さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

手漉き障子紙で張替~立岩和紙~

2015年10月13日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

既にお引き渡しも済んでいる上田の蚕室造りの古民家改修工事。

なんですが、

まだ幾つか細かい残工事がありまして、

おっといけない!

追加工事で随分前にご依頼を頂いていたお座敷の障子紙の張替を、うっかり忘れていた私・・・

アタター 

 

というのも、実は障子紙を特注で漉いてもらうところから始めていまして

発注したのが1年以上も前。。。

  

障子の張り替えは、お施主さんのお母様からのご依頼だったのですけど、別の用事で現場へ行った時に

「そう言えば障子紙は?」とご指摘を受け

 あああーーー!!!! 

わ・す・れ・て・お・り・ま・し・た・・・

紙を注文したままだ!

 

慌てて和紙を漉いてもらっていた立岩和紙さんにお電話したところ

ちゃーんと出来あがっていました!(あー 良かった)

  

という事で、先月中旬くらいに和紙を受け取りに立岩和紙の里へ行って参りました。

信州 立岩和紙の里

300年の伝統を持つ立岩和紙。

立岩和紙の伝承保存のため、昭和59年に建設され、平成6年には250名の紙すき体験ができる体験施設を建設するなど、時代に即した和紙のあり方の追及に取り組まれています。

こちらの立岩和紙の里では、手作り紙漉き体験が出来まして、とても人気なんだそうです

(写真は うちわ作り体験。 他に、はがき作りや、卒業証書づくりもあります)

 

こちらはうちわのお手本↓

遠目に見れば水彩画に見えるくらい!着色された和紙が巧みに漉き込んであります

(和紙を漉いた後、乾いた和紙に色を着けたものでは無いのです。)

す、凄い~!

 

このお手本を作った方が、

いつも障子紙を漉いてもらっている方なんですけど、

手漉き和紙職人さんだと思っておりましたら、こんなに素晴らしい絵心とテクニックをお持ちで驚きましたです!

ちょっと興奮してしまいました

 

今まである程度ご予算を用意できる案件では、こちらの立岩和紙の障子紙を使うようにしておりまして

まとまった量が必要な時は、特注で漉いて貰い、必要な寸法にカットしてもらっていました。

それで今回も、量はそれ程ではなかったのですが、大判サイズの障子紙が何種類か必要でしたので、久しぶりに立岩和紙さんにお願いしました。

しかも無漂白で!

何故、敢えて無漂白にしたかと言いますと、随分昔に奈良で文化財関係に納品している紙漉き屋さんのところで聞いた話なのですが、

無漂白の和紙は最初は黄ばんだ感じですが、日光によって自然と白くなっていき、その後、だんだんと黄色くなっていくから長持ちする、という事でした。

その事をお母様にご説明しましたら、手漉き和紙の耐久性の事は長年の経験で熟知されているお母様でしたので

無漂白で、という事になりました

(立岩和紙さんには、こんな面倒な注文をしておきながら、私のうっかりで1年もそのままにしておりまして、誠に申し訳ありませんでした

 

長さが凡そ1間、継ぎ目なしの手漉き障子紙です。

 

これだけ大判の和紙が漉けるところは少ないと思われますし

かなり力のいる仕事なんだそうです。

 

なぜ、こんなに大判の和紙を漉いて貰ったかと言いますと

既存の巾広障子戸の寸法に合う障子紙があれば、お施主さんや私共でも貼れる、と思っての事だったのです。

 

こちらの10帖の奥座敷の平書院と障子戸の障子を今回張り替えます ↓

改修工事前の奥座敷の様子。

 

平書院の欄間の障子紙は、お施主さんのお母様(現在85歳でいらっしゃいます)がお嫁に来た時ぐらいから、そのままなんだそうです。

書院の筬欄間、組子は細くて細かく、この巾の障子紙は売っていません。

という事は、自分で貼り替えようと思えば、横桟で一度和紙を継がないといけないのですが

その横桟が細すぎて上手く継ぎ合わせるは、、、難しい!

ので、今まで貼り替える事が出来ず

(欄間がきつくて外せなかった事ももう一つ原因としてあったようですが)

しかし、こちらの家では、障子紙は内山和紙(手漉き)を使ってきたので

この欄間もこれまで破れる事なく存続できたのだと思われます。

 

ですが、その手漉きの内山和紙も手に入りにくくなり

また、障子紙を組子寸法に合わせて裁断してくれるところもなくなった、とお母様は困っておりまして、、、

 

それなら紙をサイズに合わせて漉いてもらいましょうと、ワタクシご提案しまして

紙を漉くところから始まったという訳でした^^;;

 

  

この通り、大判サイズで建具寸法に合わせて漉いて頂きましたので

自分で貼り替えようと思えば出来なくはなさそうでしたけども、

折角、ここまでわざわざ手漉きで作って頂いたのだから

張替はプロのお願いしよう!という事になりました

ハイ。

(ならば大判にしなくても良かったのか?と、後でふと思ったりもしましたが ま、結果オーライという事で!)

 

ちなみに

紙を漉く時期というのがありまして、年中漉ける訳ではないそうです。。

理由を聞きましてなるほど合点で、

暑い時期は、水に浸されている楮などの原料が腐りやすいから漉かないんですって!

(ですから6月~9月は漉かないそうです)

 

ところが、年中、紙漉きをやっているところもあるそうで、

その場合は防腐剤を混ぜているんだそうです。

(なんだか、食品添加物みたいな話になってきますが)

もし化学物質過敏症な方が、本気で化学物質を排除しようと思うと、まさか、障子紙まで?!な話になるわけで、、、

ですので最近は、アレルギーや化学物質過敏症の方が無漂白の和紙を求めに来られる事もあるそうです。

 

こうやって其々の事情に合わせようと思えば、市販品や量産品では対応できなくなり

そういう時こそ、手仕事が本領発揮されるところなんでしょうね。 時間は掛かりますけども!

 

という事で

和紙を発注してから1年越しにて、ようやくお座敷の障子紙張替を終えましたデス

 

大変お待たせ致しました

 

過去の関連記事はコチラ↓

2009.5.12 手漉き和紙を貼ります~立岩和紙~

 

 

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上田の蚕室造り古民家改修 竣工写真(北側外観)

2015年06月14日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

もう何年携わっているのか勘定できないくらいやってる上田の蚕室造りの古民家改修工事。

設計のお声が掛かったのが2008年ですから、今年が2015年で、、、

とうとう7年目に突入してしまいました

 

昨年の4月には外回りの工事を残したまま、引き渡しを済ませおりましたこちらの現場。

昨年の11月に屋根や雨樋等の板金工事を終えまして、

その後、引き続き、外壁の塗装や漆喰塗りを予定しておりました。

塗装工事は昨年に終える事が出来たのですが

漆喰塗りの方は時期的な問題がありまして

(寒冷地では凍結の恐れがあるため)

今年の春に工事をする事になり、左官屋さんが入って下さるのを待っておりました。

そして5月下旬に現場入りして頂きまして、やっと外壁の漆喰塗りを終えたところです

 

 

  

こちらが改修前です。↓

(北面)

  

 

そしてこちらが改修後です↓

今回の改修工事は生活部分の改修がメインでしたので、北側の外壁も2階の蚕室部分だった部屋は一部まだ昔のままです。 

屋根は全面に外張り断熱を新たにやりましたので、瓦は葺き替え、そして、屋根断熱のため屋根の厚みが増えたので、雨樋もやり直しました。

外壁は2階一部と、1階は最初は改修部分だけ塗り変え予定だったのですが、最終的には全面塗り替えになりました

   

こちらの家は、とにかく大きい建物で、間口12間以上もあります。

延床面積は、なんと132坪という、とてもとても大きい明治の蚕室造りの古民家。

ここら辺の一戸建て住宅 3棟分 はあります!

