さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

スタートです

2017年04月09日 | 現場14 佐久市 古民家改修計画

いよいよ4月になりました。

慌ただしく2017年を迎えて、色んな事に追われながら、

この4月になった時点で既に今年も四半期が過ぎている、と思うとドキっとしますね  

  

そうは言いましても

新年度も始まりまして

新社会人、新入学、新生活など

「新」づくしな4月です

ドキドキ

   

そして、佐久の民家再生工事の方も着工致しまして

いろいろな事が一気にスタートした4月です

(正確には着工は3月下旬でしたけども

  

只今、部分解体中。

こうして眺めますと、お庭が素晴らしいですね

  

ちなみに、写真に写り込んでいる土管は、暗渠工事のための土管です。

こちらの古民家も床下の湿気が結構ありまして、

それだけではなく裏(昔は小山だったところを造成して今は家が建ってる)からの地中水も敷地に影響を与えているようでしたので、

今回も暗渠工事やります

5年前にやりました長野の古民家再生でも、この素焼きの土管を使って暗渠工事やったのでした

 

工事の流れとしましては

①屋根瓦は瓦を一旦全て降ろし、減築部分は解体

②建物を揚げて(揚前工事)

③建物が揚った状態で基礎工事をし

④基礎工事の出来あがったところへ建物を降ろし

⑤木工事へ

 

と続く訳なんですが

①~④までの工事が、なかなか大掛かりで、ここまでやるかどうかが大きな決断となります。費用的にも

 

屋根工事に関しては、既存の屋根が雨漏りしていなければ

屋根現状のまま、建物を揚げて降ろす、という事も可能でしたが

今回は、

下地からやり直して瓦を葺替える(屋根断熱込みで)

という計画で進める事になりました。

(これもお施主さんにとりましては、大きな決断だったかと思います。上田の古民家改修の時もそうでした)

    

そして、瓦屋根を葺替えるといいましても、費用負担もそれなりに大きいので

今回もまた使える瓦は再利用する事で進めております

(2014年に上田の古民家改修でやった手法です。屋根の断熱~上田の蚕室造りの民家改修工事~

   

既存の瓦が使えるかどうかは、瓦施工会社の方に見て頂いて判断してもらいますが、

棟瓦やのし瓦等は葺土が付着しているので基本的には使いません。

使える瓦

  

瓦の再利用は、劇的に安上がりになる訳では決してないのですが

まだ使えるものを捨ててゴミを出す罪悪感?よりも、

再利用できるものはしたい、というのが、どうでしょう。一般的な心情ではないでしょうか。

そして、それで少しでも費用が安く抑えられたら、なお嬉しいもの。

(もしかしたらこれって主婦的発想かもしれませんが 主婦感覚な設計屋でスミマセン

 

ただし、瓦自体の補償はないとの事ですので、そういう事を気になさる方にはおススメしません。

  

しかし陶器瓦の性質を考えれば、

衝撃をうけて割れる事さえなければ、近年の古い陶器瓦を再利用する事に、特に問題は無いと思われます

(いぶし瓦の場合は違います)

   

一方で、瓦を再利用しますと 

材料費は再利用分安くなりますが、施工手間は増えますから

それをきちんと見積もりした上で、

快く引き受けて下さる瓦屋さんでないとやって頂けないかもしれません。

    

瓦に関わらず「既存材の再利用」は、実は、手間、技術、道具などで成り立つものなので

メンドクサイと思ったらやってもらえないかもしれませんし、

技術・道具がなければできない事もあります。

なのでよく言われるあのセリフ、、、

新しく作った方が早い安い、

みたいな(ファストフードみたいな)事を言われてしまう事も。。。

 

ですので

民家再生のような仕事・工事を、請負う側も、発注する側も

早い安い では得られない「何か」を感じる事が出来る人じゃないと、成り立たないのかもしれませんネ

  

さて、いよいよ佐久の工事が始まった訳ですが

話はちょっと逸れますけども

実は、このお家から発掘?されたお雛様を海野宿のひな祭りに飾らせて頂く事になり、我が家で譲り受けた訳だったのですが、

その中に天神様が紛れていまして

 

 こちらが天神様

  

これが、松本張子天神 というものだと資料で知りまして、

へぇ~ と思っていたところ、

つい最近、この松本張子天神を調べているという方がうちに尋ねて来られまして

ますます興味深い事になってきました

 

横からみると、こんな感じなんです。

胴体が張り子でペラペラ?ぺっちゃんこ

 

頭だけが土雛みたいな練物なので重い。

でも胴体は紙製ですから軽い。

のに

この絶妙なバランスで自立していて、私は感心してたのですが

張り子の胴体は本当はもっとふっくらしているものなのだと、

教えてもらいました

 

で、胴体の中にティッシュか何かを詰めればいいとアドバイスも頂きましたので

来年の海野宿ひな祭りの展示の際には、トライしてみようと思います☆

   

このように思いがけない事で、注目されつつあるこの現場から出たお雛様や天神様。

お施主さんも話題になって驚いているかもしれません。

それもこれも

このブログに海野宿ひな祭りの件で色々書きこみ過ぎて

NHKの方の目にとまり取材を受け

(私は忙し過ぎて取材に協力しませんでしたが、うちの旦那さん頑張って生放送にも出てエライ!)

そしてその映像から繋がって

わざわざ我が家まで、この天神様を見に尋ねに来られたそうなので

さ、さすがNHKの影響力です

実際、放送された後はもの凄い観光客が来ましたし

問い合わせもあったそうなので、

いやはや、頭が下がりますですね、、、NHK、、、

 

という事で話題の尽きない現場ですが

今年一杯、この工事は掛る見込みですので

頑張って参りたいと思います。

 

 

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