さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

飾りを楽しむ生活♪

2016年05月17日 | ◆海野宿での暮らし

昨年(2015年)から始まった海野宿ひな祭りに続きまして

我が家では、勝手に(笑)、海野宿五月飾り?をやっております

 

格子越しだとこんな感じ。

  

 

一昨年、倉庫状態だった主屋の一角を必至で片付け、雛飾り出来るようにしましたからね。

倉庫に逆戻りしないよう主人を阻止するためにも

何かしら飾り続けようかと!(笑)

 

こうして見ますと、古いものばかりです・・・

古い家に住んでいると、古い物には困りません

 

  

ここ信州の季節から考えても

旧暦で飾ると植物がしっくりきます。

  

やっと最近になって我が家のアヤメ類が咲き始めたので

2016.5.13

一輪だけ咲いてたアイリスをすぐ花瓶に。

 

 

2016.5.17

アヤメ、ちょうど今が見頃な我が家。

 

そして先週の日曜日は母の日だったのですが

息子とパパから、お花をもらいました

嬉しい~

しかも、私の大好きなお酒2本付きで!

うふふ 

 

実は、

昨年の母の日にはアジサイを貰ったのですが

枯らさないようにと地植したのにも関わらず枯らしてしまいまして

ごめんよ~

と何度も言ってたら、

何を思ったのか、更にアジサイまで買ってきたうちの旦那さん・・・

これは珍しいアジサイ。

なんていうアジサイなのか調べてみると

オタフクアジサイ(お多福紫陽花)、というらしい。

江戸時代からある品種だそうです。

 

離れの玄関に飾ったら、すごーい華やか~

お花屋さんみたいです

こんなにお花が一杯になりましたので

何だか嬉しくなっちゃって

勢いで、玄関の室礼も変えました☆

 

離れ玄関

 

大好きな瀬戸本業窯

6代目半次郎さんの香炉と

大きいお皿は何代目か分かりませんけども、銅板転写あんどん皿

また瀬戸に行きたいなぁ。

 

玄関にお花が沢山あって嬉しい~

一昨年買ったシクラメン、まだ咲いてますよ~☆(枯らしてなーい!)

 

森獏郎さんからの年賀状。

縁起が良さそうなので額に入れて飾りました♪

手前にある陶器製の五月飾りは、喜多窯霞仙さん

  

あと毎年恒例のGW庭仕事なんかもありまして

主人の実家にお手伝いに来てもらう関係で

家中片付けしたりなど

もうへとへとでした

 

未だに荒れたままの我が家。

どうせ暫らくは庭の造成なんかできやしないので

それじゃ、せめて食べれる物を育てよう、と開墾☆

昔、建物が建っていたところの土間コンクリートを叩き割って畑にしようと

息子もお手伝い。

無筋のコンクリートは脆いので

11歳の息子でも叩き割ってしまいます。

 

しかし、こんな重いハンマー振り上げて

成長的に大丈夫か?と心配ではありますが。。。

 

 

だけど、本当に男の子って壊すの大好きで~

遊び半分で喜んでやってくれます。

一方で草取りは全然やってくれませんでしたけど

 

そんな事で

ゴールデンウィークやら、端午の節句やら、母の日やらで

5月の第一週目は、あっ と言う間に過ぎ去りました。。。

 

さて、また山積している仕事、一つ一つやっていかなければと

焦る日々が始まっているのですが、、、

 

ちなみに五月飾りは、旧暦で飾ろうと思いますので

6月上旬くらいまで飾っておきます♪

 

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竣工してもう5ヶ月も経ちますが

2016年05月15日 | 現場10~佐久市望月 古民家の改修

昨年末に一応、竣工してお引き渡しが済んでいる望月宿の古民家改修現場。

竣工してもう5ヶ月になりますが、

いろいろ手直し工事と追加残工事など残ってまして

やっと4月下旬で最後の工事が終わりました。

 

(2016.4.27)

現場近くでは、遅咲き?の桜が咲いてました。

品種は分かりませんが、ピンク色の濃い桜で可愛らしかった

 

 

 (2016.4.27)

現場のお庭でも真っ赤なチューリップが咲いていて

これまた可愛らしい~

奥には八重の山吹も咲いているし♪

 

リアルタイムな写真ではありませんけど

 