(なので写真に建物全体像が納まりません)

しかし、これだけ大きいと、改修するにも維持するにも生半可な事では出来ず、

各代が 家一戸分新築するくらいの費用 を投じて、

ここまで屋敷として残ってきたと言えます。

  

質実剛健が家風だというお施主さん。

建物も暮らしにも華美なところがありません。

ですが、「質」というものをよく分かってらっしゃる家で、安普請はされてこなかった。

解体工事をしても、いい材料を使った普請をされていたので、痛みもあまりありませんでした。

長持ちするものはどういうものか、これだけの年月を耐えてきた古民家に暮らされているからこそ分かっているのだと思います。

  

最近思う事は、この「質」が分かる人が少なくなってきているように感じます。

物が溢れ、物を簡単に手に入れる事が出来るようになり、物の耐久性を考えなくても良くなったからでしょうか。。。

 

と、ちょっと話が逸れてしまいましたね。

 

これで一応、外壁も仕上がりましたので、そろそろ工事としては目途がたってきたというところでしょうか。

あともう一息。(と言いながら、まだ少し掛かりそうですけど

これだけの建物ですので、直し始めると、あちこち気になるところが出てきたり

お施主さんご家族も先月5月に引っ越してきたところなので

これからまだ手直し等あるかもしれません。

 
と、思っていたところ、早速畳替えのお話があったり

いいですよー

まだまだお付き合いします! 家づくりってそういうものだと思うもの。

そうこうしているうち、2期工事ってなっちゃったり、は、しないとは思いますが

実際、別の物件ではこれから5期工事というのもあります。

このように建築って、物の売買等と違って、手離れが悪いものですけど

だから面白いのかもしれません

 

 

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やっと板金屋さんが入ってくれました

2014年11月13日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

暫くブログを更新しておりませんでしたが、上田の古民家改修工事はまだ続いております(汗)

  

5月に一応引き渡しは済んでおりますが、外部工事が残っておりました。

その中でも板金屋さんがなかなか捉まらずで、工事が延び延びになっていたのですが

ようやく10月半ばに現場入りして頂きました

 

 

事前にお施主さんと「屋根」「雨樋」「雨樋の受け金物」の色を決めました。

 

「雨樋の受け金物」については色を指定しなければ一般的には銀色になります。

上田市はあまり雪は多くありませんけども、たまにドカッと降る事もありますので

雨樋の受け金物の間隔を1.5尺ピッチにします。

  

一昔前はこれが3尺ピッチでしたので

雨樋が雪の重みで曲がったり歪んだりしているのをよく見かけます。

 

そんな訳で、今は1.5尺ピッチで受け金物を取り付けているのですが

「雨樋の色」と「受け金物の色」があまりにも違い過ぎると

この受け金物が密に取り付いているため目立ちます。

ですので、敢えて受け金物の色まで指定しています。

(面倒臭がられますけどネ) 

    

さて、こちらの下屋の屋根を修理をすることにしているのですが

 

塗装の塗り替えで保てるのか、板金をやり変えた方が良いのか

設計側では判断しきれなかったため板金屋さんに判断を仰ぎまして

結果、板金をやり変える事になりました。

 

屋根をやり変えると言っても

剥いでやり変えとなると、外壁が絡み、補修工事範囲が更に広がってしまいますので

既存の板金屋根の上に新たな板金を被せる、という方法をとる事になりました。

  

既存の板金屋根の上に新たな屋根下地を作ります。(防水も)

  

  

下屋屋根の修理完成です↓ 

 

 雪止め金物も新たに付けてもらいました。

  

と、ここまでは良かったのですが、

まだ大屋根の雨樋の交換が残っていました。

 

こちらの板金屋さんは本当にお忙しく、

なんでそんなに忙しくて連絡も殆ど取れなかったのかと聞けば

大きなお仕事を幾つか抱えていたそうです。

その一つに、飯山駅の工事もやっていたそうです。

ちょうど数日前に飯山駅開業のニュースがやってました。

   新しい飯山駅開業で記念式典

これね~ なるほど。

道理で捉まらなかった訳だ。

 

そんなお仕事の合間を縫って

私共の現場に入って頂いたのですが、

私が「雨樋の受け金物」を色付きでお願いしてしまったため

特注で納期が掛かり、

納品を待っていると板金屋さんのタイミングが合わず、、、 

   

もう来年じゃないとできない!

 

と仰るじゃないですか

がーん

  

や、やばい。。。

私のせいか、、、。

と、

ちょっぴり責任を感じていたのですが

  

なーんと!

急に、現場に入れるって連絡がありまして!!!

今日から再度また現場入りして下さいました!

 

わーい!なんとか年越さずに済みそう!

  

というところで、この機会に我が家の雨樋も修理してもらえないだろうか、

とか、密かに思ってたりします。

(今年の記録的大雪であちこち破損してしまっているので

  

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工事は続く、まだまだ続く?!

2014年08月24日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

今年5月に一応お引き渡しが済んでいる

上田市の蚕室造りの古民家改修現場。

P1060989

改修後 台所

  

なのですが、

  

昨年くらいからずーっと

私共でいつもお願いしている板金屋さんが

つかまらない状況が続いておりまして、、、

外回りの工事が残っております

 

板金屋さん、

海野宿の当事務所の板金工事も

お願いしたところでして

お付き合いは長いです。

Dscf5968

(2006年 海野宿 屋根板金工事の様子)

 

 

古民家の改修工事では

複雑な部分を手加工してもらう関係で

できれば慣れた板金屋さんにお願いしたく、

まだ終わっていない上田の改修現場だけでなく

今年の大雪で被害が出た他の現場や

そして我が家の破損した雨樋も

修理をお願いしたいと考えてまして、、、

数ヶ月前からずーーっと連絡するも

なかなか連絡がつかず

見積もり依頼の書類を送付するも

梨の礫。。。

いよいよ最後の手段

うちの主人は仕事から帰ってくる社長さんを

待ち伏せする

という強行手段でもって

ようやく会って話をすることが出来たのが

先々月下旬の頃でした

   

お話を聞くところによれば

昨年は増税前の駆け込み需要の仕事で忙しく

更に追い打ちをかけるような

今年2月の記録的大雪

長野県内の被害も相当ありましたから

とてもとても忙しかったとの事。

  

いつもなら

お見積もりだけでも直ぐ出して頂けたのに

それすらも全く出てこないので

本当にどうしちゃったんだろう?

と心配だったのですが

 

大雪の影響で資材不足となり

なかなか材料が入ってはこない上に

待ち切れなかったお客さんに

工事をキャンセルされてしまうとかで

とても痛い思いをしたということでした

気持ちも凹んでいたようで

見積もりもやる気力が無くなってしまったとか。。。

    

いえいえ

私共に依頼して下さるお客様は

皆さん何年も待って工事を進めている

お施主さんばかりですから

(上田のお施主さんは足掛け6年にもなりますし

大丈夫ですよ!

