人は、自転車感覚を持っている

2017-05-12 20:00:00 |  ├セラピストのあり方
こんばんは。
伊藤裕子です。


今日は【バランス感覚】のおはなし。



数年ぶりに、自転車に乗りました。

自転車って、長らく乗っていなくても
「乗れなくなってしまった」ということはほとんどないでしょ?


 久しぶりだから、感覚が戻るまでちょっと危なっかしかった…


ということはあったとしても、


 乗れなくなってしまった

 またゼロから練習を積み重ねなければならない


ということはありません。


それは、私たちが体で、感覚で、掴んでいるからです。


その感覚をつかめるようになるまで
私たちは何をしたか、覚えていますか?

そう、ひたすら

 練習→失敗→練習→失敗→練習→失敗→
 練習→…ん?→練習→失敗→練習→失敗→
 練習→ちょっとできた→練習→失敗→
 練習→ちょっとできた→練習→失敗→
 練習→お…!→練習→…

の繰り返し。

何度も何度も繰り返して、バンランス感覚を培うのです。




 最初はなかなかうまくいかない。

 でも乗りたい。

 だから練習する。

 転ぶ。

 もう嫌だ〜!
 でもできるようになりたい。

 だからやる。

 ああ、うまくいかない…


そんなことを繰り返している時期が
実は一番、バンランス感覚を養っているとき

だからこの時期なくして、その感覚を掴むことはできないのです。


そしてそのグラグラ時期を経て、アップダウン時期に突入します。


 ちょっと成功する。
 ちょっと楽しくなる。

 調子にのって失敗する。
 うまくいった時と何が違うんだろう?

 やってみる。

 失敗する。

 またやってみる。

 今度は成功する。


そしてある時、スーッと乗れるようになるのです。


 感覚を掴んでしまえば、もうそれは自分のもの。

 体の中で掴んだものは、決してなくなることはありません。



だから、たとえ数年間自転車に乗らない日が続いたとしても
私たちは自転車に乗ることができるのです。



これは、自転車だけではなくどんなことでもそう。

スポーツや音楽なら「そうだ!」と思える人は多いみたい。
それは

 「繰り返し練習があたりまえ」

という価値観があるからでしょう。


ところが…
外国語や専門的なものになると、途端に

 「できない!」

 「無理!」

 「難しい!」

 「私には合わないんだ」

と思う人が増えるようなのです。


  


例えばカラーセラピーの場合。

カラーセラピスト養成講座に通って、セッション練習をしたとします。
初めてするのだから、できなくて当たり前。

 どう言葉を発したらいいのかがわからない。

 クライアント役の人の話を聞く余裕がない。

 次に何を言うかでいっぱいいっぱい。

 話をどう膨らませていったらいいのかわからない。


それまで習ってきたことは「知識」であり
自分の感覚・生き方に落とし込めているわけではありません。

そこで初めて自分の立ち位置が確認できる作業が、セッション練習です。


たった1回のセッション練習。

自転車で例えるならば、
初めて補助輪なしの自転車に乗ったということ。

「思うようにできない」のは、当たり前です。

なのにそこで


 私は◯◯だから、できない。

 私にはこういう癖があるのがわかった。つまり無理。

 先生は才能があるけど、私にはないからできないんだ。


たくさんの理由や言い訳を並べてみる。
その理由や言い訳が、自己正当化につながってしまうのです。

さらに、それに本人は気づけません。

そして

 私には合わないんだ → やめよう

となったり

 私はうまくできない → もっと手軽で簡単な方法を教えて

となったりするわけです。


でもね… 自転車なんです。


 感覚を培う時期をすっ飛ばしてしまったら

 手に入るのは表面的なものだけ。



自転車風三輪車に乗っても、楽しくないじゃない?
(楽しい人もいるかもしれませんが)



バランス感覚を養っているグラグラ期は、たしかにシンドイ。

子どもほど柔軟でなくなっている大人は
すぐに結果が出ないことに焦り
自分に対して見切りをつけようとしてしまう。

でもあなたの価値は、そんなものじゃないでしょう?


グラグラ期を経て、アップダウン期を超えた人だけが掴む感覚は
どんな世界にもあるもの。

そんな前提で物事と向き合えば、
できない自分にもエールを送りたくなる。


だからね
あなたがあなたの一番の応援団になればいい。

自分を裏切らずに進んだ人だけが掴める世界があるのだから。



自転車だと思ってやってみて。

伊藤裕子でした♡




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