そんな訳で、一通り、工事も終わりましたので

お施主さんに最後現場で確認してもらい

清算の打ち合わせをGW中に致しましたデス。 

  

お施主さんは3人ものお子さんがいらっしゃって、

子ども達の部活等でお仕事が休みの時もお忙しく、

今回の打ち合わせは家族全員では立ち合えないという話だったのですけど

息子さんが、うちの息子にも会いたい~

という事で、

お施主さんのお子さんと、うちの息子、実は同じ歳なのです

なんとか時間を作って頂きまして、

久しぶりにお会いしてきたところでした

  

ここで、まだ竣工写真をちゃんとUPしてませんでしたので

恒例のビフォーアフター

 

台所 ビフォー

     

アフター

 

 

 

ビフォー

     

アフター

 

 

ビフォー

     

アフター

  

 

階段廻り ビフォー 

     

アフター

階段は作り替えました。

 

 

神棚周り ビフォー

     

アフター

グラついていた神棚は大工さんに固定してもらいました。

欅の立派な神棚です。

 

  

 

2階 ビフォー

     

アフター

2階にも床暖房をいれました♪

あったかいんだから~♪ (←季節外れ?) 

 

 

2階 ビフォー 

     

アフター

窓は交換しまして、2間弱(特寸)のサッシを柱の外側に外付けしました。

よって、窓は1間弱、全開します

これで屋根に布団を干すのが多少楽になればいいのですけどね

 

 

さて、こんな感じに仕上がりまして

お正月をこの家で過ごされたお施主さんご家族。

その暖かさにとても喜んで頂けたようでした!

 

GWで約5ヶ月ぶりにお会いして

第一声が、

「いや~ 本当に家が暖かかったです!!!」

でした☆

 

思わず心の中で

でっしょ~☆ 

です

 

あれだけ寒かった古民家。

寒いという肩の荷を、一気に下せた感じがするくらい、暖かさで楽になります。

 

それもこれも、

改修部分全面に、断熱材をしっかり入れ(いつものセルローズファイバー)

更に、同じく改修部分全面に温水床暖房敷設。

サッシも改修しましたし

いわゆる寒さのネックとなるような部分に対して妥協しない仕様が

(見た目には分からない部分ばかりですけど)

冬を暖かく迎えられる事に繋がります。

 

それもこれも、お施主さんが私達の考えをしっかり受け止めて理解して下さり

仕様がよい分、建設費の負担も多少あったかと思いますが、それも工面していただき、

私共が考える古民家を暖かくする方法を、最後まで信じて任せて下さった結果、

「一線を超えた」効果を実感して頂ける改修に到達する事ができました。

 

これは私達自身も我が家で実際に経験していて、

その暖かさの感動や日頃の快適さを(中には失敗もあるのでそれは教訓として)設計に活かしているのですが

いくら説明しても、最終的には経験してみないと理解出来ない事も多いと思うのです。

ですから、

最後まで私共が提案するものを信じてくれたお客様に感謝なのでした!

 

最近は、お客様がいろんな情報を調べすぎて

諸条件が違うのにも関わらず、

あそこではこうだった、とか

どちらかと言えば、温暖地の情報を、寒冷地に採用してみようとされたり

ただ断熱材をたっぷり入れれば暖かくなると勘違いしたり

(入れればいいってものではありません)

気密性の善し悪しを度外視して、空気を活かすような暖房に興味を持たれたり

特に、新潟県あたりの家づくりを参考にする方も居られますけど、

こちら信州より新潟の方が全然暖かいですし、湿度も日照も違う。

新潟で良いものが、こちらで通用するとは限りません。

  

ネットで何でも検索できる時代になり

土地柄も季節柄も全く違う場所に建つ建造物を、

カタログのように見る

というのは

とても弊害が多いなと思う今日この頃です。

 

しかし、こちら望月の家ではそんな心配は一つもなく、

(こんな私共に最後まで仕事をさせて下さるお施主様、皆さんに言える事でもあるんですが)

気持ちよく、お仕事させてもらった案件でした。

本当に有難うございました 

 

2012年の秋にお問い合わせを頂き、

2015年の冬にお引き渡し、2016年5月に完了という

凡そ3年に渡っての長いお付き合いとなりましたけれども、

とてもいい仕上がりになって良かったです

  

いつもここまで到達して改めて思う事なんですが

最後まで信じて任せて下さいましたお施主さんに感謝なのでした!