と言っても

凹んでしまった気持ちは

なかなか元に戻らないのかもしれません

 

それでも今まで一緒にお仕事させてもらった職人さんですし、

お盆も明けたところですので

再度アプローチしたいと思ってます

  

という訳で、、、

(いつも言い訳なブログでスミマセン

  

上田の古民家改修工事、

残っている外回り工事がなかなか進まないので

取りあえず

いろいろ工事中に変更や追加もありましたし

お施主さんご自身も

何が未了工事で残っているのか

把握が出来なくなってきたので

一覧にしてまとめて欲しい

との依頼もあり

ここで一旦、工事の増額減額などの

途中精算の計算を取りまとめまして

お盆前に打合せをさせてもらいました

 

設計監理者として

一応、工事の増減については

大凡把握していたつもりでも

かなり細かい変更が幾つもありましたので

打合内容や工事写真等

全て整理をして計算してみると

思っていた以上に増額になっておりまして

焦ったのですが

 

お施主さんにその事をご説明すると

奥様はさらっと

だってこちらがお願いした事ですからね

と仰るじゃないですか。

 

これ、

なかなか普通に言えるセリフでは無いです!

 

買い物をするならば

追加したものに追加代金を払うのは

当たり前ではありますが、

 

建築では

追加工事や変更工事の増額に関しては

トラブルになりがちなところ。

 

しかし本来、

お施主さんときちんと打ち合わせしながら

その都度、承諾を得て進めていれば

トラブルに発展する事はそうはありません。

  

打ち合わせをしているのにも関わらず

揉める事になるのは

過去、何度か手痛い思いした案件に共通していたのは

依頼者契約者違う場合!

依頼者が娘で、支払いは親(契約者) とか、

依頼者が義父母で、支払いは息子(契約者) とか、

そんな案件で

最後、揉めるんですね。

何故、揉めるのか、

その最大の原因は

依頼者施主との間で

(私の経験事例ではすべて先方の親族間の事なんですけどね!)

打ち合わせ内容が共有されていない

事なのです。

 

ですから精算時になって 

増額を容認出来ない、

内容に納得できない

という事になりやすい・・・

で、最終的に

設計者や工事者にその責任を押し付けようとする。。。

 

ということが

経験上、最近分かってきたところでした

 

設計監理者として

施主側の親族皆さんに全ての説明責任があるのか無いのか

という問題がありますが

世帯を別にしている親族にまで

全て説明するのは現実的に難しい部分もあります。

ですから、

打ち合わせの窓口は一つにして頂くように

私はお施主さんにはお願いしています。

 

上田の古民家改修現場においては

改修中の古民家に暮らされているお母様、

そして別の借家に現在お住まいのお施主さんご夫妻(お施主さん)

という中で

皆さんが資金繰りの出来る立場の自立した世帯でしたので

私としては、お施主さんは実質3人という認識でした。

ですから3者のご意見、ご意向を汲んだ設計と工事を努めて参りました。

 

そして、

私が今まで手痛い思いをした案件と大きく異なっていたのは

打ち合わせ内容をきちんと共有するように

お施主さんご家族皆さん自身が努めていらっしゃったことです!

メールも同時配信するようにお施主さんからご依頼されましたし

80歳過ぎたお母様も私からのメールをきちんと確認されていて

凄いのです~

 

なので

今回の奥様の発言は当たり前であっても

ハッとさせられまして(良い意味で)

こんな当たり前なお言葉に

つい感激してしまう私も

相当病んでいるのかもしれません 

  

そんな病んでいる?私にお施主さんから

時折メールに嬉しいコメントが

旦那様、奥様の両方から

綴られてくる事もありまして

長かった設計期間~工事期間も

もう6年近くもなり

まだ終わってはいませんけども

本当にここまでお付き合い下さって

有り難い事だと心から思う次第なのです。

 

そんなお施主さんからの嬉しい一言

また引用させてもらおうと思います♪

-------------------------------------------------------- 

奥様より(今年の年賀状)

↓ ↓ ↓

栖風采さんにお願いして本当に良かった~~

と思ってます。あともうひとふんばり、、ですね。

そして次は(何年後?)

 

奥様より(引き渡し直後のメールより)

↓ ↓ ↓

連休中に子ども連れて2泊しましたが
キッチンや洗濯機への動線が短くてやっぱり使いやすい!と
感激しました。小物の引越しはまだまだですが
(子供相手なのでなかなか捗りません・・・)
改めて、茂木様方にリフォームをお願いして良かったと
思っております。

  

旦那様より(仮引き渡し前に頂いたのメール)

↓ ↓ ↓

なにやら夢のようです。
これも茂木さんや職人の皆さんのおかげです。
お蔭様で快適な年始が過ごせそうです。

旦那様より(お盆中に頂いたメール)

↓ ↓ ↓

PS) 白木の床は想像以上に快適です。

--------------------------------------------------------

とっても嬉しいです(嬉泣)

そしてまた次、

頑張ろうという気持ちになりますネ

 

そんなお施主さんからはよく

もう何年も待ったからなぁ(笑)

次、また茂木さんにお願いするとなれば

一体、何年先になるのかなぁ(笑)

とか

ついこの間には

未改修部分の蚕室を直すとすれば

どれくらい金額掛かりそうですか?

なーんて

もう次期の工事の話をしてみたりして

 

この大きな蚕室造りの古民家の改修、

まだまだ工事は続く、まだまだ続く?!

 

新築住宅のように

一回で全てが整う家づくりと

古民家の何代も続く家を改修しながら住み継ぐのと

家づくりの有り様は違いますが

私共が現役で頑張れる間は

古民家の行く末を見守りつつ

お施主さんとも長~くお付き合いさせて頂けますように努めていきたいです

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上田 蚕室造りの古民家改修工事 やっとお引渡しです。

2014年05月06日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

上田市の蚕室造り古民家改修工事です。

3月下旬に

一足早く、お施主さんのご厚意により

ご苦労さん会にお招き頂きまして、

ほっと一息ついたところでしたが、

ほっとし過ぎて気が抜けた訳では

無かったのですけども

(なんだか言い訳じみていますがっ)

年度末から新年度にかけて

色々雑務があり

ようやく動けるようになった!

と気がつけば

もう4月が終わってしまう~

 

月日が流れるのが早すぎて

確か、お施主さんには

ゴールデンウィークに引っ越ししたいと

聞いていたので

こりゃーいけない!

  

 

我が事務所の人手不足は仕方ないとしても

消費税絡みの影響もあってなのか

職人さんの手配もままならず、

(しかし毎度のことでもあるような、、、)

   

ゴールデンウィーク目前にして

なーんとか

ギリギリ

建物内部の残工事とクリーニングを

辛うじて終え

5月1日から2日にかけて

お引き渡し&お引越しを

一応

済ませる事が出来ました

 

5月2日には

本当にギリギリで洗面のオーダーしていた鏡もつきまして

ようやく洗面コーナーが完成。

 

改修後 ↓ 

P1070143

 

改修前 ↓

P1120617

改修前はこのような脱衣場だった所を

洗面コーナーに。

この建材を剥ぎ取ると

想像していた通りの構造材が現れました。

構造材は真っ黒でしたが

状態が比較的良かったので

アク洗いまではぜず、

清掃の上、塗装を軽くかけて

綺麗にしました

 

2

既存天井がとても低いこともありましたので

新材には古色を施さず

木の色をそのまま活かし

明るくモダンな感じになりました

 

洗面コーナーに続いて

脱衣室があります。

Photo

脱衣室の可動棚。

このゾーンは計画段階から

奥様とあれこれ悩んだ所でしたが

最終的にはこのような形に落ち着きました

 

脱衣室。

P1070111

一応洗面器がついてますが

洗面器というよりは

多目的シンクとして使えるものを

つけています。

また、

洗濯にはお湯も使いたい

というご要望でしたので

お湯水が出る2ハンドル混合栓をつけてます。

 

そして、冬場や外出時など

お洗濯物をここに干したいということでしたので

手動昇降式ホスクリーンもつけました。

P1070104

水回りにも全て床暖房が入ってますので

冬のお洗濯物も良く乾くと思います

もし、これで寒い脱衣室ならば

洗濯物を干そうものなら

北面の外壁側で

間違いなく結露して

カビなどの原因になるでしょう。

 

実は、この脱衣室は漆喰塗りなのですが

施工時期が悪かったため

漆喰の乾きが悪く

カビっぽい状態になりました

慌ててカビを掃除機で吸い取り

できるだけ換気扇を回してもらって

最悪は漆喰の塗り直しを

お願いしようと思っていたところ、

床暖房が可動出来るようになると、

壁がきれいに乾きまして

心配していたカビや

壁の斑も無くなりました。

(良かった~!)

