その昔、”社長”と呼んだ男

　　　　　　　　　　　　　


キャバクラ。
自分は少年から青年への過渡期の時に非常に興味があった場所だ。





表の世界の娯楽の代表格は東京ディズニーランドを要する遊園地だが
裏の世界の娯楽の代表格はキャバクラではないか？
※もっと深いサービスの物もあるが（笑）

そこは、”アトラクション”と割り切って行けばなんともないのだが
下手に純粋な奴が行くと痛い目にあう。

以前のバンドのDrをやっていたメンバーの”Ｙ氏”がキャバクラを
”彼女”を作れる出会いの場と勘違いして痛い目にあっていた。

どうも、彼女を作れたと勘違いしたみたいで
彼女キャバクラ嬢が専門学校行く費用が足りないと
”Ｙ氏”に泣きつき”Ｙ氏”は何も疑いもせず
お金を十数万”寄付”していた。

しかし”Ｙ氏”が”寄付”を渋りだすと”彼女”は音信普通になったそうだ。
俺が、「そのキャバクラに行って取り立てをしてきちゃる！！」と
吠えたのだが

Ｙ氏「彼女はそういう子じゃないです！」

と言われ”拒否”られた。


数日後。

再度、俺に取立てを依頼しろと意気込んだのだが

Y氏「いい勉強になりました！！」

だから、いいですと断られた・
高い授業料だなと言って苛めてやった（笑）


という具合に下手にのめり込むと痛い目にあう”アトラクション”でもある。
しかし、今回の話の”社長”は金があるからそんな事は別に問題ないし
ちょっと、女性に対する見方が常人とは違うというのをアタマに入れて見て欲しい
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ライブドアの社長が

●人の心はお金で買える
●金を持っているやつが偉い
●女はお金についてくる

と言って世間の人からあ～だこ～だ言われているが
それよりも以前に上の名セリフを言っていた”友人”が居た。


そいつはポルトガル系の顔をしていてよく見ると↓



にそっくりだった。


彼は実家が商売をやっていてしかもバイトしなくても当時から金の羽振りが良く
将来は実家の商売を継ぐから俺が勝手に”社長”と呼んでいた。


しかし、金があるのに何故か”女”に縁がなく。本人も女性を目の前にすると
本来の自分が出せず、話がまったく出来ず”ダメ男くん”になってしまう。

いつしか、”社長”の考えは自分が悪いのでなく女が悪いと決め付け
それだったら、”相手”がリードして話かけてくる所に行けばいいという
発想に辿りつき

キャバクラという話に繋がるのであります。
でも一人で行くのがちょっとという事でそのお供に選ばれたのが


俺なわけであります


もちろん、オゴリでアリマス（笑）
だから、若いときに行きまくったキャバクラは自分が金を出したことが
無いのです。


でも、”人の金”でキャバクラに行くのにSaifa青年は”社長”を立てると
いう事をせず。
ひたすら、”自分”が楽しんで”アトラクション”が終わった時に
”社長”に厳重注意を喰らった事が多数ありました。

しかし、肝心の社長の”彼女”作りは一向に出来る気配もなく

社長は、キャバクラに行ってもダメでした（笑）


それで、Saifa少年が社長にカウンセリングをして見ました。
社長曰く、

こんどは相手が可愛すぎてダメだと


OH~社長それじゃ、手の施しようないぜbaby~
どうも自分より、顔の”ランク”が下でないと落ち着いて話せないそうだ。
顔のランク付けは”社長”の独自判断だそうだ。


それで、”合コン”なるものを開いてあげたりして
”素人”で免疫を付けさせようとするも

合コン後に”社長”は一人の女の子と仲良くなった？のだが
その女の子から、俺に連絡が入り

女「社長、キモいんだけどどうにかして！」

とSOSが入り、”社長”の素人離れが逆にドンドン加速してしまった（笑）


それ以来、女は金でどうにかするという発言が多くなってしまった
俺的にはそれでもまだ彼女を作りたいという気がある根性が凄いと思ったが


もうコリャダメだと、ボクはさじを投げていたのですが
暫く月日が経ってから、

当時、場末の飲み屋で働いていたのですが
俺の携帯がもの凄い勢いで鳴り響いて出てみると”社長”からだった。


社長「今、女とお前の所に行くから席を２つ空けとけや！

・
・
・
・
Saifa「社長！！今なんと？」


おとっと、まさに”社長”らしい”発言"だぜ。

”女とお前の所にいくから席を２つ空けとけ”宣言だよ。
こりゃどんな子か楽しみだぜ。


"社長”が女を連れて来るという事件は”速報”で仲間連中に
緊急連絡網という事で通知済みだ。

後は社長待ちだ。


ガラガラッ（ドアの開ける音）


Saifa「らっしゃい～　何名さま！！　あ、社・・・・・長」





うっ！！！



Saifa「あ、空いてま・すよ。　あ、どうぞ・・・」

（リアクションがとれねぇぞ）

店長も俺の耳元でこう囁く

店長「S、Saifa君・・キミの友人の彼女・・」
Saifa「後にしてくれって！」


社長「ここで、飯食ってから”コイツ”の店に行くんだよ！」


エッ、もしかして同伴なの？


つまり






社長が幸せなら俺はそれでいい（笑）


人それぞれ”アトラクション”の楽しみかたがあるんだね。


Saifa「んで、社長・・。何から飲むんや」

女・社長「おい、どうする？　え～どうしようかなぁ～？」

Saifa「・・・生中にしよう生中！社長は生中だ」←早く逃げたい。

社長「じゃぁ、生中を二つ！」


Saifa「生中、二丁！！！　あいよぉ～！！」
といって、厨房に逃げた（笑）






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