 

 

 

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善光寺木遣り唄♪

2016年05月13日 | 現場16~東御市 古民家カフェ計画

(海野宿の町並み 2016.5.4)

 

海野宿にて只今やっている丸屋改修工事(カフェ工事)。

4月は大工さんのご事情により、工事が途中少し空きまして

4月下旬よりまた大工さん再開し、人手を増やしてやっております

 

大工さんの居ない間に

化粧土台下に敷く石をどうしようかなーと

現場で検討したりしてました。

 御影石のサンプル板

 

既存の布石に意匠的にも近い感じにしたいなぁ。

石の仕上げはどうする?

予算見積もりは足りる?

 

そういうのを確認しつつ

白御影だと、既存の布石にはちょいと、合わないかなーと

黒御影にしてみることにしまして、

仕上げは、小叩きくらいがいいんでしょうけど、ちょっと単価が予算オーバーになってしまうし

どうしようかなと。

最終的にはお施主さんと打ち合わせして

凸凹の仕上げだと、お掃除が大変そう、という事で

切りっぱなし仕上げに決まりました。

 

 

黒御影の切りっぱなし。

テクスチュアは随分違ってしまいますが、色合いは、まあまあってところでしょうかね。

 

既存の布石を欠き込んで、新たな黒御影を入れたのですが

加工手間まで見積もってなかったので

既存布石の欠き込みは現場監督の主人がコツコツと削りました

丸3時間くらい掛かったようです

(大工さん達が帰った後、夜な夜なやってたみたい。お疲れさんです)

 

 

さて、現場が遅れ気味なので

大工さんは応援の大工さんを連れてきて下さったのですが

その方は、な、なーんと!御歳80歳の大工さんでいらっしゃいました

これがまた、仕事が早くって

驚きの体力なんです。

 

しかも、しかも

善光寺木遣り唄 の師範でいらっしゃるとの事

善光寺木遣りは平成3年に長野市指定無形文化財として登録され、

現在でも信州の北部(北信地域)では建築行事や結婚式などで唄われています。 

 

私も北信で仕事をした時に、竣工祝で木遣り歌を聴く機会が何度かありました。

仕上がった建物の中で、棟梁を筆頭に携わった大工さん達、時には建設会社の現場監督まで唄えることも。

これがかなりの声量で、建物内に声が響き渡り、背筋がゾクゾクしたものです。

 

その善光寺木遣り師範の大工さん。

4月30日、5月1日と長野市松代町の祝神社(ほうりじんじゃ)御柱祭

木遣りを披露するというので

それは是非見たいと思いたち、松代へ行ってきました!

 

 

こちら中央で唄っておられるのが大工さんです。

法被も、鉢巻も素敵です

 

御柱祭山車巡行コース沿いにあったお菓子司 歌月堂さんの一口大福♪

お茶請けにと大工さんから頂いてしまいました~

 

 

美味しかったです☆ ご馳走様でした

ついつい頬張ってしまうサイズで

こりゃ食べ過ぎに注意です

 

こちらが祝神社。

 

  

さて、そんな訳で

俄かに木遣り唄ブーム♪なワタクシです

木遣り唄も調べてみると、いろいろあるようで

諏訪の御柱祭で唄われる木遣り唄は、御柱祭以外で聞く機会はないように思われるのですけど

この善光寺木遣り唄は、先にも書きました通り、

建築工事やお祝い事などで北信では唄われます。

 

折角、海野宿に応援で仕事に来たからと

なんとー

海野宿バージョンの木遣り唄を即興で考えてくれた大工さん♪

7775 で歌詞を考えれば合うのだそう。

 

善光寺木遣り唄~即興 海野宿バージョン~

 

 

始めての動画投稿ですが (やり方がまだよく分かりません・・・)

善光寺木遣り唄、いいでしょう!

北信地域ではお祝い事でも唄われるので

この際、この古本カフェのオープンの時に、どうだい?

との事です~

さー、どうする?どうする?

お施主さんに聞いてみましょうかね!