  

さて、5月2日には

お施主さんのお引っ越し作業と同時進行で

クリーニングも行われまして

2階のお部屋もすっかり綺麗になりました。

 

2階 改修前 ↓

(蚕室番号でいうと「三番」と呼ばれている部屋)

P1040759

 

改修後 ↓

P1070222

こちらの部屋にも床暖房入ってます。

エアコンは必要無いようにも思うのですが

念のため

エアコン用の電源も設置してあります。

 

照明器具がとても映えて

こちらのお部屋も明るくモダンな感じになりました。

 

お施主さんの旦那様は

古民家特有の「得体の知れぬ暗さ」に

子どもの頃から怖れていたそうです。

その印象を払拭するためも

旦那さまのご意向を受けて

今回は敢えて新材に古色で色調を整えることはせず、

 古材の「黒(焦げ茶)」は尊重し、

 新材の無垢の「白木の色」はそのまま活かし、

 壁は「漆喰の白」

という3色を基調として意匠をまとめました。

 

ですので、トイレも

床のタイルと手洗器は「黒」

壁は漆喰の「白」

腰板等の無垢の松板の「木の色」

という3色です。

P1050977

手洗いカウンターだけは

外材のパイン材で

杢目が荒く気になったので

柿渋をご提案して塗りました

 

勝手口も

床タイルは「黒」で

壁は漆喰の「白」

サッシの色も

お施主さんのご希望により「白」

P1070163

  

 

茶の間の薪ストーブ&炉台の玄昌石も「黒」ですしネ

P1040413

 

茶の間

Photo_2

古材や薪ストーブの「黒」

漆喰の「白」

床暖房対応のパイン無垢3層の床材の「木の色」

の3色。

ちなみに改修前の茶の間はこのようでした。

P1120635

既存の天井を撤去して

元々吹き抜けだった茶の間に戻した格好になりました。

  

北側の縁側も今回改修をしたのですが、、、

木部の色が、

 元々の古材の色と、

 昭和の改修時の塗装の色、

 そして今回の改修の白木の色

という木部の色だけで3色になってしまい、

あまりにも纏まりがなかったので

昭和の改修時の塗装を剥いで古色を施しました。

 

改修前の北縁側 ↓

P1040694

スミマセン

子連れ建築士のワタクシ、、、

私達が測量しているのを

真似しているうちの息子が写ってます、、、

(当時3歳か4歳だったのに今は9歳・・・)

 

改修後の北縁側 ↓

2

床を直したついでに床暖房も敷設し、

窓サッシも取り替え、

天井も断熱材を入れるため張り替え、

そうすると、古壁も気になってきて

工事途中で漆喰の塗り直しをご提案し、

結局は全部直すことになってしまった

北縁側でした。

 

さて、これで室内のお引き渡しは

一応、終えた訳でしたが、

まだ外回りの工事が残っています。。。

 

何故か板金屋さんが全然つかまらず

引き続き工事は続きますが、

 

とにかく

私共にお声がけして頂いてから

6年もの長きに渡り

辛抱して待って頂いていた

お施主さんのお母様に

ようやく新しい水回りを

使って頂けるようになって

本当に本当にお待たせしました!

という気持ちです

 

あともう少しですが

(と、ずっと言っていますが

最後まで頑張りたいと思います

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一足早くご苦労さん会~上田 古民家改修工事 ~

2014年03月24日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

上田の古民家改修現場。

およそ一週間前に

待ちに待った建具がようやく入りまして

工事もあと残すところ

僅かとなって参りました。

 

建具が入っていい感じになった北の間~台所です。

P_1060084_3

(改修後 2014年)

   

P1040710

(改修前 2008年)

  

↑の写真に写っているおチビさんは

お施主さんのお子さん

ではなく・・・

うちの息子です。

当時4歳。

いつも子連れ建築士な私で

そんな私を快く受け入れて下さるお施主さんご家族皆様に

深く深く感謝するばかりです。

  

そのようなお施主さんより

まだ工事は終わっていないのですが(焦)

一足早く

ご苦労さん会にお招き頂きまして

先週末、

私共家族と育休中のスタッフを連れて行って参りました。

 

ちなみに

昨年の3月から育休中だったスタッフは

残念ながら

この3月で退職することになってしまいました。

建築関係から足を洗って

新たに別のお仕事に就くということです。

折角、建築の勉強をされてきたのに

勿体無いなぁ、

と思うところもありますが

しかし、新たな分野で

彼女の秘めている才能を

是非活かしてもらいたいと思います!

(頑張ってね) 

 

さて、話を戻しましてご苦労さん会ですが、

P1060141

薪ストーブと床暖房の入った暖かな茶の間で

大工さん方々と一緒に

みんな和やかにお昼をご馳走になりました

嬉しいですね。

 

2008年に私共にお声を掛けて頂いてから

なんと実に5年半も経過している改修工事。

計画期間がとても長かっただけに

やっとここまで出来た!

という安堵感と嬉しさが

お施主さんからも感じられました。

 

私までもつい、

安堵してしまいそうになるのですが

いやいやまだ残っている工事もありますし

ご提案しないといけない事項も残っているので

気は抜いてはいけない!

と自分に言い聞かせているものの

正直、お施主さんの表情を見て

ホッとしています。

 

また、 

ご苦労さん会のために奥様とお母様が

この台所をお使いになりまして、

置くところが沢山あって使いやすくなった

と仰って下さいました。

(良かった!)

 

P1060063

(改修後 台所 2014年)

 

幾つか私の確認不足や

奥様からのご要望をきちんと汲み取って

設計に反映出来てなかったところ等もあり

現場で手直ししてもらったところもあるのですが

結果的には上手く納まって

台所もいい感じになったかなと

思います☆

お盆置きカウンターが

奥様のアイデアでGoodでした!

  

P1040714

(改修前 台所 2008年) 

 

 

この5年半もの間に

子ども達も皆大きくなりました!

9歳になったうちの息子を

追いかける5歳の娘さん

更にそのお姉ちゃんの後を

追いかける2歳の息子さん

(かわいい~

P1060145

P1060147

みんなでぐるぐる

 

いいねぇ~

うふふ。

 

壁は作らない!

設計条件でしたからね。

 

    

こうやって代々受け継がれてゆくだろう家に

家の歴史から見れば

ほんの一時期のことではありますが

私共が携わらさせてもらった事に

感謝したいと思います

 

帰りには

引出物まで頂いてしまいとても恐縮でしたが

その中にこんなお酒が~っ

P1060185

宮城県のお酒☆

浦霞禅

ちょうど我が家の庭先で

初物の蕗の薹が採れたので

早速一杯デス~

  

うまーい

スイスイ~といけちゃいます。

う~ん幸せだー!

(横でうちの旦那が呆れてマス。)

 

お施主さんご家族皆様からのお心遣いに

心より感謝です!

どうも有難うございました!