 

 

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また2年越しです^^;;

2016年05月10日 | 現場14~佐久市 古民家改修計画

なかなかブログを更新できずにおりましたが、

ゴールデンウィークもやっと終わり、ようやくデスクに戻れましたので、

色々書き溜めていたものを、少しずつUPしたいと思います

  

(2016.4.14 佐久古民家 測量時撮影)

 

さて、2年前の2013年秋口頃に、同時に件のお問い合わせがありました。

その時の記事はコチラ↓

さいふうさいブログ 2013.10.11 女性建築士

 

 

その内の1件が、これから本格的に設計始まるこの佐久市の古民家改修計画なんですが

 

では、他の2件はどうなったかといいますと、

一つは、古民家を取得・改修をして店舗にしたい、という案件で、

オープン希望日程に、私の設計スケジュールでは到底間に合わないという事をお伝えし、

結果、他社工務店(その工務店さんは今はもう無いみたいです・・・)に依頼され、

今は既にお店をオープンされ、繁盛しているご様子です

(このGW中に始めてお店に行ってきたところです。お店についてはまた後日、ブログに書きたいなと思ってます☆)

  

オープン間近の頃、その後のご事情を少し伺う機会があったのですが、いろいろご苦労をされたそうで、

タイミングが合えば茂木さんにお願いしたかったね~と何かあるごとに話してました 

と仰って下さいました

あぁ、そう思って下さるだけでもとても嬉しい。 

でも、そうなんです。タイミングが、、、

私共のような零細事務所では、次々と仕事をこなすことが難しいので、

どうしても時間的に余裕のあるお客様しか出来ません。。。

特に古民家の改修工事というのは、図面を書いた範囲に工事が留まらず、

修理が増えていくことが往々にしてありまして

良くも悪くも手離れの悪いもの。

そうすると、次の計画がどうしても押せ押せになりがちに。。。

ですので、ご商売を考えている方にとってみますと、時間が掛かっていつまでもご商売が出来ない、というのでは困りますので

この件につきましては、他社に依頼したという選択は、決して間違いでは無かったと思います!

  

そして、もう一つは、それも古民家改修計画で

多少お時間にゆとりがあったお客様でしたけども、それでも様々なご事情により、少しでも早めて欲しい、との事で、

少々優先して先に設計着手して進めておりましたけども、

私の設計仕様では、最終的にはご予算内のご提案が出来たのにも関わらず、

お客様の全ての希望を叶えられない予算に合っても内容に納得がいかない

という事で、

基本設計で終了となりました。

仕方ありません。

修理をきちんとする、そういうスタンスで設計を考えている私共としましては

臭いものに蓋的な、安易な工事しか出来ない設計にはしたくありませんでしたので

(見た目だけ綺麗にするのと、修理をするのとは、耐久性においても違います)

お客様が希望している範囲を全てご予算内に納める という事を求められるのであれば、

残念ながら私もそれ以上のご提案は出来ませんので

終了せざるを得ませんでした。

こういう状況で終了するのは珍しい事ではありましたが、(予算内に納まらないならともかくも)

妥協点を探れない状況では致し方ないというところです。

 

   

という事で、

最後までお待ち頂く事になってしまった、こちら佐久の古民家改修計画

佐久望月の古民家改修計画の時と同じく、またもや2年越しにて設計が本格始動する事になった訳ですが

こちらのお客様は、かな~り前から、他社の見学等にも行ったりしながら家を直す事を考えていらっしゃったので

きっと、

ようやく順番が回ってきた~!

と思っていらっしゃるかもしれませんね

(本当に大変長らくお待たせ致しました

 

さてさて、そういう事で、4月中旬頃に、改めて建物の測量に伺いまして

1年前に一度、たたき台プランは出してありましたけども、

もう少しプランを練りたいと思います

 

ちょうど海野宿ひな祭り開催中に、

お客様、心配でいらっしゃったのでしょう

私の様子を伺いに海野宿まで来て下さいまして、その時に頂いたお土産☆

うふふ~

 

佐久の地酒 深山桜

とてもいいネーミング 

そろそろお花見、という時にお土産頂きましたので、

桜が咲き始めた頃に早速ご馳走になりましたデス♪

嬉しいな~ 嬉しいな~

(S様 どうも有難うございました

 

と、飲んでばかりいられません。

現状図をまとめてから、もう1案、考えます!

夏頃までには着工出来るように頑張らなくては!

と、公表しながら自分を追い込む作戦。(笑)

 

 

 

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