 

まだ工事は続きますので

引き続き

頑張りたいと思います

 

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形になってきました(北の間)~上田の古民家改修工事~

2014年02月08日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

形になってきました第二弾。

上田の古民家改修工事現場

北の間です。

P_1040770_2

新設する建具がまだ入っておりませんが

(只今、建具屋さん製作中です。)

こんな感じに仕上がっております。

 

今回は、お施主さんの希望により、

改修した部分の新材には古色を施さないことにしました

天井の高さが凡そ2100㎜という低さで

建築基準法の居室の天井高さの最低基準ギリギリというだけありまして、

天井も梁もいい色合いなのですが

古材の色に合わせて新材の木部を全て古色塗りしてしまっては

重厚感と共に圧迫感もあるため、

出来るだけ明るくモダンされたかったのだと思います

  

改修前の様子 ↓

P_1120636

 

工事中の様子 ↓

既存の床組解体。

P1310930

床下の地は、特に湿気も無く

昭和時代の改修による

コンクリートの布基礎が

周囲を覆っていますが

床下の空気も流れて状態が良かったので

土のままにしておくことにしました。

P1020497

大引を新設↑。

既存の大引は栗材だったのですけども、

新設する大引は理由あって4寸角の米ヒバを使います。

  

撤去した古い大引(栗材)は

釘があまり刺さっていない部分を選んで

挽きなおしてもらい

框などに転用しました

P1030063

  

床には、私共の定番となっている

セルローズファイバー断熱材を入れます。

135㎜もの厚みのセルローズを

密度55㎏/?で吹き込みます。

そのため大引には形の無いセルローズファイバーをしっかり受けるための板を張ります。

P1320153

大引の上に、次は根太を張ります。↓

P1020763

大引と根太の懐を使って断熱材の厚135㎜確保します。

根太はすっぽり断熱材の中に埋もれることになりますので、

断熱材を根太間に入れるよりも隙間なく

床下をしっかり断熱材で覆うことが出来、

床の気密性も増します。

 

セルローズファイバーはこんな材料です。↓

P1050584

この材料は新聞紙から出来ていて

感触は綿屑みたい。

ボード状やマット状の断熱材と違って、

形が謂わば無いといいますか

自立できない材料です。

ですので返って

隙間や歪みのある古民家には

馴染みがいいと思います。

しかし、

隙間があるとセルローズが飛び出してしまうので、

セルローズを吹ける状態にすることは

その反面隙間を防ぐことに繋がり

施工面では難しい部分があるものの

近年、採用し続けています

   

セルローズファイバー断熱(乾式)の

施工の様子です↓

P1320590

大工さんではなく専門の業者さんにお願いして

セルローズファイバーを吹き込んでもらいます

 

次に、この上に下地を張りまして

床暖房パネルを設置します。

P1320817

 

そしてようやく仕上げの床材を張ります。

今回使用した床材は上野住宅建材さんのアドモントです↓

P1040771

出来てしまえばなんてことのない床に見えるでしょうけども

施工の過程の通り

見えないところに材料と手間を掛けています。

  

それもこれも、

寒冷地における古民家生活が本当に半端無く寒く辛いためなのです。。。

  

朝起きたときの寝室が日本一寒いのは「長野県」

というような情報ニュースもありました・・・

一般的な住宅ですらそうなんですもの、

古民家ならどうなるでしょう・・・

   

こちらの改修工事はまだ完成していませんので

床暖房はまだ使えないのですが、、、

この古民家に長年住まわれてきた

お施主さんのお母様曰く、

「足元からガクガクくるような寒さが無くなった

と仰ってました!

 

  

断熱材を入れたからと言って

無条件に暖かくなるわけではないのですが、

気密性が良くなり隙間風がなくなったせいもあるでしょうし、

また、断熱材による保温効果もあるのかもしれません。

 

あー早く床暖房を入れてあげたいのですが、

中電待ちということで。。。うむむ。

 

ちょうど本日、

床材を納品して下さった上野住宅建材さんの営業の方が信州へ来られるというので、現場に寄って頂きました

そのついで?に、現場のお手伝いもして下さったとか。

どうも有難うございました☆

   

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やっと形になってきました(茶の間)~上田市 蚕室造り古民家改修工事~

2014年01月18日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

昨年末に辛うじて水回りを使えるようにして仮引き渡ししました上田の蚕室造りの古民家改修現場。

まだ工事は続いておりますけども、

先週、現場へ行く用事がありましたので

ちょこっと写真を撮ってきました

 

「茶の間」と呼ばれている部屋のビフォーアフターでございます。

Photo

左の写真は、2008年の秋口に測量に行ったときの写真です。

ちなみに写っているのは、

お施主さんと、うちの息子です。(当時まだ4歳)

子連れ建築士なワタクシでございますが

そのような状況をご理解して下さるお施主さんに本当に感謝です。

以来、かれこれもう5年以上も経ってしまっているのですが

ようやく右の写真のように形になって参りました

こうなってきますと「茶の間」という部屋名から

イメージされるようなお部屋じゃなくなってしまったかもですね

 

こうしてビフォーアフター見比べてみますと、

既存の天井を無くて吹き抜けにした(戻した)だけ、、、

と思われるでしょうが

計画段階ではかなり悩まされた茶の間でした。

  

出来あがってしまうと

なんてことはないように思われるでしょうけどもね、

いろいろありましたのデス

(思い返すと懐かしい)

   

 

こんな3Dパースもスタッフに描いてもらったなぁ。

2012年6月頃。

P1220151

ご覧の通り、薪ストーブの位置が違うのが分かるでしょうか。

当初は神棚近くに薪ストーブを置きたいというご要望でした。

最終的には納まるべきところに納まったように思います

P_1050258_2

 

  

また、照明器具も悩みました。

いろいろご提案しながら

やっとお施主さんから承諾を得られたー

と思ったら

梁の問題とか、

まーいろいろありましたデス。

それもまた、今となればいい思い出です

  

   

既存の天井を解体したら、

こんな魅力的な小屋裏が現われまして

天井を張るべきかどうか悩んだこともありました。

P1020147

  

しかしこの部屋に薪ストーブを設置しますから、

法律上、防火の配慮も一応しないといけませんし、

選んでいた照明器具の電動昇降機を設置するためは

天井の懐が必要でしたので、

やはりそこは計画通り天井を張ることで進めることにしました。

  

P1050235

↑ 電動昇降機で上げ下げ出来る照明器具です。

  

壁面に照明器具を付けることが出来れば

もっと色々ご提案出来たのですけどね。

既存の土壁を残す関係で

壁付けは不可。

 

いろんな制約の中、

やっと、和紙で出来た古民家にも似合いそうなモダンな照明器具で決定したのですが、

もし似合わなかったらどうしようかと

内心、最後までドキドキでした。

でも、いい感じに納まって良かったー!

最終的にお施主さんにもとても気に入って頂けてホッとしているところです。

  

   

電動昇降機、こんな風に照明器具が下がります。

器具の長さもワイヤーで調節できるので

お施主さんに見て頂きながら決められます。

後で変更も可能だし、これは助かります。

P1040719

ちなみに、写っているツナギの方は

お施主さんです~!

昨年末のお掃除風景です。

お施主さんも手伝ってくれました

(お施主さんの働きは大きかったデス。現場はとてもとても助かりました。有難うございました!!!)

  

さて、先日現場へ行った時ですが、

相変わらず子連れ建築士なワタクシだったのですが

ちょうどお施主さんもいらしたので

お施主さんの娘さん(5歳)とうちの9歳息子

一緒に遊べてとても楽しそうでした

P_1050194_2

お施主さんのお子さんと

うちの息子。

ゴロゴロしてます~

   

まだ床暖房は入っていないんですが、

薪ストーブの温もりで心地いいんでしょうかね~

 

2008年の設計段階の測量時には

まだ0歳だった娘さんでしたが、

もうこんなに大きくなって~!

 

子供達が楽しそうに走りまわったり

遊んだりしている様子を見ている時が

これまた嬉しいものですネ

 

さて、あともうひと踏ん張りです。

最後まで頑張ります!

 

 

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屋根の断熱~上田の蚕室造りの民家改修工事~

2014年01月07日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

昨年のお盆過ぎから本格的に工事の始まった

上田市にある蚕室造り古民家の改修工事。

 

工事が予想以上に早く進みまして

ブログで工事の様子を紹介する間も無いくらい忙しい現場でした。

  

工事期間は今年の春まで予定していたのですけども、

あれよあれよと工事が進み

昨年末には仮使用出来る状態にまでになりまして

Photo

神棚に年神様を迎える準備も昨年末に何とか整い

新年を迎えて頂くことが出来ました

  

ということで、

工事のまとめとして

まだ竣工はしていませんけども、

昨年の様子を何回かに分けて

UPしていきたいと思います

 

さて、

寒冷地における古民家の改修と言えば

古民家に暮らしたことのある人にとっては

誰もが暖かく住まえるようにしたい

と願うものです。

それくらい

寒冷地での古民家生活は本当に厳しい。

 

一方で、

瓦葺き2階建ての古民家の場合ですが

夏、2階が暑くてたまらない

という声も非常に多く聞かれます。

 

古民家だから夏は涼しい

と思われがちですが

必ずしもそうとは言い切れないのが実情。

 

今回の改修計画でも

お施主さんからのご要望の一つに

冬の寒さ対策と同時に

夏の2階の暑さ対策もありました。

P1020182

(こちらは2階。改修前 ↑)

   

そこで、

ご提案したのが屋根の外張り断熱です。

天井の上に断熱材を入れる天井断熱ではなく、

屋根の野地板と屋根瓦の間に

断熱材の層をサンドイッチみたいに設けるやり方です。

 

こうすると、2階の天井面(野地板現わし)は

そのまま活かせることになります。

Photo

2階 工事途中。

天井面は既存のままです。

  

 

しかし、

こちらの蚕室造りの古民家。

間口が2階だけでも12間もあります。

Dscf0025

改修前の外観 ↑

建物が大き過ぎて写真に納めきれません!

  

しかも、

屋根瓦は十数年前に葺き替えたばかりで

とても綺麗な陶器瓦屋根・・・

P1280090

この屋根を断熱材を入れるために

また改修するというのは、、、

勿体ないと思うところではありましたが、

費用対効果はそれなりに見込める実感が

今までの設計事例で感触を得ていたので

屋根の外張り断熱をオススメしました。

 

そうは言いましても

この大きな古民家。

屋根だけで87坪もある大屋根ですから

その屋根を外張り断熱するとなると

瓦を全部一旦降ろして工事を進める事になり

屋根の葺き替え+断熱工事

となりまして、

それ相応の費用が掛かります。

基本設計段階の概算時で、ウン百万円。。。

当時のご予算の約1/5を占めてしまう程でした。

うーむ。

 

ですので設計段階では

屋根の全面断熱化はやらない方向で進んでおりました。

 

ところがです。

工事着工直前の工事費の調整段階で

ご予算が色々な事情で増えまして(?!)

屋根の外張り断熱をやることになったのです!

お施主さんにしてみれば

一大決心だったのではないかと思います

 

   

既存の屋根瓦を降ろしている様子。 

P1020795

古い鬼瓦。

残念ながら状態が悪く

新しい鬼瓦に交換することになりました。

 

P9239352

既存の瓦を一旦降ろします。

 

P1020803

こちらが今回、屋根に使った断熱材です。

相シャクリ加工された断熱材を使うようにしています。

アキレスQ1ボードRZ

http://www.achilles.jp/product/construction/insulation/q1-board/

 

P1320397

既存屋根下地の上に断熱材を敷き込み、

その上に通気層を設けます。

 

P1320407

通気層の上に新しい野地板。

 

P1320428

ルーフィング。

 

P1320649

瓦桟。

 

そして降ろした既存の瓦を葺き直します。

P1020934

P1030817

妻側から見て

白木の部分(登り淀)が新たに断熱材を敷き込んだ部分ですので

屋根の嵩が高くなったことが一目で分かりますね。

 

 

このような断熱工事をすることで

建物が断熱材で蓋をするような格好になり

夏、屋根面から室内への日射の影響を緩和することが出来ます。

また冬は、室内からの熱が屋根から外へと逃げていくのも防げます。

つまり保温性が増すわけです。

 

昨年末に

お施主さんの楽しみにされていた薪ストーブも設置されました

P1040413

ヨツールのF3。

とっても素敵です。

クラシカルなデザインのエナメル塗装の艶感と

玄昌石の炉台の質感が

とっても似合ってます

  

薪ストーブ自体は小型ですが、

床暖房が改修部分のほぼ全面に敷設されているので

きっと暖かい部屋になると思われます。

床暖房は残念ながら昨年末までに

使える状態にならなかったのですが、

この薪ストーブを焚いてみてその効き具合から

お施主さんは断熱工事の効果を実感されつつあるようでした

 

床暖房はまだですが、

とりあえず薪ストーブが昨年末に

間にあって良かったです。

 

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ショールームでタイルの確認

2013年10月12日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

上田市で現在進行中の古民家改修工事。

さて、そろそろ内装の色などを

決めていかないといけないのですが、

次の打合せではタイルを

決めようかと思っております

 

今日はショールームへ行ってきまして

ずうずうしくも

お施主さんが選ばれたキッチンの扉の面材と

私が持参したタイルの見本とを

実際に照らし合わせて

色や質感の確認をしてきました

P1030020

 

こうして扉と合わせてみても

実際にタイルが接するのはカウンターなので

カウンターとも合わせてみようと思いましたら、

私が写真を撮れるようにと

ショールームのスタッフの方が2名がかりで

タイル見本と扉見本を押えて下さいました

(ご協力有難うございました!)

 

P1030013

艶の感じが面材と近いので

これが一番いいかな~

 

   

P1030016

こちらは大理石っぽい感じで

落ち着いていていいかも。

しかし、少し壁面が暗くなるかな。 

 

  

P1030018

こちらも大理石っぽいタイルで

少しピンクがかってます。

我が家の台所のタイルと同じで

以前、お施主さんはこんな感じもいいねー

と仰って下さいました。

どうでしょうか。

面材よりもタイルの方が

ちょっと重たい感じになってしまうかな?

 

何種類ものタイルを候補に選んでいたのですが

やっぱり実際の面材で確認してみると

合うタイルは自ずと絞られてきます

カタログだけではどうしても

質感は確認出来ませんので

出来るだけ実物のサンプルを取り寄せたり、

お借り出来るものは借りたりもしまして

慎重に取り合わせを確認します。

  

あとトイレのタイル候補を

うちの仮設事務所の腰板に合わせてみました。

P1030026

上田の古民家は

「赤松の家」というテーマにもなってます。

上田地域では杉が育たず

赤松が主要な材料として用いられていたと、

お施主さんのお母様から教わりました。

ですので

床材と腰板も松か赤松で行きましょう!

となりました

おトイレの床は今回はタイルにしましたので

タイルと赤松の腰板の兼ね合いを確認。

(うちの事務所の腰板は杉板なので

手前に赤松の板も置いてみてます)

   

 

さて明日は打合せなのですが、

まだもう1つ、検討事項がありまして

(茶の間の照明)

計画時からずっと難問で

やっといい解決案が出来た!

と思ってたのに、、、

  

やっぱり古民家の改修は

事前にいろいろ調査して

予測を立てて

あちらが立てばこちらが立たぬを

なんとか上手く折り合いがつくように

案を絞り出すのですが

  

それでも

甘かったところが

  

ここどーするんだっ

てところが。。。

  

そこに梁があったのねー 

そーよねー

分かってたハズなのに

あぁ。。。

 

ちょっと甘かったなぁ。

がっくし

  

天井を張る前に解決案を考えないと!

  

ということで

さて

これからもうちょい

悩みますかね

  

  

追記:2013.10.13

   

タイルが決まりました~

P1030027

こうして一つ一つ、物を決めるのは

お施主さんにとりましても

なかなかエネルギーの要ることだと思います。

奥様には、サンプルのコーディネートに

積極的に参加して頂きまして

楽しいタイル選びでした♪

 

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趣味の木彫り~農民美術~

2013年09月09日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

上田の蚕室造りの古民家改修現場では

連日、ガンガンと工事部分の解体が進んでおります

 

とても大きい蚕室造りの古民家ですから

片付けも容易ではありませんけども、

お施主さんが要らないという物の中に

ちょっと気になる物がありました

 

それは

お施主さんのお母様が趣味で彫られた木彫り。

上田市発祥と言われる農民美術の木彫りです

P1020438

(上田獅子)

  

なかなか上手いと思うのですが

捨ててしまいたいと仰るので、

幾つか頂戴することにしました

(この上田獅子の木彫り皿

我が家に飾りたいと思います~)

  

それからこんなお皿(?)もありました。 

P1020427

右のは制作途中の物で

左のは完成品。

  

完成品を参考にしながら続きを彫ってみようかしらん。

と思っても、

なかなか趣味をやっている時間もないし、

いや、でも、

息子の夏休みの作品とかに

やらせてみるものいいかも~ですね

(そうしよう!)

  

農民美術の制作の様子が掲載されているサイトがありました↓  

『わがまち手仕事』 農民美術

http://www.nhk.or.jp/nagano/teshigoto/100629.html

しかし、これを見たからと言って

彫れるとは思えませんが、、、

トライしてみたいような、

うーむ。

  

先程のお皿みたいなものですが、

うちの織部のポットの敷き台にぴったり!でしたので

これも頂戴することにしました

 

Photo

 

ポットも敷き台も

ワイルドな存在感があり

とても似合ってマス。

ちょうどいい敷き台になりました。

有難うございました~!

 

ちなみに、このポットですが

赤津焼の宮地生成さんの作品で

織部の色と、

その地模様の独特な感じに惹かれて

以前、衝動買いしてしまったものです。

2010.4.26 瀬戸物の町で~陶祖まつり

   

  

  

さて、木彫りはまだ他にも色々あります。

P1020442

P1020424

 

いくつかは自分用にキープしておりますが

もし欲しい方がいらっしゃいましたら

お世話になっている方や、知人に

お譲りしたいと思っておりますので

どうぞご連絡下さいね

 

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上田市の古民家(蚕室造り)改修工事 いよいよ解体始まりました。

2013年09月03日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

上田市の古民家(蚕室造り)の改修工事がいよいよ始まります。

先月から一応、着工はしておりましたけども

解体は昨日から始まりました。

 

建坪が凡そ86.5坪、延床面積132.5坪の大きな民家で

昭和の増築部分を除いた元々の蚕室造りの部分は

1階 間口12.5間 × 奥行凡そ5.5間

2階 間口12間 × 奥行4.5間

というもの。

大きくて、いつもどこがどの部屋か一瞬考えるとこが多いです(笑)

特に2階は

部屋名じゃなくて、蚕室番号で呼び合ってまして

図面も蚕室番号で記しています。

 

さて、家の中の片付けも

実はまだ終わっていなかったのですが

大工さん達は

片付いた部屋から

ガンガン壊していきます

P1020171_2

 

追いかけられるように

お施主さんのお母様と、私とで

頑張って片付けていましたが

お母様は82歳ですから、

無理をされて入院とかになっては困りますし

私なんかへっぴり腰で、役立たずですから

(むしろお母様の方が軽やかに動かれます!)

最後は、大工さん達に

家財道具をばばーっと移動してもらいまして

 

昨日1日であっという間に

4部屋解体しました!

 

こちらは↓茶の間です。

P1020169

茶の間の天井を剥ぎましたら

予想通りの空間が現れました!

これはいいです

思っていたよりも梁もいい色が出ていますし

これで壁を綺麗にすれば

素晴らしい空間になります。

  

この空間を実際目にしまして、

うん!

薪ストーブの位置は計画通りで良さそうだと確信しました。

(薪ストーブの位置はいろいろ意見の分かれるところでしたので)

  

屋根も10年前にやり替えているのですが

野地板も良いものでやり替えてあるので

現場の大工さん達は声を揃えて

「このままで素晴らしい空間になるわなー」

と仰ってくれました

  

容積としてはかなり大きい空間になりますが、

薪ストーブと床暖房も入りますし

断熱も、天井断熱ではなく屋根断熱を施します。

    

修理する必要のない大屋根なのですが、

そこを敢えて屋根瓦を一旦下ろしまして

(屋根面積が大きいのでかなーり大掛かりではありますが

野地板より上に全面断熱材を敷き込む屋根断熱にします。

(これかなり重要なポイントです)

 

修理する必要のない屋根に

敢えて予算をかけて

屋根断熱にするかしないか、

計画段階ではお施主さんも悩みました。

  

何しろ、屋根面積が大きすぎて

断熱化に必要な費用が、百万単位ですから、

躊躇しますよね

  

それで計画段階では一度、屋根断熱は止めたのですが

最後、予算枠が何故か増えたため

(こういうことは非常に珍しいことではありますが嬉しい事)

屋根断熱計画が復活! 

 

P1020145_4

 

神棚の上にも立派な梁がドーンと渡っています。

私共はだいたい想像していた通りなのですが、

 

大工さん達は始めて目にしますので

「こりゃすげーわ!」

と仰ってました

 

親方がしみじみと

「昔の大工は、

よくこんなでかくて曲がりくねった梁を

力のかかり方を考えて組めたよな。

おら達にはできねー。

スゲーよな。

学ぶこといっぱいあるよ。」

と仰ってました

  

P1020146

P1020165

取次の部屋も解体終了~。

  

 

P1020117_2

お部屋も終了。

 

  

P1020149

北の間の終了。 

 

今まで見えなかった床下部分がこのように露わになって

さてー・・・

早速悩むところが出て参りました。

土台が、どうして土に接しているのか

礎石はどこへ?(あるはあるはずなのですが)

多分、以前の修理の時の考え方にもよるのですが、

コンクリート土間を土台に絡めちゃっている部分もあり、

コンクリートがね、

床下の通気がね、

あ~、、、となります。

  

実際、シロアリ駆除も以前されたことがあるそうなので

なんとなくそうなる原因は分かります。

仕事そのものは悪くないのですが。 

  

さて、こうしてブログを書いている間にも

今頃は2階の片づけを大工さん達に手伝ってもらって

作業されている頃だと思います。

午後にはまたお手伝いに行ってこようと思います☆

  

 

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設計もいよいよ最終段階にきて

2013年06月19日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

ようやく梅雨らしくなって参りました

P1290815

雨に当たった草花の緑が鮮やかで美しい。

 

さて、

設計中の蚕室造りの古民家の改修計画(上田市)

いよいよ最終段階に差し掛かっています。

  

実施設計はとりあえず終えておりますが、

設計に応じた工事見積金額をお施主さんに提示し、

ご予算と照らし合わせた調整が必要な部分もありまして

何度か見積もりを修正し、

判断をお施主さんに伺っている段階です。

 

お施主さんにとりまして工事金額を決めるということは

家づくりにおいて非常に重要な判断ポイントとなるわけですが、

 

古民家の改修工事において

建物単体の工事だけでなく、

「屋敷」全体として修繕しなければならないことも多く、

設計図として描き起こすいわゆる計画部分の他に

付属屋や敷地に関する修繕が発生することもあります。

   

今回の古民家改修工事のお施主さんは

この家で生まれ育った息子さんで、

今はこちらには住んでいません。

  

この古民家には現在、

82歳になるお母様がお一人で住まわれて

古民家を守っておられます

 

息子さんご家族が、

これを機会に家を住みやすく改修して

ご実家に戻られるのですが、

この家のことを一番知っているのは

なんといってもお母様!

お施主さんは息子さんですが

お母様のご意見も非常に重要ですので

何度も家族会議を開いて協議されています。

  

誰か一人の考えで推し進めては

後々、家族の不満が残ったりしますので

家族会議、家づくりにはとても大事なことですね。

  

 家を守ってきたお母様

 施主の息子さん

 そして奥様

 

3者の意向をまとめるのも私(設計者)の役目でもあるのですが、

この計画を始めて5年目。

(途中、設計を中断していた時期もありますが)

様々なご提案をしてきました。

  

基本設計時にご提案したもので

ご予算的に厳しいと諦めていたものがあったのですが、

なんとっ

この最終段階に来て、復活?!

更に、屋敷の修繕も追加?!

という

ちょっと驚く展開になって参りました。

  

えぇっ ご予算は?!

先々週くらいに工事金額の調整に頭を悩ませていたのに、

何故なぜ? どういうこと???

   

キーパーソンはお母様でした♪ 

 

仕事で忙しい息子さんご家族が、

改修した後は当面、屋敷に手を入れなくてもいいくらいまで

今回工事をさせてあげようというお母様。

凄いです。

屋敷として古民家を守るというのは本当に大変なことです。

それだけに、きちんと将来を見据えておられたお母様。

頭下がります。

 

古民家ブーム(?)な世の中になってきましたけども

本当の意味で古民家を守り受け継ぐというのは

生半可な気持ちでは無理だと

私も海野宿で古民家と屋敷を所有してみて思うところ。

     

今回の計画はお母様のお力添えもあって

工事範囲が増えまして   

只今、急ピッチで

工事範囲の変更に伴う設計の変更

(というか元へ戻るみたいな)

作業を繰り返しておりますが

  

一方で、今回の工事でお世話になる

職人さん達との打合せも進めています。

   

今日は左官屋さんが現場を見たいと仰られるので

ご案内いたしました

  

P1290816

主屋の前庭には一面にイワダレソウが

可愛らしい花を咲かせていました♪

 

写真に写っているのが左官屋さんの親方。

ロン毛ちりちりの髪に

可愛らしい絵柄の手ぬぐいを頭に巻いて

カッコいいジャケットとジーンズという装いで

若者と見間違えるような

70歳になる親方です

 

P1290814

後ろ姿、70歳には絶対見えないです!

カッコいい~

 

この親方、

昨年、「信州の名工」に選ばれたんですって!

  

海野宿の我が家をはじめ、

最近の私達の現場はみな

この左官屋さんにお願いしていました。

  

この親方の良いところは

面倒見が良くて、研究熱心なところ。

私達の現場では何かと難しい現場が多く

(工期だったり予算面だったり)

そんな時に相談に快く乗ってくれたのが

この親方でした♪

有り難い~

 

お話好きな親方なのですが

最近、入院していたこともあって

心配していたのですけども

お元気になられて良かったデス!

 

さてさて、

工事を進める準備もしないといけないし

その前に

工事範囲の変更に伴っての

図面や見積もりの変更依頼やら

いっそいでやらないといけなくて

まだまだ焦る日は続きそうですが・・・

 

頑張らなくっちゃ~

  

   

左官屋さんに関する過去の記事↓↓↓

2009.4.18 外壁の土壁~荒壁風仕上げ~

2009.11.30 うつわの侘助~左官屋さん

  

   

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床下の状況を見る

2013年06月09日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

上田市の蚕室造りの民家改修、

只今、設計もだいたい終わりまして、

工事金額の調整をやっております

  

その中で、工事には含めないつもりであったお座敷に

20年前くらいにシロアリが出たことがあって

シロアリ駆除をしたものの

やはりその後が心配だということで

お座敷の床下を見て参りました。

 

P1290629

 

P1290631

床下の状況は、悪くはありませんでした。

湿気もあまりなく、

シロアリ駆除の跡が残る中

うちの旦那さんが床下に潜り

土台、大引、根太などが大丈夫かどうか

部材を叩きながら確認。

P1290636

 

P1290638

昭和の頃の増築工事がなされた時に

土台に接触するように土間コンクリートが打たれています。

これがあまり宜しくないのですが

当時は、逆に、

土間を打てばシロアリが来ないという説明をされたそうです。

(でも本当は違うんですよね。。。)

恐らく、昭和の工事の後、

数年後に、シロアリが出たと思われます。

平成5年にはシロアリ駆除がされて

その後は大丈夫な様子。

P1290639

P1290646

P1290649

見た目はシロアリに喰われて傷んでいますが

シロアリはもう居ませんでしたし

木材の芯はしっかり残っていましたので

とりわけ心配する程ではありません。

古民家の部材は

現代の住宅で使われる部材よりも大きいことが多く、

たとえ、部材の周りがシロアリにやられていたとしても

残っている芯だけでも

今の新築住宅で使われている材と同等ぐらいは残っていますので

そういう点から考えてみても

部材が大きいということは

ある意味安心なところもありますね。

  

さてさて、

お施主さんが心配されていた床下の状況も分かりましたし

遅れていた工事着工に向けて

最後、詰めて参りたいと思います

 

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薪ストーブ炉台の仕上げ候補

2013年05月16日 | 現場7~上田市 蚕室造り民家の改修

今年の春頃から工事着手を目標に進めておりました

上田の古民家改修工事ですけれども、

もう春どころか、

立夏も過ぎまして

焦りながら

図面の最終チェックや訂正、修正の繰り返し日々。

ううーー

終わらない!(超焦)

  

P1280845

図面をいくら描いても、

お施主さんに対して

一つ一つご説明し、

確認し、

承諾を得る、

というプロセスを経ないと

次へ進まないものです。

  

計画段階からずっと保留・先送りにしていた様々な課題を

今、ここで決めていかなくてはなりません。

   

大凡、一通り図面を描き上げたところで

詳しく設計の内容を説明するために

GW中

お施主さんと何度か打ち合わせをさせてもらいました。

     

ずーっと、お施主さんと共に悩み続けてきた

「茶の間」の空間をどうするか。

  

薪ストーブの設置位置

空間のイメージ

照明器具

などなど、

なんとか承諾を得ることができました

(ホッ )

 

と思いきや

薪ストーブの炉台の仕上げに

イメージの相違がありましたので

いっそいで

別の候補をチョイスして

サンプルを取り寄せてみました。

P1290265

上から2番目あたりが、

先日、お施主さんから 

こんな感じがいい、

と仰ってたもの(石の文鎮)に似ているかな。 

いいかもしれない。

 

上から3番目の玄昌石も良さそう。

  

今回の古民家改修計画では

木部は敢えて古色を施さないことになりましたので

白木のフローリングの上に置いて

色目を確認。

 

P1290271

 

P1290274

 

どうだろうか。

お施主さんに意見を聞いてみなくては

   

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